SHADOWS、満員O-EASTを大合唱の海に

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SHADOWSが8月30日に東京・TSUTAYA O-EASTにてライブツアー「TORCHES TOUR」の最終公演を行った。

SHADOWS(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

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このツアーは彼らが5月よりライブ会場限定でリリースしているアルバム「torches」を携えて行っていたもの。最終公演のチケットはソールドアウトとなり、SHADOWSはゲストのENTHThe BONEZと共に熱演を繰り広げた。

ENTH(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

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「遊びに来たんじゃなくてブチかましにきました」と意気込みを語ったのはENTHのdaipon(Vo, B)。彼らはその言葉通り、「HANGOVER」「Bong! Cafe' au lait! Acoustic guitar!」といった次々に展開の変わるユニークな楽曲を投下し、オーディエンスを楽しませていく。また彼らはdaiponの喉の不調により2公演の出演キャンセルを余儀なくされたものの、本ツアーの前半5公演とファイナル公演の計6公演の出演者として名を連ねていた。それについてdaiponは「俺たちをみつけ出してもらえた。ENTHにとってターニングポイントになるツアーだった」と喜びを口にしていた。

JESSE(G, Vo / The BONEZ)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

JESSE(G, Vo / The BONEZ)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

続いて登場したのはJESSE(G, Vo)の頚椎症性神経根症発症により直前のライブ3本をキャンセルしており、この日がひさしぶりのライブとなったThe BONEZ。JESSEによる弾き語りから「Until you wake up」が始められると、フロアからは大歓声が上がる。JESSEはこの日にライブが再開できるように目標を設定したと言い、「今日はSHADOWSのお祭りだ!」と声を上げると、メンバーと共にグルーヴィな演奏で「Bird ~people with wings~」「Rude Boy」といったナンバーを連投し、健在ぶりをアピールした。

SHADOWS(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

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SHADOWSのアクトはKazuki(G, Vo)、Takahiro(G, Vo) 、サポートメンバーによるインストゥルメンタルナンバー「Flare」で幕開け。ヘビーな同曲にあわせてステージ後方にはフラッグが掲げられ、場内は異様な高揚感に包まれる。そしてHiro(Vo)がステージに登場するとバンドは「torches」収録曲「Vices」を投下。ライブ会場限定での発売にも関わらずフロアからは盛大なシンガロングが発生し、Hiroはうれしそうにその様子を見ていた。MCではHiroがフロアに向け「このツアーで何回も言ってるんだけど、俺らのときは“野郎”の声しか聞こえねえんだよ!」と言うと、男性ファンによる怒号のような歓声が上がりKazukiは「今日の野郎はすごいんじゃない?」と笑った。

Takahiro(G, Vo / SHADOWS) (Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Takahiro(G, Vo / SHADOWS) (Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

Kazuki(G, Vo / SHADOWS)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Kazuki(G, Vo / SHADOWS)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

Hiroがフロア最前列の柵に進んでファンと近い距離で歌唱したり、クラウドサーファーが続出したりと、大盛り上がりとなった前半を経て、中盤には「Stars」「Still Remember」といった落ち着いたナンバーが届けられた。HiroがENTH、The BONEZへの感謝を述べたのち、バンドは「All I Want」で再び場内をヒートアップさせる。続く「Fail」ではHiroが「お前らが思う、一番カッコいいサークルピット見せてくれ!」と煽り、フロアにはその言葉通りいくつもサークルモッシュが発生。「My Direction」ではファンが歌唱パートを完璧に歌いこなし、場内は一体感に包まれた。

この日の会場・TSUTAYA O-EASTはFACTがラストライブを行った場所。HiroはSHADOWS名義のライブで初めて同会場のチケットをソールドアウトできたとうれしそうに報告し、「これからも進んでいくんで、SHADOWSをよろしくお願いします」と改めてファンへメッセージを送る。バンドの決意をつづった「Progress」ののち届けられた「Further Away」では、Hiroが観客を見渡しながら「お前ら1人ひとりが俺の生きる糧になってるんですよ」と言う場面もあった。最後にバンドは切り裂くようなTakahiroのギターリフを合図に「BEK」をドロップし、熱狂に包まれる中、本編を締めくくった。

SHADOWS「TORCHES TOUR」東京・TSUTAYA O-EAST公演での記念写真。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

SHADOWS「TORCHES TOUR」東京・TSUTAYA O-EAST公演での記念写真。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

SHADOWSはライブごとに観客の中から“Best Mosh Player”を選出している。「BEK」演奏後に、メンバーはこの日のBMPを決めることに。Hiroが「1人を選べないくらいすごかったんで……」と言うと、フロアからは大きな“JESSEコール”が発生。その声を受けてJESSEがステージ袖から走ってフロアへダイブ。その様子を見たSHADOWSメンバーから、JESSEへとBMPのTシャツが送られると、彼は「SHADOWS TORCHES TOURファイナル、これにて終了!」と声を上げた。アンコールでSHADOWSはJESSEと、ENTHのdaipon、Naoki(G, Cho)を招集。全員でNirvana「Tourette's」のカバーを披露し、ライブは大団円を迎えた。

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SHADOWS「TORCHES TOUR」
2018年8月30日 TSUTAYA O-EAST セットリスト

ENTH

01. "TH"
02. HANGOVER
03. Let it die(t)~まこっつ走れ~
04. Gentleman Kill
05. Get Started Together
06. Bong! Cafe' au lait! Acoustic guitar!
07. BURNOUT
08. SWAY
09. ムーンレイカー
10. Will

The BONEZ

01. Until you wake up
02. Bird ~people with wings~
03. Rude Boy
04. Louder
05. Thread & Needle
06. SUNTOWN

SHADOWS

・Flare
01. Vices
02. Senses
03. Into The Line
04. Under My Skin
05. Overcome
06. Sway
07. Freedom Is Yours
08. The Lost Song
09. Stars
10. Still Remember
11. All I Want
12. Fail
13. My Direction
14. intro~Chain Reaction
15. Progress
16. Further Away
17. BEK
<アンコール>
18. Tourette's(※Nirvanaカバー)

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音楽ナタリー @natalie_mu

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