この公演は4月25日に発売された吉田のニューアルバム「SEVENTEEN」のレコ発ライブとして行われたもの。彼女が敬愛するZAZEN BOYSとNUMBER GIRLの楽曲がBGMとして流れる会場には吉田と同世代の若い女性ファンも数多く集まっていた。この日のバックDJを務めたYonYonがDE DE MOUSE作曲の「RINNECTION」をスピンすると、吉田の専属バックダンサーであるNATT!が1人ずつ登場し、キレ味鋭いダンスを披露していく。彼女たちに続いて吉田が颯爽と現れるとフロアからは大きな歓声が上がった。吉田はNATT!と息の合ったダンスを踊りながら「KESALAN BLUES」「旬感少女」で抜群の歌唱力を披露。観客をじっと聴き入らせたあと、「YOLO♪」で元気いっぱいに会場を盛り上げていく。
「この日を待ちに待っていた」と語る吉田は「スキ」「EYE CANDY」の2曲をキュートに歌ってから「Circuit Board」をクールに歌い上げてファンを魅了。「裏原ンウェイ」では「手を高く上げたもん勝ちだから!」と観客を踊らせてフロアに一体感をもたらす。巧みなラップスキルを見せつけた「ヤバババイ」に続けて披露された「SHEEPS ROCK」では、観客が彼女に続いて「メーメーメー!」と叫んだ。会場がヒートアップする中、吉田は「こんな汗だくな私見たことないでしょ」と笑った。
「サイダー」をじっくりと歌い上げて観客を一旦チルアウトさせた吉田は、ここからラップナンバーを畳み掛けてフロアを揺らしていく。「STAY FOOL!!」では高速ラップを炸裂させ、「Ride On Turtle」では風格漂うパフォーマンスを見せて観客を圧倒。さらに攻撃的な言葉をまくし立てるキラーチューン「BQN」で会場の空気を掌握すると、「パーティーアップ」で華やかにライブ本編の幕を下ろした。
アンコールの声に応じて再びステージに登場した吉田はフロアに向かって一礼すると「ビタラブ」で情感豊かな歌声を響かせる。ここでNATT!の4人とDJのYonYonを改めて紹介した彼女は、ラストナンバーに「りんねラップ」をセレクト。「生きてきた中で一番高いジャンプを見せて!」とファンを飛び跳ねさせて、ワンマンライブを熱く締めくくった。
※DE DE MOUSEは頭2つのEにアキュートアクセント付きが正式表記。
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吉田凜音ワンマンライブ「it's rinne time~vol.3~」
2018年5月2日 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE セットリスト
SE. RINNECTION
01. KESALAN BLUES
02. 旬感少女
03. YOLO♪
04. スキ
05. EYE CANDY
06. Circuit Board
07. 裏原ンウェイ
08. ヤバババイ
09. SHEEPS ROCK
10. サイダー
11. STAY FOOL!!
12. Ride On Turtle
13. BQN
14. パーティーアップ
<アンコール>
15. ビタラブ
16. りんねラップ
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