ベボガ!波乱万丈の4年7カ月を笑顔で締めくくる最後の「カッキーン!」

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ベボガ!が9月23日の神奈川・CLUB CITTA'公演「ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~」をもってグループを解散した。

「ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~」の様子。

「ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~」の様子。

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ベボガ!

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2014年に「ベースボールガールズ」として活動をスタートさせた彼女たち。2016年7月にはアイドルグループ・虹のコンキスタドールのファミリーユニットとなり「ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)」とグループ名を変更し、今年1月のディアステージ移籍を機に「ベボガ!」へと改名した。4月には日本コロムビアよりメジャーデビューを果たしたが、グループは解散の道へ。ラストライブの模様はニコニコ生放送を通じて生中継され、会場に足を運べなかったベボボ、ベボ女(ベボガ!ファンの呼称)も5人の最後の晴れ舞台をリアルタイムで見届けた。ニコ生では開演直前に楽屋からの生中継も行われ、緊張しながらもいつも通り和気あいあいとした5人の姿が配信された。

コンタクトを付けて登場した鹿目凛。

コンタクトを付けて登場した鹿目凛。[拡大]

ビマベ! / 夏の永遠ガール(Type-A)

ベボガ!「ビマベ! / 夏の永遠ガール(Type-A)」
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ビマベ! / 夏の永遠ガール(Type-B)

ベボガ!「ビマベ! / 夏の永遠ガール(Type-B)」
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各メンバーがラストライブに向けた思いを語るオープニング映像ののち、ステージを覆う紗幕には「OVERTURE」に乗せて準備運動をする葉月梨花、三浜ありさ、水沢心愛、水戸しのぶ、鹿目凛のシルエットが紗幕に浮かぶ。「カッキーン!」のかけ声と共に紗幕が下りると、5人はベボガ!最後の作品となった8月発売の両A面シングル収録曲「夏の永遠ガール」でライブをスタートさせ、「あなたのハートにクリーンヒット! 私たち、ベボガ!です!」と声をそろえて挨拶した。開演前の楽屋中継で「今日はライブ中に発表がある」と予告していた鹿目は、冒頭の自己紹介で「実は私、今日……コンタクト付けてます! だから本当に全部顔が見えるの!」と発表。観客と同じように話を聞かされていなかったメンバーをもホッと胸をなで下ろしていた。

「ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~」の様子。

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挨拶を挟んだ次のブロックでは、「CHANCE」や「リアルな獣を呼び覚ませ」などベースボールズガールズ時代の懐かしい楽曲が6曲連続で披露された。続いて「4文字メロディー」「ドラマよりもドラマティック」とベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)改名後のシングルやそのカップリング曲と、ベボガ!はこれまでの歴史を追うようにライブを進めていく。会場の左右には後方まで届く花道が伸びており、5人はMCの時間になると花道へと飛び出し、自由奔放なトークを繰り広げながら後方の観客にも笑顔を振りまいた。

「ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~」の様子。

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Be!(Type-A)

ベボガ!「Be!(Type-A)」
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Be!(Type-B)

ベボガ!「Be!(Type-B)」
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「次の曲に私たちは励まされました」という葉月の言葉に続いて歌われたのは、ベボボ&ベボ女との関係性を野球に例えたベースボールガールズ時代のナンバー「ヒーローインタビュー」。さらに5人は「泥だらけチャレンジャー」「ココロ×クロスゲーム」と野球モチーフの楽曲を並べ、水戸は「この3曲はホントめちゃくちゃいい曲で、活動休止中にりかんぬ(葉月)の落ちサビに何度救われたか」と苦難の時期を振り返った。終盤戦に差し掛かり、鹿目が「今までこの曲は泣いてグズグズ歌えなかったから、今日は最後だし、みんなの近くに行って笑顔にするよ!」と宣言すると、5人は花道を駆けながら「アカネスカイ」を笑顔で熱唱した。さらに「スーパー☆スター」「かちとばせ!栄光のレインボー」とエモーショナルな楽曲が続き、場内の熱気は急上昇。5色のペンライトがフロアを煌々と照らした。「朝までライブしたいよー!」とぐずる鹿目を「最後はエモい曲だからちゃんと歌えるかな」となだめたり、普段と変わらぬ様子の5人だったが、ライブはいよいよクライマックスへ。メジャーデビュー曲「Be!」では水沢の「歌が苦手な私がアカペラで歌ってる曲で、最後だから言うけど……ずっと心細かったんです。なので最後は皆さんも歌ってくれますか?」というリクエストを受け、冒頭のアカペラパートはベボボ&ベボ女とメンバー全員での大合唱となった。そして5人はラストシングル「ビマベ!」で本編を終え、汗だくの笑顔でステージをあとにした。

