今回のツアーは、「Electric Side」「Acoustic Side」「Lake Side」という計3タイプの公演を織り交ぜたバンドにとって初の試みが詰まったもの。初日となった昨日のライブは「Electric Side」の公演となり、ロックバンドとしての側面を十二分に発揮する攻撃的な内容となった。
待ち焦がれたオーディエンスが大歓声を上げる中、サポートの浅野尚志を含む編成でステージに立ったメンバーたち。光村龍哉(Vo, G)は登場するなり両手でフロアを挑発し、古村大介(G)と坂倉心悟(B)も序盤からステージを動き回り、激しい手つきで楽器をかき鳴らす。対馬祥太郎(Dr)はステージ後方でどっしりと構え、フロントの3人の奔放なプレイを後押しするように力強くエネルギッシュなリズムを刻んだ。
「Electric Side」のセットリストは昨年12月にリリースされた「OYSTER -EP-」、そして7月25日にリリースを控える「TWISTER -EP-」の収録曲をメインに据えつつ、過去曲のアレンジバージョンなどで構成。光村曰く「NICO一体どうした?」という“ひねくれた”曲ぞろいの「TWISTER -EP-」の収録曲が披露されると、観客は予測不可能な楽曲展開に驚いたり、激しいサウンドに熱狂したり、それぞれが思い思いの形で新曲を楽しんでいた。
MCで光村は「非常に練習してて楽しいセットリストになってまして、その楽しさをみんなと共有できれば、今までで一番のツアーになるんじゃなかなと思います」と初日らしい言葉を放ち、アンコールでは「新曲だらけでビビっただろう」とニヤリと笑った。また「10周年なのに新曲だらけのツアーをやってるわけで、ひねくれている我々ですが……みんなのおかげでライブが楽しくできています」とメジャーデビュー10周年を迎えたことに言及する場面も。怒涛のようなパフォーマンスを終えたあと、メンバーは「ツアー行ってきます!」と肩を組みながら叫び満足げな表情で去っていった。
なお「"N X A" TOUR」は10月7日の沖縄・桜坂セントラルまで約4カ月にわたって展開予定。ツアーの開催にあわせてオフィシャルサイトでは、各公演の終演後より開催日の深夜24:00まで「TWISTER -EP-」の収録曲1曲の試聴音源を公開する企画を実施中。
NICO Touches the Walls "N X A"TOUR -Electric Side-(※終了分は割愛)
2018年6月9日(土)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2018年6月10日(日)山口県 周南RISING HALL
2018年6月16日(土)香川県 高松festhalle
2018年6月17日(日)愛媛県 WStudioRED
2018年6月20日(水)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2018年6月22日(金)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2018年6月23日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2018年6月30日(土)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2018年7月7日(土)福岡県 DRUM LOGOS
2018年7月8日(日)福岡県 DRUM LOGOS
2018年7月21日(土)新潟県 NIIGATA LOTS
2018年7月22日(日)富山県 MAIRO
2018年9月30日(日)北海道 札幌PENNY LANE24
2018年10月7日(日)沖縄県 桜坂セントラル
NICO Touches the Walls "N X A"TOUR -Lake Side-
2018年7月29日(日)山梨県 河口湖ステラシアター
NICO Touches the Walls "N X A"TOUR -Acoustic Side-
2018年6月12日(火)広島県 Live Juke
2018年6月14日(木)香川県 高松MONSTER
2018年6月29日(金)宮城県 retro Back Page
2018年7月5日(木)福岡県 博多百年蔵
2018年9月29日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
2018年10月6日(土)沖縄県 桜坂セントラル
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】NICO Touches the Walls全国ツアー、爆音まみれ攻撃的な“Electric Side”でスタート(写真8枚) https://t.co/FHamtMwc0h https://t.co/ERaQgHjVPL