「DANCE TO THE POPCORN CITY #2」は東名阪ツアー「サニーデイ・サービス LIVE 2018」の追加公演として行われたもの。タイトルにある通り2016年発表の「DANCE TO YOU」、2017年発表の「Popcorn Ballads」、最新アルバム「the CITY」の楽曲を中心としたセットリストでライブが展開された。
開演時間になると、曽我部恵一(Vo, G)と田中貴(B)は、サポートメンバーの岡山健二(Dr)、新井仁(G)、高野勲(Key)と共にステージへ。彼らは清涼感のある「泡アワー」を届けたあと、これまでのサニーデイのイメージとは異なるマッドなソウルナンバー「ラブソング 2」でさっそく「the CITY」の世界へ観客を誘っていく。その後、サニーデイはリズム隊の手腕が光る「青い戦車」や「イン・ザ・サン・アゲイン」といったファンクチューンでフロアを踊らせたあと、「DANCE TO YOU」収録の「青空ロンリー」「苺畑でつかまえて」といった甘酸っぱいメロディの楽曲を届けた。
サニーデイはMCを挟むことなく、次々と楽曲を演奏。リリースから間もない新譜の楽曲を惜しむことなく披露することに加え、軽快なファストチューン「Tシャツ」から、雄大で美しいメロディをつむぐ「花火」へと鮮やかにつなぐなど、予想できない曲順でも観客を喜ばせた。サニーデイの近年のライブでハイライトとなっている「セツナ」では、バンドの壮絶でスリリングな演奏に乗せて曽我部の情熱的なボーカルが響く。ステージ上の熱量に呼応するように、フロアからの歓声も徐々に大きくなっていった。そのままサニーデイは「the CITY」のラストを飾るナンバー「町は光でいっぱい」まで休むことなく20曲を熱演し、本編の幕を下ろした。
アンコールに応えて再登場したサニーデイはこの季節にぴったりな「桜 super love」や代表曲「東京」などを熱演。5人がアンコールを終えてステージを下りてもオーディエンスの拍手は鳴り止まず、それに応える形でダブルアンコールが行われた。曽我部は最初はリスナーに受け入れてもらえるか心配だったという「the CITY」を無事リリースできたことを喜び、同作品の収録曲を再構築した楽曲を入れたアルバムを制作中であると話す。そして最後に「本当にありがとうございました。またどこかで会いましょう」とファンにメッセージを送り、バンドは少し早い夏の訪れを感じさせる「I'm a boy」でライブを締めくくった。
サニーデイ・サービス「DANCE TO THE POPCORN CITY #2」2018年3月27日 WWW X セットリスト
01. 泡アワー
02. ラブソング 2
03. ジーン・セバーグ
04. 青い戦車
05. 冒険
06. イン・ザ・サン・アゲイン
07. 青空ロンリー
08. 苺畑でつかまえて
09. 東京市憂鬱(トーキョーシティブルース)
10. 卒業
11. Tシャツ
12. 花火
13. セツナ
14. ポップコーン・バラッド
15. クリスマス
16. 金星
17. 抱きしめたり
18. 音楽
19. シックボーイ組曲
20. 町は光でいっぱい
<アンコール>
21. 完全な夜の作り方
22. 桜 super love
23. 東京
<ダブルアンコール>
24. I'm a boy
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サニーデイ・サービス「DANCE TO YOU(アナログ)」
[アナログ] 2016年8月3日発売 / ROSE Records / ROSE-198X
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- サニーデイ・サービス - ROSE RECORDS
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ᴇʟʟʏ(ᴄᴀᴍɪsᴀᴍᴀ) @camisamaelly
サニーデイ・サービス、近年の楽曲で彩ったツアー追加公演
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