スケッチブックでベボガ!への感謝を伝えるベボ女。

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手紙がうまくめくれずあたふたする水沢心愛(左)をサポートする水戸しのぶ(右)。

手紙がうまくめくれずあたふたする水沢心愛(左)をサポートする水戸しのぶ(右)。[拡大]

アンコールではメンバーが1人ずつ、最後のメッセージを伝えた。葉月は2014年2月23日の初ライブからの4年7カ月を振り返り、3度目にして満員となったCLUB CITTA'の光景と客席から飛んでくる「ありがとう!」の声に思わず大粒の涙をこぼしてしまう。一方「こうやって最後の挨拶をしてるけど、ベボガ!が解散するということがまったく実感できない」というメンバー最年少の三浜は、「この4年半でいっぱい成長できたと思うし、いろんな言葉や思い出をもらったので、これから何があっても大丈夫だって自信をもって言えます」と気丈にコメントしながらも「ほぼ毎日一緒にいたメンバーと会えなくなるのは寂しい」と別れを惜しんだ。水沢がプリント出力した手紙をフリップのように読み上げると、情熱とユーモアが混在したメッセージとあたふたとした動作で会場は笑いに包まれる。水戸は最後の最後まで変わらない水沢のあとで「やりずらくなっちゃったな……」と困惑しつつも、これまでベボガ!の活動を支えてきたベボボ&ベボ女に「お互い幸せを祈り合うような、そんな関係でいられたらいいなと思ってます」と気持ちを伝えながら瞳を潤ませた。でんぱ組.incとしても活動する鹿目は「ベボガ!は一番素が出せる場所だから……『ぺろりんだけアイドル続けるから1人勝ちだな』って言われるけど、私が一番悔しいんだよ。4年半青春を捧げてきた場所がなくなってしまうのがめちゃくちゃ悲しいんです」と涙ながらにベボガ!愛を熱弁し、「最後にこれだけは言いたいです。これまでもこれからも、みんなのことが大好きです!」とベボボ&ベボ女へ感謝の言葉を届けた。

「ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~」のラストシーン。

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歴代の楽曲を1つひとつ歌ってきたベボガ!が4年7カ月の歴史を締めくくる1曲に選んだのは、活動初期から歌い続けている代表曲「この恋、弾丸ライナー」。5人が最後のポーズを決め、ベボボ&ベボ女が「ゲームセット!」とおなじみのコールを上げたところでフロアに大量の銀テープが舞う。5人が後ろを向き拳を突き上げたポーズのままゆっくりと緞帳が下り、ベボボとベボ女は盛大な拍手と声援で彼女たちを見送った。

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ベボガ!ラストライブ ~最後のカッキーン!~
2018年9月23日 CLUB CITTA' セットリスト

01. 夏の永遠ガール
02. CHANCE
03. 同じ夢をみて
04. リアルな獣を呼び覚ませ
05. 手の鳴る方へ
06. 勝利の女神
07. ふいうちのLovely Kiss
08. エピソード2U
09. 純情NAMIDAカタルシス
10. 恋のボーダーライン
11. 4文字メロディー
12. ドラマよりもドラマティック
13. めんごっ!! ~イブは色々あるのです~
14. ヒーローインタビュー
15. 泥だらけチャレンジャー
16. ココロ×クロスゲーム
17. アカネスカイ
18. スーパー☆スター
19. かちとばせ!栄光のレインボー
20. Be!
21. ビマベ!
<アンコール>
22. B.U.S.U -ぶす-
23. この恋、弾丸ライナー

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hideaki @hideaki1978

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