吉田山田が“仲間”と肩を組んで歌った「ドレミファイル♪」ライブ

吉田山田の冠番組「吉田山田のドレミファイル♪」発のライブイベント「tvk 吉田山田のドレミファイル♪presents“ドレミの日”スペシャルライブ2018」が、昨日6月24日に神奈川・はまぎんホール ヴィアマーレにて開催された。

開演時間を迎え、客電が落ちると番組のレギュラー出演者である吉田山田と麻生夏子の3人がステージに登場。山田義孝（Vo）は登場するや否や飛び上がりながら「やったよ！」と叫び、番組発のイベントが開催できたことを喜んだ。ステージ上には番組で実際に使われているセットが持ち込まれ、3人はアットホームな雰囲気でトークを展開。イベントには番組に出演した経験を持つアーティストがラインナップされており、吉田結威（G, Vo）は「個人的にも観たいアーティストが出てくれたので、ライブを観るのも楽しみ」と話し、競演者への期待感を煽っていた。

1組目の出演者は、吉田山田とレーベルメイトでもあるシンガーソングライターのましのみ。SEとしてましのみ本人が歌う「ましらっぷ」が鳴り響くと、客席からは自然と手拍子が上がる。彼女が1曲目「プチョヘンザしちゃだめ」を歌い始めると、歌に合わせて手を挙げるオーディエンスの姿もあった。MCで8月に1stシングルがリリースされることを告知した彼女は、シングルの表題曲「どうせ夏ならバテてみない？」を「『好きな人に一緒に夏バテしようよ！』という曲です」とざっくばらんに説明。客席から笑い声が上がる中、恋人へのフラストレーションをコミカルに歌い上げてオーディエンスを楽しませていた。

続いてステージに登場したUNIONEは、自己紹介的なナンバー「パッサボーラ！」でオーディエンスのテンションに火を点ける。「ダンデライオン」の歌唱中にはメンバーが客席に降りて行き、観客とハイタッチをしてイベントを盛り上げた。バラードナンバー「世界の真ん中」では、息を合わせたボーカルワークで心地よいハーモニーを響かせて観客を魅了。最後には7月にシングルリリースする新曲「Higher」と「Summertime」を2曲続けて届け、イベントのホスト役である吉田山田へとバトンをつないだ。

吉田山田の2人がステージに現れると、オーディエンスは1曲目から総立ちに。「希望とキャンディ」の歌唱中には、山田が番組名にちなんで「ドレミ」と歌うコール＆レスポンスを繰り広げてファンを熱狂させる。「未来」の演奏では山田がタンバリンを手にし、アコースティックギターを演奏する吉田と向かい合って小気味よいリズムを刻んだ。MCでは冠番組のレギュラーを務めてさまざまなアーティストと交流を持つことについて吉田が「仲間が増えていく感じがする」と話すと、山田は「やっぱりこの番組はすばらしい！」と自身の冠番組を誇らしげに語った。また2人は10月にメジャーデビューから9周年を迎えることに触れ、山田が「今日も歌いながら、これまですごく濃い時間を過ごすことができました」と感慨深そうにデビュー以降の歩みを振り返るひと幕もあった。

吉田山田の代表曲の1つ「日々」をしっかりと聴かせた彼らは、ライブの鉄板曲「イッパツ」を投下。曲中、吉田が「もっといけるぞ！」と煽ると観客はそれに応えるかのように声を張り上げ、会場内には盛大なシンガロングが響いた。本編の最後には山田が「3人そろっての『ドレミファイル♪』ですから」と話し、ゲストとして麻生をステージに呼び込み、3人で荒井由実の「ルージュの伝言」をカバー。客席まで降りて行った山田が子供のオーディエンスと手を取り合って歌唱するなど会場内がピースフルな雰囲気に包まれる中、イベント本編はフィナーレを迎えた。

アンコールではこの日の出演者がステージ上に集結し、ましのみのキーボードと吉田のアコースティックギターの演奏に乗せて、吉田山田の「魔法のような」を9人でパフォーマンス。UNIONEの5人に山田が混じって声を重ねると、ましのみや麻生もそこに合流。出演者同士が肩を組んで歌を届け、この日のイベントは大団円を迎えた。