Kyteのフロントマンであるニック・ムーンが3月20、21日に東京・青山 月見ル君想フにてライブ&トークイベント「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」を開催。初日は
初日に登場した喜多はKyteの1stアルバムを聴き、彼らの初来日公演にも足を運んだほどの筋金入りのファン。4月11日にリリースされるニックのソロアルバム「CIRCUS LOVE」をひと足先に聴いたという喜多は「Kyteの頃はもっとアンビエントで、今回はエレクトロニック寄りなんだけれど、共通してびっくりするほどメロディがいいんですよね。そこが惹き付けられるポイントかな、と思いました」とコメントした。
ニックは5年前にアジカンのスタジオに遊びに行った際に、「CIRCUS LOVE」のデモ音源を一緒に聴いたこと、その後、音楽制作を学んでアルバムの完成に至ったことを明かす。日本語勉強の際には喜多が「ハイボール」と言わせたエピソードが語られ観客を笑わせる場面も。さらに、ニックが4月からしばらく日本に滞在し音楽活動を行うことを報告すると、山田は「今回のアルバムも東洋的な音やフレーズを感じた」「新しい発想で曲が生まれてくると思うし楽しみですね」と期待を膨らませる。そしてニックは6~7月に開催されるアジカンのライブツアーのオープニングアクトを務めることを発表し、「とても光栄だし、ありがたく思っています。よろしくお願いします」と観客に呼びかけた。
2日目のトークゲストであるホリエも、Kyte初来日公演に足を運んだ1人。ニックに対する第一印象については「めちゃくちゃ気さくで」と振り返った。なおニックは昨年初めてストレイテナーのライブを観たと述べ、「Awesome! Amazing!」と興奮気味にライブの感想を語った。さらにホリエとニックは一緒にカラオケに行ったエピソードを披露し、Travisを一緒に歌ったことなど思い出話で盛り上がった。またホリエは「CIRCUS LOVE」について「静かなんだけど、ウェットな世界観でしたね」「Kyteのときはもっとアンビエントでディープだったけど、新作はダンスっぽかったり、メロディがポップで。今の自分に合うところがあって、すごく楽しく聴きました」と絶賛。これを受けてニックは「メロディは色彩豊かでポップなものを意識したんですけど、ライブではアンビエントなものを混ぜていきたいと思ってる」と返していた。
その後も、帰国前に桜を見たいというニックにホリエが中目黒をオススメするなど、トークは和やかな雰囲気の中で進行した。最後にホリエは、ニックがASIAN KUNG-FU GENERATIONのツアーに同行することに触れ「行けるところに遊びに行きます。地方で一緒に飲めたらいいね」と語りかける。ニックも「楽しみにしています」と答えイベントは終了した。
なお両日のトークコーナーの前にはニックによるライブが行われ、「CIRCUS LOVE」の収録曲11曲のうち10曲が披露された。1人でステージに立ったニックはキーボード、リズムマシン、ループステーション、サンプラーなどを駆使しながらサウンドを紡ぎ、その上に繊細でドリーミーな歌声を重ねていく。その八面六臂の活躍にオーディエンスは釘付けになり、60分のステージが終わると大きな拍手を送った。
ニック・ムーン「CIRCUS LOVE” Pre-Shows - Live & Talk -」2018年3月20日 / 21日 青山 月見ル君想フ セットリスト
01. SPACE666
02. SO WELL
03. SOMETHING
04. I SEEM TO LOVE
05. WATER
06. ANIMALS
07. CAMERON
08. END/GONE
09. STORY
10. YOU & ME
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音楽ナタリー @natalie_mu
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