浦島坂田船、crewに囲まれ武道館に立つ「僕たちはゴールを決めません」

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浦島坂田船が7月30、31日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」を開催した。本稿では2日目のライブの模様をレポートする。

ステージ中央で抱き合う浦島坂田船の4人。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

ステージ中央で抱き合う浦島坂田船の4人。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

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浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」の様子。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」の様子。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])[拡大]

フロアから「浦島坂船!」コールが巻き起こる中、ライブは4人の紹介映像でスタート。ムービーの最後にカウントダウンが表示され、カウントが0になると、浦島坂田船の4人がアリーナ中央にあるセンターステージに現れ、彼らは「Starry Cruise」でライブの口火を切った。「明星ギャラクティカ」歌唱中にメンバー同士が手を取り合うと、悲鳴のようなcrew(浦島坂田船のファンの呼称)の黄色い歓声が上がる。2曲歌っただけで会場内が異様な熱気に包まれる中、最初のMCへ。普段と異なる順番で自己紹介をやってみるなど、彼らは日本武道館のステージ上でも普段のライブと変わらずリラックスしたトークを展開し、観客を楽しませていた。「最強ライバル」ではメンバー4人がステージ中央で手を重ねてタイミングを合わせてジャンプするなど、息の合ったパフォーマンスを展開。続いて披露された「千本桜 -guitar rock arrangement-」では客席からメンバーの名前を叫ぶコールが上がり、ライブは熱狂的な盛り上がりを見せていた。

左からとなりの坂田。、うらたぬき。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

左からとなりの坂田。、うらたぬき。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])[拡大]

浦島坂田船のワンマンで恒例となっているVTRの上映を経て、ライブはソロコーナーへ。ステージに1人現れたうらたぬきは「ひとつになりましょう」と声をかけ、「Life goes on」をしっとりと歌い上げてファンを魅了した。となりの坂田。は、フロアのペンライトの色が真っ赤に染まる中Eveの提供曲である「スクールボーイ」を熱唱。坂田と入れ替わるようにステージに現れた志麻はステージ中央に立ち、胸に手を当てて「spill」を歌唱。オーディエンスは彼のまっすぐな歌声にじっと耳を傾けていた。センラは観客の手拍子を煽り、全方位の観客にアピールしながら「Make a pass」をパフォーマンス。4人それぞれが個性を生かしたステージングを繰り広げた。

左からセンラ、志麻。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

左からセンラ、志麻。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])[拡大]

ソロコーナーの次は、うらたぬきと坂田の“うらさか”コンビが「ユメミドリ」を歌唱。曲中、2人がステージ上で拳を合わせると、客席からは彼らを称える盛大な歓声が上がった。志麻とセンラによる“志麻セン”は「ギャラクシー」の曲中に入るコール&レスポンスで「志麻セン」というかけ声をcrewに要求。本番で「もういいかい?」の呼びかけに「志麻セン」のレスポンスが決まると、2人は会場内を見渡して満足気な表情を浮かべていた。

浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」の様子。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」の様子。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])[拡大]

ステージ上で抱き合ううらたぬき(手前)と志麻(奥)。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

ステージ上で抱き合ううらたぬき(手前)と志麻(奥)。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])[拡大]

この日2度目のVTR上映中に黒を基調としたフォーマルな衣装に着替えた浦島坂田船の4人は「Peacock Epoch」でライブを再開。曲中で1人ひとりが囁くようなセリフを口にするとcrewの歓喜の声が上がった。4人での楽曲だけでなく、ユニット曲が織り交ぜられたメドレーを経てライブは最終盤へ。「Mermaid」の歌唱中に感極まった志麻が涙を流して歌えなくなると、すぐにメンバーが彼のそばに歩み寄り、肩を寄せ合って歌うひと幕もあった。本編最後のMCでセンラは日本武道館でのライブについて「できすぎた舞台をみんなに用意してもらった」と語り、crewに向けて感謝の言葉を贈った。坂田は過去にイベントで日本武道館のステージに立ったことがあることを回想し、「『ETA』で立った景色があまりにもキレイだったので、コイツらとこの景色を観たいと思ってました。みんながこの夢を叶えてくれました。ありがとうございます」と口にする。さらに「みんなそれぞれが思っているゴールは違うかもしれないけど、僕はできる限り長くコイツらと一緒にいたい」と心の内を明かし「あえて僕らはゴールを決ませんし、行けるところまで行こうと思います」と宣言した。志麻は「素敵な夢が見れています。我々4人の浦島坂田船を、これからも応援よろしくお願いします」と真摯に頭を下げた。うらたぬきはメンバー1人ひとりに感謝の言葉を贈り、最後に「僕たちは4人で」と声をかける。その呼びかけに志麻が「浦島坂田船です!」と答えたところで彼らは本編最後のナンバー「年に一夜の恋模様」を歌い、ライブ本編の幕を閉じた。

浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」の様子。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])

浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」の様子。(撮影:小松陽祐[ODD JOB]、加藤千絵[CAPS])[拡大]

熱烈なアンコールに応え、ステージに再登場した4人は「SHOW MUST GO ON!!」をオーディエンスにプレゼント。全方位の観客と記念撮影をしたあとには、彼ら曰く「5周年の集大成」である楽曲「SAILING!!!!!」を歌唱した。サビではcrewのシンガロングが上がり、会場内は一体感のある空気感に包まれていく。「最後の最後に一緒に叫びましょう!」という呼びかけから届けられた「Shouter」では、この日一番のcrewの叫び声が日本武道館に響きわたった。すべての楽曲が披露され、メンバー同士で抱き合って喜びをわかち合った彼らは、名残惜しそうにしながらもステージをあとにした。

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浦島坂田船「浦島坂田船 5th Anniversary ~熱▽CHU▽宙▽ 俺SUMMERと、宇CHU▽旅行▽~」2018年7月31日 日本武道館 セットリスト

01. Starry Cruise
02. 明星ギャラクティカ
03. わいふぁい暴想ボーイ
04. ハロウ!ゴーストシップ
05. 最強ライバル
06. 千本桜 -guitar rock arrangement-
07. Life goes on / うらたぬき
08. スクールボーイ / となりの坂田。
09. spill / 志麻
10. Make a pass / センラ
11. ユメミドリ / うらたぬき、となりの坂田。
12. ギャラクシー / 志麻、センラ
13. Peacock Epoch
14. ポワゾンKISS
15. 花鳥風月
16. メドレー(Dreamer~アイドルっぽい曲を作った。~プリンセスに口づけを~#嘲笑ポラロイド~厨病激発ボーイ~Carry Forward~君まであと何メーター~Dreamer)
17. Sailor's High
18. Mermaid
19. 年に一夜の恋模様
<アンコール>
20. SHOW MUST GO ON!!
21. SAILING!!!!!
22. Shouter

※「▽」は白抜きハートマークが正式表記。
※「Shouter」の「e」はウムラウト付きが正式表記。

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発達の凸凹道を行く人生(乗っ取り回復) @Mia56007

【ライブレポート】浦島坂田船、crewに囲まれ武道館に立つ「僕たちはゴールを決めません」(写真19枚) - 音楽ナタリー https://t.co/W0HIdQmnAK
これはいつかニコとかで特番やらないと。

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