COUNTRY YARD、更新した姿見せた「Modern Sounds」全曲披露ライブ

1

196

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 46 149
  • 1 シェア

COUNTRY YARDが6月14日にライブツアー「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演を行った。

COUNTRY YARD「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

COUNTRY YARD「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

大きなサイズで見る(全20件)

このツアーは彼らが結成10周年を記念して5月より開催しているもの。この日は2010年9月発売の1stアルバム「Modern Sounds」収録曲を全曲披露することが事前にアナウンスされており、ステージには「Modern Sounds」のフラッグが掲げられていた。

Keisaku “Sit” Matsu-ura(Vo, B)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Keisaku “Sit” Matsu-ura(Vo, B)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

Hayato Mochizuki(Vo, G)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Hayato Mochizuki(Vo, G)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

Yu-ki Miyamoto(G, Cho)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Yu-ki Miyamoto(G, Cho)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

開演中のBGMが流れる中、Keisaku “Sit” Matsu-ura(Vo, B)、Hayato Mochizuki(Vo, G)、Yu-ki Miyamoto(G, Cho)、サポートメンバーのSHUN(Dr / SWANKY DANK)の4人はふらりとステージに。向かい合って気合を入れると、Sitが「1、2、3、4……」とカウントを始め、10まで数えたところで「Seven Years Made My Now」とタイトルコールをして「Modern Sounds」の1曲目「Seven Years Made My Now」でライブをスタートさせる。続けて「Far Flower」「If You Say Goodbye」と「Modern Sounds」の収録曲をパワフルに続けると、フロアから「最高!」と興奮した声が上がる。それを聞くとSitは「『最高』が早いね」と言いつつも笑顔を見せた。Sitが「テーマなんていらねえ。みんなの声が必要だ」と煽ってから始まった「Universal Hour」では彼の言葉に応えるようにファンのシンガロングが場内に広がる。「Sorrow」「Homeward Journey」「The Same Old Dream」とメロディアスなナンバーが続いたパートでは、伸びやかな歌声を聴かせるSitの後ろで、Mochizuki、Miyamoto、SHUNの3人は互いを見合い、息の合ったプレイを見せていた。

MCではMiyamotoが結成からの10年を振り返り「ブレずに10年続けてきたし、これからもブレずにいられたら」と展望を口に。重ねて「ちゃんと追いかけてくれる人がいるということはブレずに進めると思う」とファンへの感謝を述べる。Sitは「常に不安にかられている10年でした。でも音楽を鳴らしているときだけは楽しくて、それだけでいいんだと思う」と語った。さらに「Sorrow」「Homeward Journey」で大合唱が発生したフロアをうれしそうに見ていた彼は、「(バンド結成の)10年後にこんなにたくさんの人たちと楽しいワンマンを過ごすなんて夢にも見てなかったです」と感慨深く言い、“今叶えたい夢”として「ここにいるみんなを面白いところに連れていって『あいつらやべーな』って言われること」「COUNTRY YARDがいれば大丈夫と思われるバンドになること」「カッコよく強く優しいバンドになること」と熱弁した。

COUNTRY YARD「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

COUNTRY YARD「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

「Modern Sounds」収録曲のうち、アコースティックナンバー「1985」を除く全11曲を終えると、バンドは「Modern Sounds」以前にリリースした1stシングル「TURN UP THE SUN E.P」の表題曲「Turn Up The Sun」を勢いよく届ける。演奏後、ステージ後方に掲げられていたフラッグが最新アルバム「COUNTRY YARD」のものに変わり、ライブは後半戦へ。彼らは「昔話をしに来たんじゃない。COUNTRY YARDを更新しに来た。前に進みに来た!」と勇むと「COUNTRY YARD」の収録曲を中心にしたセットリストで、より一層ヘビーな展開を見せた。人気曲「I'll Be With You」ではSitがクラウドサーフしてきたファンと笑顔で拳をぶつけ、サビではマイクを客席に向けてファンの合唱を煽るなど、場内に一体感が生まれる。さらにSitが「全部の曲が俺たちの人生を変えてくれたんだけど、こいつはやたらと変えてくれた」と説明してから始まったキラーチューン「Starry Night」では、この日一番大きな合唱が発生。場内は感動的なムードに包まれた。

アンコールではアコースティックギターに持ち替えたSitが1人でステージに登場。照れ隠しに「小芝居やっていい?」と冗談を言ったあと、アコースティックナンバー「1985」をしっとりと弾き語った。その後Mochizuki、Miyamoto、SHUNを迎え入れ、Sitが「いつもここに俺たちの音楽が鳴り響きますように」と穏やかに言うと、バンドは最後に「Always Be Here」をプレイ。大盛り上がりのうちにライブの幕を下ろした。

なお「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」は11月11日の愛知・HUCK FINNまで続く。

この記事の画像(全20件)

COUNTRY YARD「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」
2018年6月14日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. Seven Years Made My Now
02. Far Flower
03. If You Say Goodbye
04. Universal Hour
05. Just Take A Run Over
06. Long Way Around
07. My Other Side
08. Chasing
09. Sorrow
10. Homeward Journey
11. The Same Old Dream
12. Turn Up The Sun
13. Orb
14. Alternative Hearts
15. You’re My Fire
16. 32
17. Quark
18. Life In Metronome
19. I'll Be With You
20. Colors
21. Starry Night
22. In Your Room
23. Don't Worry, We Can Recover
<アンコール>
24. 1985
25. Always Be Here

COUNTRY YARD「TOUR 2018 -10 YEARS MADE OUR NOW-」(終了分は割愛)

2018年6月23日(土)大阪府 FANDANGO
2018年7月16日(月・祝)宮城県 SENDAI BIRDLAND
2018年8月23日(木)岩手県 盛岡Club Change
2018年9月1日(土)神奈川県 横須賀かぼちゃ屋
2018年9月17日(月・祝)新潟県 CLUB RIVERST
2018年11月9日(金)福岡県 graf
2018年11月11日(日)愛知県 HUCK FINN

全文を表示

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

【ライブレポート】COUNTRY YARD、更新した姿見せた「Modern Sounds」全曲披露ライブ(写真20枚) https://t.co/DuTOBsCSab https://t.co/Iql7OVbPLy

コメントを読む(1件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 COUNTRY YARD / SWANKY DANK の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。