「デイドリーム 祈り」は銀杏BOYZが昨年10月に開催した初の東京・日本武道館単独公演「日本の銀杏好きの集まり」の模様を映像化した作品。本編の上映が終わったあとスクリーンでは、2019年1月15日に銀杏BOYZにとって2度目の日本武道館単独公演「世界がひとつになりませんように」の開催が決定したことを報じる特報が流れ、来場者は歓喜の声を上げた。
熱気に満ちた劇場に姿を現した峯田と木本はさっそく「デイドリーム 祈り」について話し始める。最初に峯田は自分と木本の2人がほかの仕事の都合で本作の編集作業をする時間が取れずリリースするのが遅くなってしまったことを謝り、「でも銀杏の作品は自分が携わりたかったんで、できてよかったです」と安堵の表情を浮かべる。峯田によると、冒頭のシーンは元メンバーの村井守の部屋で撮影したそうで、今もその部屋に村井は住んでいるそう。ライブシーンは16mmフィルムで撮影した映像のように荒い質感に加工されており、これは自分が10代の頃に観ていたライブビデオの風合いや会場の熱気などを再現したいという思いで、このような映像になったという。木本は映像を加工することで失われる情報もあるため、本当にその質感に仕上げるか迷っていたが、峯田から「何が起こっているかわからないところを一生懸命観ようとする感じがいい」と言われその意見に納得したそうで、「画質も含め、こんな作品はなかなかないです。とても満足できる映像になったと思います」と今作への自信を覗かせた。
特報という形で唐突にファンに開催が告げられた日本武道館単独公演「世界がひとつになりませんように」について峯田は「11月にツアーをやってその追加公演みたいな感じです。またやることになったので、よかったら観に来てください」と話す。来場者からの質疑応答のコーナーで、開催日の1月15日が銀杏BOYZにとって特別な日でありながら、ここ数年はその日にちを意識せずに活動していたことについて聞かれると、峯田は「たまたま取れたのが1月15日だったんです。1月15日はドラムだった村井くんといつも撮ってくれるカメラマンの村井香さんの誕生日。GOING STEADYの解散した日も、銀杏の1stアルバム(2005年1月15日に同時発売された「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」「DOOR」)の発売日もその日で、1月15日にこだわってきたんですけど……でも水曜日が集計の日だから1月15日に合わせるとチャートに反映されないんですよ。たまに水曜日だとチャートが上だったりして。だから1月15日をかわしていたわけではないんです」と述べた。
日本武道館公演のステージ上に置かれていたブランコの意味について来場者から問われた峯田は「本当はね、天井から長いロープでぶら下がりたかったんです。本当にあれだけが汚点ですね……たぶんもうやらないです。タッキー&翼とかはやってるじゃん。なんかああいう象徴的なものになるかなと思っていたのに、当日会場に行ったらこれかよと(笑)」と話して会場に笑いを起こす。また日本武道館公演のラストで「もしも君が泣くならば」を披露した理由については「最近全然ライブでやってなくて。昔に作った曲だし、作ったときのメンバーは僕しかいないんですけど、誰かに「最近やってないんですけどやりませんか?」と言われてやってみたらよかったので。ドラムのやつ(岡山健二)も学生時代から聴いていて体に染み付いていたみたいでやっていてうれしいと言ってくれて」とコメント。木本から「江口(豊)さん(銀杏BOYZのマネージャー)も言っていたよね」と言われると、「ああ、そうだ。『もしも』をやってほしいって言ってた」と「もしも君が泣くならば」を演奏することになったきっかけを思い出した様子だった。
新曲の制作について峯田は「11月からのツアーの前に音源出せればっていう計画があったんです。でもちょっと僕が限界で。去年はドラマに出ながら新曲も作れていたので今年もそうしようと思っていたんですけど、今年はなかなかうまくいかなくて。新しいメンバーも昔からある曲を演奏するんじゃなくて、自分たちで作った曲をやるほうが盛り上がると思うので早く披露したいと思っています」と明かした。「デイドリーム 祈り」の先行上映会は9月21日まで実施中。
なお銀杏BOYZのオフィシャルサイトではキャリア2度目の日本武道館公演「世界がひとつになりませんように」のチケット先行予約を9月30日まで受け付けている。
※記事初出時より、一部写真を取り下げました。
銀杏BOYZ日本武道館 公演「世界がひとつになりませんように」
2019年1月15日(火)東京都 日本武道館
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- 銀杏BOYZ オフィシャルサイト
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ほそかわ制作室💍 @daisuke7fuku
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