「Y by Yoshiki」はYOSHIKIがプロデュースするワインブランド。今回の発表会は2つの新作ワイン「Y by Yoshiki 2016 Cabarnet Sauvignon California」「Y by Yoshiki 2017 Chardonnay California」の発売を機に実施されたもので、ワインをテーマにした人気マンガ「神の雫」の原作者である
YOSHIKIの登場を前にワインを試飲した樹林伸は「驚くほど優しい味わい。X JAPANの楽曲には激しい曲もバラードもありますけど、これはバラードかな」と感想を語り、樹林ゆう子は「この優しさは、YOSHIKIさんの生き方、人生哲学が反映されているのでは」と評価した。こののちにステージに迎えられたYOSHIKIはまずワインをひと口飲み「うん、一流」とひと言。そして「今回の作品は3作目なんですが、赤、白共に高級感はあるけれど飲みやすいワインを目指しました。会社から帰って……あ、僕は会社には務めていませんけど(笑)、帰ってから『ちょっと飲もうかな』と楽しめるような。ビール感覚とまではいかないにしても、気軽に飲んでいただけたらと思います」と狙いを説明。そして「やさしい味わい」という亜樹直の2人の評価に「狙い通りのことを言ってくださって、ありがとうございます」と笑顔を見せた。
発表会のあとにYOSHIKIは囲み取材にも応じ、「長年温めてきたワインがこうして公に出て、感慨深いです」と改めて今の心境を語った。また、ここでは2017年5月に行った人工椎間板置換手術以降のワインとの付き合い方についても言及し、彼は「手術前は1日1本から1本半飲んでいたのが、今は寝る前に1杯飲むか飲まないか。健康に気を付けようというところでガブ飲みをやめたので(笑)、生きている瞬間を楽しみながらワインを味わうようになりました」と明かした。
囲み取材での話題は多岐におよび、X JAPAN feat. HYDEとしてテレビアニメ「『進撃の巨人』Season3」のオープニングテーマ「Red Swan」を今秋にリリースすることについて質問が飛ぶと、YOSHIKIは「実はまだレコーディング中で、今朝まで作業をしていました。TVサイズのものはほぼできているんですけどね、なんとか遅れないように。オープニングが無音になっちゃったら大変ですから(笑)、なんとかがんばろうというところです」と近況を明かす。YOSHIKIが西日本の豪雨災害に際し義援金を寄付したことについても報道陣から問いかけがあり、彼はこれについて「欧米では(著名人が)率先して声を上げる動きがあって、それはいいことだと思う。自分がそういった活動をすることによって寄付の輪が広がるなら、僕は堂々と寄付をしていこうと思います」と答え、「(被災した各地は)以前ツアーでも回っていましたし、とても他人事とは思えないです」と被災地の人々を思いやった。
最後に記者からは、テレビCMをきっかけに「紅」の熱唱動画が流行していることについての質問も。「この現状をどう思うか」と問われると、YOSHIKIは「ひと言で言えば光栄です。僕が20歳くらいのときに書いた思いに今こうして共感してもらえるなんて」と笑顔を見せる。SNSには子供たちがこの曲を歌っている動画も続々アップされていると知らされると、YOSHIKIは「10歳くらい? 紅に染まるの、早くないですか!?(笑)」と思わずツッコミを入れ「まだ桃色くらいで……あの、紅に染まり過ぎないようにね」と笑いながらアドバイスを送っていた。
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