清竜人と吉澤嘉代子、2人きりの歌謡祭で新曲デュエット

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8月26日に東京・東京キネマ倶楽部にて、清竜人吉澤嘉代子のツーマンライブ企画「清 竜人 歌謡祭」が行われた。

デュエットソング「目が醒めるまで」を初披露する吉澤嘉代子(左)と清竜人(右)。

デュエットソング「目が醒めるまで」を初披露する吉澤嘉代子(左)と清竜人(右)。

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吉澤嘉代子

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先攻の吉澤はサポートギタリストの弓木英梨乃(KIRINJI)を連れてステージへ。「月曜日戦争」でライブをスタートさせると、紙製のバズーカ砲で銀テープを発射する突飛な演出で冒頭から満員のフロアを沸かせた。2曲目に歌われた「おとぎ話のように」は南波志帆への提供曲のセルフカバー。3曲目の「らりるれりん」は吉澤のアコースティックギターと弓木のエレキギターのみのシンプルなアレンジで披露された。

口ごもる弓木英梨乃(左)に詰め寄る吉澤嘉代子(右)。

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「毛がはみ出てる」と指摘され固まる吉澤嘉代子(右)。

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MCでは独特な雰囲気を持つ東京キネマ倶楽部についての話題になり、吉澤は「キネマ倶楽部の噂知ってます? キネマ倶楽部の3階には魔物が住んでるんですよ……私が考えた噂なんですけど」と話すも、観客にはあまり伝わらず。東京キネマ倶楽部でのライブは初めてだという弓木が「すごく素敵でうれしい」と笑顔で語ると、吉澤は「それが私のライブであることがうれしいよ」と満足げな表情を浮かべたが、弓木は「うれしいっちゃうれしいんだけど……うーん。そのうれしさを全面に出せないって言うか……ずっと気になってることがあって」となぜか煮え切らない様子を見せる。はっきりしない弓木に業を煮やした吉澤が「なんなの? 言ってよ!」と詰め寄ると、弓木は「嘉代子の脇に毛が生えてるの! 脇からチクチク毛がはみ出てるの!」と告白。吉澤は「清竜人さんとのツーマンなのに私ったら……どうしよう」と狼狽するも、「ハッ! あの曲を踊ったらこの醜態をごまかせるかもしれない!」と、ムダ毛の必要性について歌ったディスコナンバー「ケケケ」を長い寸劇の末に披露した。

吉澤嘉代子

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グルーヴィなトラックに乗せて訥々とラップするように歌う「えらばれし子供たちの密話」、地獄を舞台にしたファンクチューン「麻婆」、たっぷりとエコーの効いたギターとボーカルのみで聴かせる「人魚」と、吉澤は曲ごとに別人のように歌の表情を変えていく。ラスト1曲を残し、吉澤は「初めて曲をダウンロードしたのが清竜人さんの『痛いよ』だったんです。CD発売まで待ちきれなくて。そんな方にお誘いいただけてすごくうれしいです」と今回の企画のホストである清に感謝の言葉を述べると、最後は弓木が奏でるアコースティックギターをバックにバラード「残ってる」を熱唱した。

清竜人

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後攻の清はバルコニー型のサブステージに姿を現し、7月25日にリリースされたニューシングル「平成の男」からのナンバー「Love Letter」を歌いながらゆっくりと階段を降りてメインステージへ。さらに未発表の新曲「TIME OVER」、「平成の男」収録のポップチューン「抱きしめたって、近過ぎて」と前半は最新の楽曲が並べられたが、簡単な挨拶を挟んだ次のブロックでは「All My Life」「痛いよ」と“一夫多妻制アイドルユニット”清 竜人25での活動以前の人気曲が連発された。MCではゲストの吉澤について触れ、「少し昔の歌謡曲……僕は薬師丸ひろ子さんが好きなんですけど、薬師丸さんとニュアンスが近くて、とてもきれいな歌声です」とその歌声を賞賛。清のお気に入りはライブの最後に披露された「残ってる」だという。

清竜人

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デュエットソング「目が醒めるまで」を初披露する吉澤嘉代子(左)と清竜人(右)。

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目が醒めるまで(通常盤)

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「馬鹿真面目」「私は私と浮気をするのよ」「涙雨サヨ・ナラ」と再び最新モードの楽曲を続けて披露した清は、ここで秋のワンマンライブ「清 竜人 ワンマンライブ2018秋」が11月17日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催されることを報告。5月のワンマンライブ「清 竜人 新曲発表会」、シングル「平成の男」発売にあわせたライブツアー「清 竜人ツアー 2018 夏」では音源をバックにパフォーマンスを行ってきた清だが、秋のワンマンでは2015年5月のライブイベント「清 竜人ハーレム▽フェスタ2015 Vol.4 ~バースデー▽パーティー2days~」以来となるバンド編成でのライブを予定しているとのこと。さらに清は今回のライブで、もう1つの告知を用意していた。「きみはディスティニーズガール」「LOVE&PEACE」「平成の男」と3曲を歌ったあと、最後の1曲を歌うべく、清は吉澤を呼び込む。そしてこれから2人で歌うデュエットソング「目が醒めるまで」が、11月14日に清のニューシングルとしてリリースされることを明かした。「目が醒めるまで」はかつて大恋愛をした男女の心模様を描いた大人なラブソング。清と吉澤はこの日が2度目の対面ながら、息の合ったハーモニーを響かせた。

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なお清のニューシングル「目が醒めるまで」の初回限定盤には、この日のライブから8曲を抜粋したDVDが付属する。また吉澤は「目が醒めるまで」発売の1週間前、11月7日に4thアルバム「女優姉妹」をリリース。2019年2月から3月にかけてはこのアルバムを携えての全国ツアー「吉澤嘉代子 ツアー 2019」の開催が予定されている。

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清 竜人 歌謡祭
2018年8月26日 東京キネマ倶楽部 セットリスト

吉澤嘉代子

01. 月曜日戦争
02. おとぎ話のように
03. らりるれりん
04. ケケケ
05. えらばれし子供たちの密話
06. 麻婆
07. 人魚
08. 残ってる

清竜人

01. Love Letter
02. TIME OVER
03. 抱きしめたって、近過ぎて
04. All My Life
05. 痛いよ
06. 馬鹿真面目
07. 私は私と浮気をするのよ
08. 涙雨サヨ・ナラ
09. きみはディスティニーズガール
10. LOVE&PEACE
11. 平成の男
12. 目が醒めるまで / 清竜人×吉澤嘉代子

清 竜人 ワンマンライブ2018秋

2018年11月17日(土)東京都 TSUTAYA O-EAST

吉澤嘉代子 ツアー 2019

2019年2月10日(日)福岡県 都久志会館
2019年2月15日(金)大阪府 NHK大阪ホール
2019年2月17日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2019年3月3日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2019年3月6日(水)愛知県 芸術創造センター
2019年3月10日(日)北海道 Zepp Sapporo
2019年3月17日(日)東京都 昭和女子大学人見記念講堂

※文中▽はハートマークが正式表記。

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