RYUTistの結成7周年を記念して開催された本公演。グループにとって過去最大規模となる会場は、各地から駆けつけたファンで埋め尽くされた。開演時間になると、ステージ上のスクリーンにはグループ結成から現在に至るまでのメンバーの変遷と歴史をたどる映像が映し出され、徐々に観客のボルテージが高まっていく。そして映像の時間軸が現在になると、五十嵐夢羽、宇野友恵、横山実郁、佐藤乃々子が1人ずつ颯爽とステージに登場し、フロアからは地鳴りのように大きな歓声が上がる。満員となったフロアを目の当たりにして涙を浮かべるメンバーもいる中、5月発売のシングル曲「青空シグナル」でライブはスタートした。続く「夢見る花小路」では、横山が緊張と喜びのあまり、自身のパートを忘れてしまう場面も。直後のMCで宇野は横山にツッコミを入れて会場の雰囲気を和ませた。また、この日のライブではグループ初の試みとしてレーザーやVJによる演出も行われ、VJのサリー久保田(
ライブ中盤にはRYUTistと交流の深いゆるキャラのササダンゴン、えちゴン、レルヒさん、コッパーさん、そして佐藤と五十嵐が講師を務める新潟アーティストスクールの生徒たちが登壇し、一緒に新潟ろうきんのCMソング「フレ!フレ!フレ!」を歌い踊った。さらにRYUTistは北陸酪連新潟県産牛乳のCMソング「ミルクデイ」、新潟県赤十字血液センターのCMソング「未来はプリズム」とタイアップソングを立て続けに歌唱。最後は「夏の魔法」「涙のイエスタデイ」「Zero and Perfect Moon~変わらない想い~」といった新旧の代表曲を畳みかけてライブ本編を締めくくった。
鳴り止まないアンコールに応えて再びステージに登場した4人は、新潟アーティストスクールの生徒たちと共に新曲「瞬間のメロディー」を初披露。ここから彼女たちは「Blue」「無重力ファンタジア」とじっくり聴かせるナンバーを届けていく。長尺のエモーショナルな楽曲「Beat Goes On!~約束の場所~」では、感極まった五十嵐が涙ながらに歌う場面も見られた。MCで彼女は「小学校5年生からRYUTistだったんですけど、小学校、中学校、高校とずっと活動してきて……ありきたりな言葉になっちゃうんですけど、RYUTistが青春だなって思います」とグループへの思いを語った。続けてリーダーの佐藤は「以前、私の宝物はファンのみなさんですと言わせていただいたと思うんですけど、それはずっと変わってなくて、活動を続けていると私の宝物がどんどん増えていることを実感して。それと同時に、その宝物がなくなっちゃうんじゃないかなという不安もあります。その宝物がなくなってしまわないためには、私が成長しないといけないですし、RYUTistが次のステージに行かなくちゃいけないなと思います。なので、8年目はみなさんにもっといろんな景色を見させてあげられるように精一杯がんばっていきたいと思います」と決意を示した。
そして、いよいよ最後の曲を歌おうとする4人。そこにPENGUIN DISCのレーベルオーナー・南波一海がサプライズで登場すると、11月下旬にRYUTistのニューシングル(タイトル未定)をリリースすることを発表する。さらに南波は冬に東京でRYUTist史上最大規模のワンマンライブを開催することを約束。会場がハッピーなムードで満たされる中、RYUTistは定番曲「ラリリレル」で7周年ワンマンライブに幕を下ろした。
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- RYUTist(りゅーてぃすと)| 新潟市古町生まれのアイドルユニット!
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沖井 礼二(TWEEDEES、FILTER BOY) @okiireiji
【ライブレポート】RYUTist、会場埋め尽くすファンと7周年祝った過去最大規模ワンマン(写真18枚) - 音楽ナタリー https://t.co/b5W7CbHCyj