エレカシ、ワンオク、マイヘア、Suchmosらが熱狂生み出した「ラブシャ」最終日

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スペースシャワーTVが主催する野外ライブイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」が、8月31日から9月2日にかけて山梨・山中湖交流プラザ きららで行われた。この記事では3日目のライブの模様をレポートする。

宮本浩次(Vo, G / エレファントカシマシ)(撮影:岸田哲平)

宮本浩次(Vo, G / エレファントカシマシ)(撮影:岸田哲平)

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CHAI(撮影:岸田哲平)

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イベントのオープニングアクトとしてFOREST STAGEに登場したCHAI。4人は「Sound & Stomach」でライブを開始すると、続けて「ボーイズ・セコ・メン」をプレイし、卓越した演奏と独特な世界観で観客を魅了していく。歌に乗せて物販や自己紹介を行ったのち、彼女たちはコール&レスポンスから「N.E.O.」につなげて朝の山中湖に歓声を響かせる。ミドルテンポの「フューチャー」で観客の体を揺らしたCHAIは、「sayonara complex」で会場に心地よいムードを生み出して出番を終えた。

牛丸ありさ(Vo, G / yonige)(撮影:高田梓)

牛丸ありさ(Vo, G / yonige)(撮影:高田梓)[拡大]

Mt.FUJI STAGEの1番手として登場したyonigeは、新曲「リボルバー」でライブの幕を切り、続けて「our time city」を軽快に演奏。関西弁のMCでオーディエンスを和ませた2人は「ワンルーム」でライブを再開すると、「アボカド」で力強いバンドアンサンブルを山中湖に響かせ、バラードナンバー「沙希」をじっくりと聴かせる。彼女たちは「さよならプリズナー」をパワフルにプレイしたのち、アメリカ民謡「聖者の行進」をロックアレンジした「笑おう」でライブをハッピーに締めくくった。

椎木知仁(G, Vo / My Hair is Bad)(撮影:上山陽介)

椎木知仁(G, Vo / My Hair is Bad)(撮影:上山陽介)[拡大]

LAKESIDE STAGEのトップバッターを務めた My Hair is Badは「アフターアワー」でライブの口火を切ると、「告白」「ドラマみたいだ」を続けてプレイ。疾走感あふれる「クリサンセマム」から「元彼氏として」につないで会場を大きく揺らす。曲間で「あんたらの心を晴らしたいんだ!」と叫んだ椎木知仁(G, Vo)はギターを掻き鳴らしながら熱のこもった言葉を観客にぶつけ、そのまま「フロムナウオン」の演奏に突入。「こんなひねくれた男に生まれちゃいましたけど、まっすぐ幸せな曲を最後に」という椎木の曲紹介から「いつか結婚しても」を届けて、彼らはステージをあとにした。

きゃりーぱみゅぱみゅ(撮影:上山陽介)

きゃりーぱみゅぱみゅ(撮影:上山陽介)[拡大]

白い霧に包まれたLAKESIDE STAGEに現れたのは、真っ赤な衣装のきゃりーぱみゅぱみゅ。バックダンサーを従えた彼女はEDMサウンドの「原宿いやほい」でライブをスタートさせると、「にんじゃりばんばん」「もんだいガール」といったナンバーでオーディエンスを楽しませる。「キミに100パーセント」「君のミカタ」を続けて歌唱したのち、きゃりーは秋に向けてハロウィンソング「Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~」をパフォーマンス。彼女がにゃんこスターの動きを交えながら「つけまつける」を歌い踊ってステージを去ったあと、観客は口々に「かわいかったー」と率直な感想を漏らしていた。

渋谷龍太(Vo / SUPER BEAVER)(撮影:高田梓)

渋谷龍太(Vo / SUPER BEAVER)(撮影:高田梓)[拡大]

小雨の中、Mt.FUJI STAGEの4番手として登場したSUPER BEAVER。渋谷龍太(Vo)は「雨なんか関係ねーよな!」と叫び、「青い春」で爽快にライブを始めると、続けて「閃光」を熱唱する。短いMCを挟み、アッパーチューン「正攻法」でオーディエンスを飛び跳ねさせた彼らは、「秘密」で会場に大合唱を巻き起こし、渋谷は観客の中に飛び込んで会場をさらにヒートアップさせた。彼は「音楽を届ける先にあなたがいないと成り立たない」と述べて、このステージを選んだオーディエンスに感謝。最後に「ありがとう」をエモーショナルに歌い上げて出番を終えた。

Taka(Vo / ONE OK ROCK)(撮影:岸田哲平)

Taka(Vo / ONE OK ROCK)(撮影:岸田哲平)[拡大]

