「ヒナギク」は8月22日リリースのニューシングルの表題曲で、愛と情念を歌った哀歌。鬼束の代表曲である「月光」を想起させる荘厳なナンバーとなっている。
池田圭が監督を務めたMVは、鬼束が歌詞の世界を体現するようにヒナギクに囲まれながら歌う姿を捉えたもの。映像の後半では彼女が炎に包まれながら歌唱するシーンも登場する。なおYouTubeではショートバージョンが、GYAO!ではフルバージョンが楽しめる。
またMVの解禁にあわせて池田監督および、「月光」のMV制作にも携わっていた谷中史幸プロデューサーのコメントも公開された。池田監督は「鬼束ちひろというアーティスト、また1人の女性を撮れた事は僕の映像人生において非常に幸運な出来事だった」と述べ、谷中は「『月光』の時の可愛らしい歌い手が、力強くゆるぎない表現者になっていました。深く心に刻まれました。日本の宝だと思います」と述べている。
池田圭 コメント
1カットめを撮った後、
プロデューサーが「このカットだけでいいんじゃない?」と、冗談まじりに言った。
ワイドなサイズ感だったにも関わらず、
彼女はその存在感と素晴らしい表現力で僕たちを魅了した。
映像監督として今回の作品を僕に任せてくれた方々に心から感謝をしたい。
また1人の女性を撮れた事は
僕の映像人生において非常に幸運な出来事だった。
谷中史幸 コメント
あの「月光」のMVを制作チーフという立場で、携わらせていただきました。
とても可愛らしく、寡黙で近寄り難い方で、張り詰めた緊張感の中での撮影。
派手な演出のない内容で、カメラ前にどのように立たれるのだろうと、
緊張感ある現場で、楽しみであったことを色褪せることなく覚えています。
ずっとカメラ目線で歌い、まばたきをほぼせず、鬼束さんの強い想いを
ぶつけられ続けた撮影でした。
何度見返しても力強く、ずっと心に残っている作品です。
今回、「ヒナギク」で携わらせていただくことになり、
鬼束さんがどのような進化をされたのか、感じられることがとても楽しみでした。
カメラ前に立った際の緊張感は、「月光」の時よりも更に鋭く突き刺ささるものでした。
そして、撮影が始まってからの圧巻のパフォーマンス。
様々な想いを抱え自身と向き合っている人間だからこその表現だと思います。
「月光」の時の可愛らしい歌い手が、力強くゆるぎない表現者になっていました。
深く心に刻まれました。
日本の宝だと思います。
今回ディレクターの素晴らしい演出があり、心に残る素敵な作品になりました。
このような機会を与えてくださったことに感謝致します。
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リンク
- 鬼束ちひろ - 「ヒナギク」(Music Video Short ver.) - YouTube
- GYAO! | 無料動画
- 鬼束ちひろオフィシャルホームページ
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音楽ナタリー @natalie_mu
鬼束ちひろがヒナギクと炎に囲まれ歌い上げる(動画あり / コメントあり) https://t.co/CQ3tZU28RB https://t.co/sWC2Ol8XFf