フィロのス「夢が叶う瞬間ってこんなに幸せ」念願の生バンド公演でフロアを熱狂の渦に

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フィロソフィーのダンスが6月16日に東京・LIQUIDROOMにて東名阪ツアー「Girls Are Back In Town VOL,1」の初日公演を行った。

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)

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フィロのス初のフルバンドセットで行われた本公演。3月には「完璧に演奏できる一流のミュージシャンにバンドメンバーを務めてほしい」という思いからライブに向けたクラウドファンディングが実施され、最終的に目標金額の300万円を大幅に超える支援金が集まった。満を持して開催されたこのLIQUIDROOM公演で、4人はグループの楽曲のアレンジを担当しているバンドマスターの宮野弦士(G)をはじめ、朝井泰生(G)、砂山淳一(B)、城戸紘志(Dr)、早藤寿美子(Per)、福田裕彦(Key)といったミュージシャンと共に迫力のステージを展開。会場に集まった満員の観客を熱狂させた。

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)[拡大]

MCのデビッド・アイザックによる「Are you ready to dance!?」という煽りで場内に大きな歓声が沸き起こる中、フィロのスは4人それぞれ別の衣装に身を包んでステージに登場。8月にシングルリリースされるという新曲「イッツ・マイ・ターン」で勢いよくライブをスタートさせた。グルーヴィで強靭なサウンドに彼女たちの個性的な歌声が重なり、序盤からフロアは激しくヒートアップ。2曲目のグループの所信表明と言えるナンバー「アイドル・フィロソフィー」では、ファンによるシンガロングが会場に響きわたった。

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)[拡大]

次にフィロのスは、「ライク・ア・ゾンビ」と「オール・ウィ・ニード・イズ・ラブストーリー」をパフォーマンス。MCで奥津マリリが「絶対最高の1日にするので、皆さん付いてきてください!」とフロアに向かって呼びかけたあとには、サマーソング「夏のクオリア」やキラーチューン「好感度あげたい!」を届けて場内の温度を上昇させていく。続く「バイタル・テンプテーション」では観客とのコール&レスポンスが、「エポケー・チャンス」では4人から紹介を受けたバンドメンバーによる巧みなソロパートが繰り広げられた。さらに彼女たちは十束おとはの「次の3曲は特にバンドセットが映えそうな曲たちです」という紹介から、「アルゴリズムの海」「アイム・アフター・タイム」「コモンセンス・バスターズ」をノンストップで歌唱。バンドはスローナンバーからアップチューンに至るまで絶妙な演奏でメンバーの歌を支え、会場に一体感を生み出していった。

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)[拡大]

「イッツ・マイ・ターン」の世界観にあわせて制作されたという今回の衣装の話題で盛り上がったMCを経て、ライブは後半戦へ突入。4人は十束の敬愛するでんぱ組.incのコレオグラファー・Yumikoが振り付けした新曲「ライブ・ライフ」を披露し、セクシーなダンスで観客を魅了した。モーニング娘。へのリスペクトを込めた楽曲「ラブ・バリエーション」では日向ハルの歌声と朝井のギターソロによるかけ合いが展開され、フロアが大きく沸き立つ。その後、彼女たちは奥津の「ここLIQUIDROOMでも私たちが『ベスト・フォー』だって証明してやるよ!」という叫びから「ベスト・フォー」をパフォーマンスし、1stシングル曲「すききらいアンチノミー」でライブ本編を終えた。

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:新元気)[拡大]

アンコールに応えて再びステージに登場したフィロのスは、福田が奏でるピアノの音色にあわせてグループ唯一のバラードナンバー「ジャスト・メモリーズ」を熱唱。伸びやかで力強い日向のボーカルで、場内は感動的な空気で満たされていった。ファンに向けた挨拶では奥津が「夢が叶う瞬間ってこんなに幸せなんだなって思っております!」と生バンドでのライブを実現できた喜びを爆発させ、佐藤まりあは「最初にバンドメンバーの演奏を聴いたときに、今まであった壁の先いる誰かに出会えたような不思議な感覚になって。初めてメンバーの前で泣きました」と明かしつつ、「大船に乗ったつもりで信じて付いてきてください!」と頼もしい言葉を述べる。また日向は「私たちがもっと売れてステージ上で結果を出すことがみんなへの恩返しだと思っているので、これからもよろしくお願いします」と語り、十束は目に涙を浮かべて「この2年半くらい、私はほかの3人の背中をずっと見てきて。歌もダンスもすごく下手くそだったので、ここまで来るのが本当に大変で」と話したあと、「みんな彼女ができないとか、仕事ができないとかいろいろあると思うけど、私を見て元気になってください!」と笑顔を見せた。そして4人は代表曲「ダンス・ファウンダー」をラストナンバーとして熱演。奥津の「もっともっとこれからも愛してください!」という言葉でLIQUIDROOM公演は締めくくられた。

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フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」
2018年6月16日 LIQUIDROOM セットリスト

01. イッツ・マイ・ターン
02. アイドル・フィロソフィー
03. ライク・ア・ゾンビ
04. オール・ウィ・ニード・イズ・ラブストーリー
05. 夏のクオリア
06. 好感度あげたい!
07. バイタル・テンプテーション
08. エポケー・チャンス
09. アルゴリズムの海
10. アイム・アフター・タイム
11. コモンセンス・バスターズ
12. ライブ・ライフ
13. ラブ・バリエーション
14. ドグマティック・ドラマティック
15. ベスト・フォー
16. すききらいアンチノミー
<アンコール>
17. ジャスト・メモリーズ
18. ダンス・ファウンダー

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」(※終了分は割愛)

2018年6月30日(土)愛知県 HOLIDAY NEXT NAGOYA
2018年7月1日(日)大阪府 FANJ twice

フィロソフィーのダンス「Girls Are Back In Town VOL,1」アフターパーティ

2018年6月23日(土)東京都 WWW X

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※記事初出時、一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

加茂啓太郎 @keitarokamo

楽しかったなぁ。もはや遠い目 https://t.co/sfuJwtsr7Y

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