ハロー!プロジェクトとKDDIが共同開発した音楽視聴体験コンテンツ「au 音のVR」のiOS向けアプリが本日5月31日から9月30日までの期間限定で無料配信される。
これまでイベント会場などに設置された専用端末で体験することができた「au 音のVR」。本アプリの配信により、iPhoneやiPadなどで視聴することが可能となった。KDDI総合研究所が開発したこのアプリには視聴者の操作や動作に応じて、収録した音場の空間的な広がりを保ちながら、任意の範囲にズームしたステレオ音場をリアルタイムに合成する、音場のズーム合成技術を採用。本技術により、スマートフォンなどに表示される360°の映像と音に対し、視聴者が“観たい”、“聴きたい”部分に、自由自在にズームすることで、該当箇所の音と映像が体感的に合致したインタラクティブ視聴体験が可能となる。
今回アプリで配信されるのはモーニング娘。'18と
先日KDDI本社にて行われた説明会にはアンジュルムの和田彩花と川村文乃が出席。アンジュルムのコンテンツの1つである「大器晩成」を使った「アンジュルムが描く、私たちの未来I」では、「20年後のアンジュルム」をテーマにメンバーで絵を描いたという。その中でメンバーに“20年後”の姿を描かれた和田は「よぼよぼのおばあちゃんの姿を描かれてショックでした……20年後確かにそうかもしれないけど、もう少しきれいに描いてくれれば(笑)」と苦笑い。川村は「1曲の間で歌いながら絵を描くことをしたことがなかった。半数の人は大きな声でしゃべっているので音がずれないようにするのに緊張感がありましたね」と語った。VRを使って今後やってみたいことについて和田は「マネージャーだけの会議にカメラを置いて大人の世界を見てみたい」とコメント。川村はメンバー楽屋を挙げ「いつも面白いことが同時多発してるんです。家に帰ってその映像でみんなの姿を観たいです」と述べた。
本アプリで「大器晩成」を視聴したという和田は「『au 音のVR』だとそれぞれの声がわかるので、ユニゾンも楽しんでもらいつつ、ソロパートも楽しんでもらえたら」と話す。川村は「ユニゾンだと10人の声がちょっとずつ聴こえますけど、『au 音のVR』だったら寄ればその人の声が大きく聴こえるんです。とても勉強になりました」と語った。なお「au 音のVR」にアンジュルムの楽曲をもう1曲追加するならどの曲がいいか、という話題になると和田は「次々続々」、川村は「泣けないぜ…共感詐欺」を挙げた。なお理由はどちらも早口のパートがあるからだという。
「au 音のVR」は、5Gと組み合わせることで、低遅延で高画質な映像伝送が可能となり、ライブ会場において「au 音のVR」を活用しながら観客が“推しメン”の声を楽しんだり、遠隔地でリアルタイムにライブを楽しむことができるという可能性を秘めている。川村は「ライブ会場でこの技術を使って全員をアップで観ることができたらいいですよね。推しメンがいる方も多いので、その方にとってはずっと1人を観ることができてとってもうれしいことなんじゃないかなって」とこの技術への期待を寄せる。和田も「『au 音のVR』で世界中の方とつながれたらいいなと思います」と話した。
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