B'zデビュー31年目に突入、珠玉セトリで味スタ沸かせた「Pleasure」ツアー最終日

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デビュー30周年を迎えたB'zが、9月22日に東京・味の素スタジアムでライブツアー「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」の最終公演を開催した。

「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」味の素スタジアム公演の様子。(写真提供:VERMILLION RECORDS)

「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」味の素スタジアム公演の様子。(写真提供:VERMILLION RECORDS)

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稲葉浩志(Vo)(写真提供:VERMILLION RECORDS)

稲葉浩志(Vo)(写真提供:VERMILLION RECORDS)[拡大]

「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」は、B'zが選りすぐりの楽曲の数々を披露する「Pleasure」シリーズのツアー。約5年ぶりとなった同シリーズのツアーファイナルでは、スタジアムを埋め尽くす観客が手拍子をして開演を待つ中、オープニング映像を経て稲葉浩志(Vo)、松本孝弘(G)が登場した。稲葉は金色のシャツに赤いネクタイで決め、松本はゴールドトップのGibsonレス・ポールを抱えてステージを悠然と歩き、キラーチューン「ultra soul」でライブの口火を切った。「BLOWIN'」のあとには2人のコミカルなやり取りもありつつ、松本が「B'z LIVE-GYMにようこそ」と書かれたコップを片手に持ち、稲葉がツアーファイナルの開幕を改めて宣言。松本がショッキングピンクの映えるMusic man製EVHモデルでクールなソロを奏でた「ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~」や、歴代のB'zライブ映像も使用された「裸足の女神」など、彼らは珠玉の楽曲群とタフなパフォーマンスで観客を魅了していった。

松本孝弘(G)(写真提供:VERMILLION RECORDS)

松本孝弘(G)(写真提供:VERMILLION RECORDS)[拡大]

稲葉は「“HINOTORI”のように熱くなって、羽ばたこうじゃありませんか! 最後までよろしく!」と呼びかけ、シリアスな雰囲気のロックチューン「光芒」を熱唱。またこの日は客席から見てステージ後方の空に月が浮かぶシチュエーションだったこともあり、続く「月光」はひときわ神秘的な雰囲気の中で届けられた。ライブ中盤、B'zはファンと振り付けに興じたナンバー「恋心(KOI-GOKORO)」で会場にハッピーなムードをもたらし、「OH! GIRL」「イチブトゼンブ」とポップさとエモーショナルさをあわせ持つ楽曲を次々に演奏。「ねがい」では曲中にギターソロタイムを盛り込むなど緩急の効いたライブアレンジで場内を沸かせ続けた。

稲葉浩志(Vo)(写真提供:VERMILLION RECORDS)

稲葉浩志(Vo)(写真提供:VERMILLION RECORDS)[拡大]

またメンバー紹介のあとには松本が「When You Wish Upon A Star」のインストバージョンをファンにプレゼント。しっとりとしたギター演奏のあと、「ALONE」では稲葉がグランドピアノの前に座って弾き語り、たおやかな歌声を響かせた。B'zは次に人気曲「LOVE PHANTOM」と、本ツアーのタイトルにもなっている「HINOTORI」をつなげてプレイ。ステージには多数の火柱が吹き上がる特殊効果に加え、火の鳥を模した巨大なステージセットの羽根の部分がステージの上部いっぱいに広がるなど派手な演出が多数用意された。間奏でサングラス、ハット、マントで身を包んだ稲葉は、ステージの最上部に釣り上げられ、曲終わりには最上部からダイブ。過去のライブで数回だけ行われた伝説的なスタントショーが展開され、スタジアムに悲鳴にも近い絶叫が鳴り響いた。英語歌詞と豪快なギターリフが印象的な「Real Thing Shakes」とライブ定番曲「juice」のメドレーでは、場内に缶ジュースを模した巨大なバルーンがいくつも投げ込まれ、観客の頭上に缶ジュースバルーンが舞い上がった。ダンサブルなハードロックチューン「BAD COMMUNICATION」で場内のボルテージを一段と引き上げたあと、稲葉が「皆さん“Pleasure”感じてますか! 我々、ビンビンに“Pleasure”感じてます!」と話し始め、「この空間が命の源みたいなもので。たっぷり、じっくりと生きる喜びを教えてくれました、ありがとう!」とファンに感謝を伝え、「Pleasure 2018 ~人生の快楽~」でライブ本編を終えた。

松本孝弘(G)(写真提供:VERMILLION RECORDS)

松本孝弘(G)(写真提供:VERMILLION RECORDS)[拡大]

アンコールでは会場の後方から稲葉と松本が登場。2人はアリーナエリア後方に設置されたステージに上がり、観客を見渡して笑顔を見せる。デビュー30周年を振り返りつつ、松本は「1989年に『LIVE-GYM』を始めて、全国を回って。30年経ってもこんな素敵な場所でこんなにもたくさんの方が聴きに来てくれる。これは奇跡です。本当にありがとうございます」と感慨深げにコメント。稲葉は「皆さんがいなかったらここまで来られなかったです。31年目につなげていきたいと思います」と思いを述べ、再び松本がマイクに向かって「皆さんが俺らにとって最高の“Treasure”であり、“Pleasure”です」と話してから、2人は「Brotherhood」の演奏を始めた。稲葉が「みんなで美しく響かせようじゃありませんか!」と呼びかけると、場内には「We'll be alright」の大合唱が巻き起こった。さらにハードロックナンバー「ギリギリchop」で熱狂を生み出した彼らは、ラストに人気曲「RUN」をパフォーマンス。「最高の“Pleasure”をありがとう!」という稲葉の言葉に続いて花火が夜空を彩る中、2人は抱き合って互いを称えつつ、デビュー30周年のアニバーサリーイヤーを締めくくり、31年目に向けて勢いを付ける形でライブを終えた。

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「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」2018年9月22日 東京都 味の素スタジアム セットリスト

01. ultra soul
02. BLOWIN'
03. ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~
04. 裸足の女神
05. Wonderful Opportunity
06. 光芒
07. 月光
08. 恋心(KOI-GOKORO)
09. OH! GIRL
10. イチブトゼンブ
11. ねがい
12. ALONE
13. LOVE PHANTOM~HINOTORI~LOVE PHANTOM
14. Real Thing Shakes~juice
15. BAD COMMUNICATION
16. Pleasure 2018 ~人生の快楽~
<アンコール>
17. Brotherhood
18. ギリギリchop
19. RUN

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