「Ryuichi Sakamoto:CODA」はスティーブン・ノムラ・シブル監督が坂本に2012年から5年間にわたって密着取材して完成した映画。坂本へのインタビューや初公開のプライベート映像、過去のアーカイブ映像で構成され、YMO時代のこと、映画音楽作曲家としての成功、近年の社会問題や環境問題への取り組み、咽頭がんとの闘病生活、2017年3月にリリースされた8年ぶりのオリジナルアルバム「async」の制作過程などが描かれている。昨年11月から劇場公開され、「ベネチア国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品されたほか、「東京国際映画祭」でSAMURAI賞、「報知映画賞」で監督が特別賞を受賞している。
今回発売されるBlu-rayとDVDは共にヘッドフォンで5.1chサラウンドを体感できる音響技術、DTS Headphone:Xを実装。スタンダードエディションと2枚組のコレクターズエディションという2種類の仕様が用意され、コレクターズエディションの特典Blu-rayには、アメリカ・ニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで行われたライブを記録した今年1月公開の映画「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async」とその劇場予告編などが収められる。
なお5月26日には、韓国・ソウルの中心地である南山の会賢洞にオープンするアート空間・piknicのオープニングイベントとして、韓国では初となる坂本の特別展「Ryuichi Sakamoto Exhibition: LIFE, LIFE」が開催される。この展覧会では坂本の映画音楽家としての足跡と功労を振り返る展示や、坂本と高谷史郎、ナム・ジュン・パイク、アルヴァ・ノトらによるインスタレーション作品の体験コーナーを用意。展覧会の来場者だけがpiknic屋上の大庭園に入場することができ、ラウンジではBluetoothヘッドフォンで坂本の代表曲を楽しむことができる。
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