チャットモンチーはこのイベントで、明日6月27日にリリースするラストアルバム「誕生」の収録曲を先行披露。7月をもって活動を“完結”する彼女たちにとって最後のライブハウス公演ということもあり、会場には多くのオーディエンスが詰めかけた。なお本公演には、3月にリリースされたトリビュートアルバム「CHATMONCHY Tribute ~My CHATMONCHY~」に一般公募から参加した月の満ちかけとペペッターズも出演した。
チャットモンチーの2人はイベントのオープニングに登場。出演する2組の略歴や好きな食べ物などをゆるやかに紹介し、オーディエンスを和ませた。「こんな感じでゆるいですが、ライブは熱くやっていきたいと思いますので見守ってください!」と福岡晃子が意気込んだあと、ステージに現れたのはトリビュートアルバムに「小さなキラキラ」で参加した月の満ちかけ。熊谷あすみ(Vo)と今井カズヤ(Key)によるこのユニットは、この日バンド編成で「月の満ちかけ」や「まぼろし」といったオリジナル曲を披露した。そしてサポートメンバーが一度ステージを去り、2人のみで「小さなキラキラ」を演奏。淀みのない伸びやかな歌声と繊細な鍵盤の音色を場内いっぱいに響かせた。
ペペッターズは広村康平(Vo, G)、中西幸宏(B, Cho)、國乘豪(Dr, Cho)による神戸出身のスリーピースバンド。彼らがトリビュートアルバムでカバーした「こころとあたま」などを披露すると、観客は心地のいいサウンドにじっくりと浸っていた。広村は「まさかこんなことを言う日がくるとは思いませんでした。次はチャットモンチーです!」と語り、ラストナンバー「PLOT」を届ける。洗練された演奏でチャットモンチーへとバトンを渡し、3人はステージをあとにした。
アルバム「誕生」のオープニングを飾るナンバー「CHATMONCHY MECHA」をバックにステージに登場したチャットモンチーは、リード曲「たったさっきから3000年までの話」を披露。福岡がシンセサイザーやドラムで紡ぎ出す音に乗せて、橋本絵莉子は伸びやかに楽曲を歌い上げた。「初めて聴く曲もあるかもしれませんが、よろしくお願いします」という福岡の挨拶を経て橋本がギターを持ち、弾き始めたのはスケール感のあるナンバー「the key」。福岡が「新しいアルバムの曲をやる機会がもうあまりないから、イベントをやりたいなという話になって。せっかくだからトリビュートアルバムのライブも一緒にやろうと思って月の満ちかけとペペッターズに出てもらったんですけど、最高でしたよね?」と2組を称賛すると、橋本も「自分たちがまだ知られてなかった頃のライブを思い出しました」と感慨深げに当時を振り返った。
橋本が「こういう機会もあとちょっとだと思うと変な感じですけど……がんばります」とつぶやき、歌い始めたのは「裸足の街のスター」。2人は鍵盤ハーモニカやベースを使用しながら、ゆったりとこのナンバーを届けた。そして橋本は「次はくみこん(高橋久美子)が歌詞を書いてくれた曲をやります」と前置きし、「砂鉄」を演奏。彼女たちが丁寧に届ける言葉と音に、オーディエンスはじっくりと聴き入っていた。そして「『誕生会』ということで、スペシャルゲストをお招きしてます!」とステージに呼び込まれたのは、
アンコールでは福岡が「『完結』と言ってから本格的に作ったアルバムです。皆さんの顔を思い浮かべながら、最後まで一歩でも前進したいと挑戦しました」とアルバムについて語り、橋本も「その通り!」と笑顔で同意した。橋本が「まだライブは終われません。もう1人ゲストが来てくれています!」と紹介し、ステージに現れたのは小出祐介(
チャットモンチー「チャットモンチー『誕生』リリースイベント誕生会」2018年6月25日 WWW X セットリスト
月の満ちかけ
01. 月の満ちかけ
02. まぼろし
03. 小さなキラキラ
04. ホームタウン
ペペッターズ
01. マーティン
02, Nagarl
03. louve
04. こころとあたま
05. PLOT
チャットモンチー
01. たったさっきから3000年までの話
02. the key
03. 裸足の街のスター
04. 砂鉄
05. クッキング・ララ feat.
<アンコール>
06. 恋の煙(同期ver.)with 小出祐介(
リンク
- CHATMONCHY チャットモンチー Official Site
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妻がナタリーにのったぞ
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