5月16日に3年ぶりとなるアルバム「POLY LIFE MULTI SOUL」をリリースするcero。前日の
この日の1曲目に選ばれたのはニューアルバムのオープニングを飾る「Modern Steps」。バンドが奏でる静謐な音色とスペイシーなサウンドエフェクトが混ざり合い会場には幻想的なムードが広まっていった。そんな中、パーカッションの力強い響きを合図に「魚の骨 鳥の羽根」「ベッテン・フォールズ」といった新作からのナンバーが立て続けに演奏されると場内の雰囲気は一変。厚海義朗(B)、光永渉(Dr)、小田朋美(Key, Cho)、
「Summer Soul」で場内を一旦クールダウンさせると、高城晶平(Vo, G, Flute)がニューアルバムの完成を改めて報告。「3年も時間が経つと離れちゃう人も多いと思うんだけど、これだけ多くのお客さんが来てくれるのはうれしいことですよ」という荒内佑(Key)の言葉に続けて、高城が「お前たちは俺たちのホーミーだよ」と冗談めかして呼びかけるとフロアから温かな拍手と笑い声が上がった。
疾走感あふれるアフロビートで駆け抜ける「Elephant Ghost」でライブは再開。楽曲の後半では荒内がスリリングなインタープレイで観客を沸かせた。ミラーボールの光が煌びやかに場内を照らす中、ceroは「レテの子」「Buzzle Bee Ride」といった新作の収録曲を次々と披露していく。ステージ中盤では橋本翼(G, Cho)が作曲した「よきせぬ」と「Orphans」が演奏され、ひさびさに歌ったという「Orphans」について高城は「やっぱりいい曲ですね」としみじみ語っていた。
ピアノの裏打ちのリズムと抒情的なメロディが絡み合う「薄闇の花」、ジャジーなサウンドに乗せて高城がラップを聞かせる「Narcolepsy Driver」、美麗なコーラスが印象的なメロウチューン「溯行」など彩り豊かな楽曲が届けられライブは終盤に突入。バンドは「街の報せ」で場内をノスタルジックな雰囲気で染め上げると、アルバムからの先行シングルの表題曲「Waters」でライブの本編を締めくくった。
アンコールに応えて再びステージに現れたceroは観客に感謝の言葉を述べるとアルバムの表題曲「Poly Life Multi Soul」をプレイ。高揚感あふれるダンサブルなサウンドで大いに会場を盛り上げて、この日のステージに幕を下ろした。
cero「“Contemporary Tokyo Cruise” -POLY LIFE MULTI SOUL-」4月13日 LIQUIDROOM セットリスト
01. Modern Steps
02. 魚の骨 鳥の羽根
03. ベッテン・フォールズ
04. Summer Soul
05. Elephant Ghost
06. レテの子
07. Buzzle Bee Ride
08. よきせぬ
09. Orphans
10. 薄闇の花
11. Narcolepsy Driver
12. 溯行
13. 街の報せ
14. Waters
<アンコール>
15. Poly Life Multi Soul
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[アナログ] 2018年4月25日発売 / カクバリズム / KAKU-087
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