開演時間を迎え、客電が落ちるとEveの最新アルバム「文化」の1曲目に収録されている「fanfare」が流れ始める。曲に合わせてオーディエンスが手拍子を鳴らす中、バンドメンバーとEveが登場。ギターを手にしたEveは「会心劇」を歌い始め、自身のワンマンライブをスタートさせた。続く「ふりをした。」のあとに届けられた「あの娘シークレット」では、曲中に出てくる「ゲームオーバーです」のセリフをフロアのオーディエンスに委ねるなど、観客を巻き込みながらライブを盛り上げていった。
MCに入り、フロアを見渡したEveは「これが僕の想像してたお茶会です」と感慨深そうに語る。さらに彼が「ひさしぶりのワンマンで緊張してたけど、楽しいです。全員味方だもん」と話すと、フロアからはそれに賛同するかのように歓声が上がる。ライブ中盤には、Souとのコラボアルバム「蒼」でSouに提供した楽曲「チョコレートタウン」をセルフカバー。その後はMI8kが作詞作曲を手がけた「デーモンダンストーキョー」「Dr.」「不完全な処遇」の3曲をノンストップで届けた。
ライブ後半のMCで前回のワンマンを振り返ったEveは、ライブをきっかけにオリジナル曲を作る意欲が湧いたことを明かし、「こんなに早く次のワンマンライブができるとは思っていなかったのですごく驚いてますし、うれしいです」とファンに感謝の気持ちを伝えた。MCのあと、Eveは自身のオリジナル曲の中でも特に人気を集めている「ドラマツルギー」と「ナンセンス文学」の2曲を披露する。演奏中にはこれらの曲のミュージックビデオに登場する“ひとつめ様”がステージ上に登場。MVを再現する振付をしてみせ、オーディエンスを盛り上げた。ライブ終盤にはアニメ「メカウデ」の主題歌として制作した新曲「アンビバレント」をパフォーマンス。またこの日が初披露となる新曲「アウトサイダー」を歌唱し、計15曲を歌い終えたところでEveは「お茶会」本編の幕を閉じた。
熱烈なアンコールに応えてステージに再登場したEveは、ナユタン星人のボカロ曲「惑星ループ」のカバーでフロアのテンションに再び火を点ける。「本当に楽しい。終わりたくない」と名残惜しそうに語るEveは「今までのワンマンは余裕がなくて歌うことしか考えてなかった。今回の『お茶会』では実験的にいろんなことをやってみて。初めてワンマンをしてる感じがします、『これがワンマンか』って感じ」とこの日のワンマンを振り返った。最後の曲はEve自身が「ライブでやってみたかった」と話していた「お気に召すまま」。フロアの観客はEveの動きに合わせて手を振り、大盛り上がりの中、「お茶会」はフィナーレを迎えた。終演後、ステージ上のスクリーンに8月に東名阪ツアー「メリエンダ」の開催をアナウンスする映像が映し出されると、会場内には再びファンの大歓声が響き渡った。
Eve「お茶会」2018年3月27日 新宿ReNY セットリスト
01. 会心劇
02. ふりをした。
03. あの娘シークレット
04. チョコレートタウン
05. デーモンダンストーキョー
06. Dr.
07. 不完全な処遇
08. ホームシック
09. sister
10. 羊を数えて
11. ルミナ
12. ドラマツルギー
13. ナンセンス文学
14. アンビバレント
15. アウトサイダー
<アンコール>
16. 惑星ループ
17. お気に召すまま
Eve「メリエンダ」
2018年8月5日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2018年8月11日(土)大阪府 umeda TRAD
2018年8月16日(木)東京都 TSUTAYA O-EAST
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