“趣味が近い同世代”Rei&オカモトショウ「Reiny Friday」で厳選カバー熱演

7

286

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 41 206
  • 39 シェア

Reiが7月13日に自主企画ライブ「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.8」を開催した。

Rei

Rei

大きなサイズで見る(全10件)

「Reiny Friday -Rei & Friends-」は彼女が音楽仲間をゲストに招いて実施している自主企画イベント。開催8回目を数える今回、彼女はゲストにOKAMOTO'Sのオカモトショウ(Vo)を迎えた。

Rei

Rei[拡大]

色とりどりの傘が飾られ雨音がしとしとと響く場内に、まずはラベンダー色のワンピースを着たReiが登場。アコースティックギターを抱えてステージ下手の椅子に腰をかけると「こんばんは、Reiです。『Reiny Friday』最後までお楽しみください」と挨拶して、イベントのテーマ曲「Rainy Monday Blues」でライブの幕を開けた。エレキギターに持ち替えてステージ中央へと立ったReiは、玉木正太郎(B)、カメダタク(Key / オワリカラ)、大宮洋介(Dr)からなるバンドメンバーと共にポップチューン「MOSHI MOSHI」を演奏。Reiが「Are you ready!?」と耳に手を当てて観客の歓声をさらうと、4人の演奏は熱気を帯びていった。

左からオカモトショウ(OKAMOTO'S)、Rei。

左からオカモトショウ(OKAMOTO'S)、Rei。[拡大]

「JUMP」では首にかけたタンバリンを、「Black Cat」ではハーモニカを鳴らしてオーディエンスを魅了したReiは、ゴキゲンなThe Beatles「Birthday」のカバーに乗せてこの日のゲスト・オカモトショウを呼び込んだ。ショウはステージに姿を見せるとハーモニカとマイクを持ち、Reiとバンドと共にリトル・ウォルター「Mellow Down Easy」をセッション。Reiのギターソロ中には自身もステップを踏んだりと大いにライブを楽しんでいる様子だった。

2人が出会った当時を回想したMCでショウは「最初にReiちゃんと会ったハマ(・オカモト)が『俺たちと同じぐらい楽器の話ができる女の子がいた。誰にもわからないようなペグの話で盛り上がった』って言ってて、『絶対に嘘だよ』って思った」と笑い、「濃い音楽の部分が共有できる相手って、ミュージシャンやっててもなかなか出会えない。今日呼んでもらえてうれしいです」とReiにメッセージを贈る。これにReiが「同世代でなかなかないですよね。次のOKAMOTO'Sの曲は、そういうジェネレーションを意識した曲?」と質問すると、ショウは「90年代生まれの自分たち、みたいな看板がわかりやすいほうがいいなと思って。そういう自分の幼少期とか今とかがごちゃごちゃに混ざったような曲です」と返し、OKAMOTO'Sの「90'S TOKYO BOYS」を披露。2人はかけ合うようにラップを繰り広げて観客の体を揺らした。

左からオカモトショウ(OKAMOTO'S)、Rei。

左からオカモトショウ(OKAMOTO'S)、Rei。[拡大]

続くMCでReiがこの日届けた「Mellow Down Easy」はショウのリクエスト曲だと明かすと、ショウは「OKAMOTO'Sじゃやろうってならないから。趣味が近いからこそ今日何やろうって悩まなかった?」と喜びをにじませ、Reiも「ホントはもっともっとやりたい曲あったけど厳選しました!」と語る。2人はそんな選び抜いた曲の中からThe Who「My Generation」、Aerosmith「Walk This Way」を披露。ショウは曲中にコール&レスポンスを実施し、会場を大いに沸かせたのちステージを降りた。

Rei

Rei[拡大]

ショウとのコラボパートを終えたReiは、スポットライトを浴びてエモーショナルに「Long Way to Go」を歌唱。バンドアンサンブルへと変化すると、雄大な歌声を響かせてオーディエンスを圧倒した。飛行機の走行音のようなSEから入った「Sky Girl」でキャプテンになりきってアナウンスしたReiは、身ぶり手ぶりを交えて開放感のあるボーカルを披露。ドライブ感のある「my mama」やロカビリーテイストの「Route 246」、遊び心のある「COCOA」といったアッパーチューンが続いたライブ終盤では、巧みなギタープレイとバンドメンバーとの白熱のセッションでファンのテンションをこれでもかと引き上げていく。この日のラストナンバーは「New Days」。最初はアコギで演奏をしていたReiはここで改めてメンバー紹介をし、それぞれが熱いソロプレイを見せると自身もフライングVへと持ち替えてお立ち台の上へ。フロアに背を向けていたReiは振り向くとサングラスをかけており、最後にギターを堂々と鳴らしてファンを熱狂させた。

「BLACK BANANA」を披露するReiとオカモトショウ(OKAMOTO'S)。

「BLACK BANANA」を披露するReiとオカモトショウ(OKAMOTO'S)。[拡大]

アンコールでブルーのリッケンバッカーを抱えたReiは「アンコールありがとうございます」と感謝し、ここで自身のレーベルReiny Recordsがユニバーサル ミュージック内レーベルとなることを発表した。会場が祝福の声に包まれる中、Reiは再度ショウとバンドメンバーを呼び込んでマディ・ウォーターズ「Got My Mojo Workin'」をカバー。最後はボンゴを叩くショウと共に「BLACK BANANA」を熱演し、着席していた観客をも総立ちにさせる大盛り上がりの中「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.8」を締めくくった。

この記事の画像(全10件)

Rei「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.8」2018年7月13日 セットリスト

01. Rainy Monday Blues
02. MOSHI MOSHI
03. JUMP
04. Black Cat
05. Birthday(The Beatlesカバー)
06. Mellow Down Easy(リトル・ウォルターカバー)
07. 90'S TOKYO BOYS(OKAMOTO'Sカバー)
08. My Generation(The Whoカバー)
09. Walk This Way(Aerosmithカバー)
10. Long Way to Go
11. Sky Girl
12. my mama
13. Route 246
14. OCD
15. COCOA
16. New Days
<アンコール>
17. Got My Mojo Workin'(マディ・ウォーターズカバー)
18. BLACK BANANA

全文を表示

読者の反応

  • 7

★ヒロックス☆ hi69's ★ @hirocks6169

【ライブレポート】“趣味が近い同世代”Rei&オカモトショウ「Reiny Friday」で厳選カバー熱演(写真10枚) - 音楽ナタリー https://t.co/minEU1cTVa

コメントを読む(7件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 Rei / OKAMOTO'S / オワリカラ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。