Goose house、最新アルバム「Flight」携えたツアーに幕

Goose houseが5月19日に大阪・Zepp Nambaでライブツアー「Live Tour 2018 Flight」のファイナル公演を開催した。

4月にリリースした最新アルバム「Flight」を携えて北海道、愛知、東京、大阪を回ったGoose house。メンバー6人全員がシンガーソングライターとしても活動する彼らは巧みな演奏とコーラスワークでオーディエンスを楽しませ、「Goose houseはいつも、曲を作るときに聞いてくれる皆さんのことを想像しながら作っています。どんなときに悩むのかな、どんなときに立ち止まるのかな、なんて考えながら。今回のアルバム『Flight』には特にそういう思いが詰まってます」とアルバムに込めた思いを語った。

ライブの中盤で彼らは、aikoの「カブトムシ」やSMAPの「夜空ノムコウ」をカバー。CHAGE and ASKAの「YAH YAH YAH」が演奏されると、会場は大合唱に包まれた。6人はアンコールで1人ずつマイクを取り、オーディエンスに向けて思いを述べた。ワタナベシュウヘイは「メンバーの入れ替わりを繰り返して、ライブをするときの楽器編成も大変だけど、みんなのいい顔を見るためにがんばってきました。本当にありがとう」と感謝の思いを語る。沙夜香は「私の音楽はGoose houseなんです。Goose houseの一員になる前は、会場のみんなと同じ場所にいて、それまではOLをしていて、毎日同じことをしていて、何をしていいのかわからないときにGoose houseに出会って……メンバーと一緒に音楽ができてうれしいし、来てくれるみんながいるので本当に幸せです」と時折涙で声を詰まらせながら言葉を伝えた。

最後には工藤秀平が「壁にあたったとき、何かをあきらめなくてはならないときがあると思うんです。僕らも同じです。そんなとき、僕たちを支えてくれてるのは皆さんです。いつもありがとう。『あいつらもがんばってるなら私もがんばろう』と思えるような、毎日を一緒に過ごしていこう」と挨拶を締めくくる。そして彼らはラストナンバーとして最新アルバムの収録曲「笑顔の花」を披露し、ツアーの幕を下ろした。