観客がフィールドを埋め尽くすLAKESIDE STAGEに登場したONE OK ROCKは、大歓声が巻き起こる中、「Taking Off」でライブを開始し、続く「The Beginning」でオーディエンスに火をつける。最新曲「Change」に続いて、「Take what you want」で圧倒的な歌唱力を見せつけたTaka(Vo)は「いろんなバンドを観て帰ってください! それがフェスの醍醐味です」とファンに呼びかけ、「あとは暴れて帰りたいと思います」と宣言。4人は「Mighty Long Fall」で地響きを起こすほどの盛り上がりを起こしたのち、代表曲「完全感覚Dreamer」で会場を熱狂の渦に叩き込むと、観客に深い余韻を残してステージをあとにした。

ハナレフジ(撮影:岸田哲平)

ハナレフジ(撮影:岸田哲平)[拡大]

ハナレグミフジファブリックによるユニット・ハナレフジはMt.FUJI STAGEに登場した。彼らはハナレグミの「ハンキーパンキー」「大安」を続けてプレイし、会場にゆったりとした空気を生み出したあと、メドレー形式でライブを展開。「LIFE」「Peace Tree」から「今夜はブギー・バック」のカバーにつなげ、「ダンス2000」と「FUNKYウーロン茶」を交互に演奏して観客を踊らせる。ハナレフジは「明日天気になれ」でシンガロングを起こしたあと、フジファブリックの代表曲「若者のすべて」を演奏してライブを終えた。

YONCE(Vo / Suchmos)(撮影:高田梓)

YONCE(Vo / Suchmos)(撮影:高田梓)[拡大]

夕方のLAKESIDE STAGEに現れたSuchmosは「A.G.I.T.」でライブを開幕。続けて「YMM」をパフォーマンスした6人は、グルーヴィなアンサンブルでオーディエンスの体を揺らしていく。YONCE(Vo)は「BROOKLYN」でソウルフルな歌声を聴かせ、「MINT」では「何もなくてもこうやってステージに立ててりゃいい」と言い放って歓声を浴びた。6人はドライブ感あふれるキラーチューン「808」をプレイしたのち、NHKサッカー放送のテーマソング「VOLT-AGE」を披露。彼らがステージを去る頃には、会場はすっかり宵闇に包まれていた。

KICK THE CAN CREW(撮影:上山陽介)

KICK THE CAN CREW(撮影:上山陽介)[拡大]

Mt.FUJI STAGEのトリは昨年本格的に活動を再開したKICK THE CAN CREW。グループの再始動曲「千%」でライブを開始した3人は、「地球ブルース~337~」「TORIIIIIICO!」「マルシェ」と代表曲を惜しみなく披露してオーディエンスを喜ばせる。新曲「住所 feat. 岡村靖幸」では、岡村の不在をKREVAがカバーし、事前にレクチャーしたコール&レスポンスで会場を大いに盛り上げた。3人それぞれが挨拶したのち、「イツナロウバ」でライブを再開した彼らは、「sayonara sayonara」「アンバランス」とヒット曲を連続でパフォーマンス。大歓声に包まれながらライブを終えた。

エレファントカシマシ(撮影:岸田哲平)

エレファントカシマシ(撮影:岸田哲平)[拡大]

3日間にわたる「ラブシャ」の大トリを務めたのはエレファントカシマシ。LAKESIDE STAGEに登場した宮本浩次(Vo, G)は最新曲「Easy Go」でライブを始めると、「奴隷天国」「RAINBOW」を立て続けに披露し、鬼気迫る歌唱とアクションで観客を圧倒していく。その後も「悲しみの果て」「風に吹かれて」「俺たちの明日」といった人気曲を力強く歌った宮本は、照明がステージを赤く染める中、「ガストロンジャー」をエキセントリックにパフォーマンス。彼はラストナンバーとして代表曲「今宵の月のように」を優しく届けたのち、そのままアンコールを開始し、1stアルバム「THE ELEPHANT KASHIMASHI」のオープニングナンバー「ファイティングマン」を熱演する。曲終わりに銀テープが放たれたあと、宮本が「また会おう!」と挨拶してステージを去ると、盛大な花火が夜空に打ち上がり、3日間のイベントに幕が下ろされた。

「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」の模様は9月29日(土)、10月6日(土)、10月13日(土)の3日間にわたり、スペースシャワーTVで合計9時間放送される。

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スペースシャワーTV「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018 Day1 / Day2 / Day3」

2018年9月29日(土)21:00~24:00
2018年10月6日(土)21:00~24:00
2018年10月13日(土)21:00~24:00

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