ソールドアウトした新代田FEVERにて行われた4度目の「PMAM」。当日はフロア最前列の柵が外され、ファンとアーティストが入り混じる激しい1日となった。
トップバッターの
「今日速い曲しかやらないから」と宣言した
この日の主役・SHADOWSのライブでは1曲目からステージダイブするファンが続出。ステージはメンバーとオーディエンスであふれかえり、Hiro(Vo)はうれしそうに彼らにマイクを向けていた。最初のMCではHiroが、盛り上がるフロアを見て思わず「ははは!」と笑い出す。そして「ハンパねーなー!」とうれしそうに声を弾ませ、「最高に幸せだ。ここにいるお前ら、最高にカッコいいよ!」とファンをたたえた。Hiroがこの日のフロアに柵がないことを改めて説明し「柵がない楽しみをしましょう! ここもお前らのステージだから」とステージを指差して焚き付けた後、バンドはライブを再開。Kazuki(G, Vo)とTakahiro(G, Vo)のシャウトが炸裂した「Freedom Is Yours」、Kazukiのメランコリックなギターに乗せシンガロングが広がった「Progress」などを次々と届けていった。
中盤のMCではHiroが現在、新作の制作期間中であることを明かしてファンを喜ばせる。彼は新作について「俺らなりのカッコいい曲を俺らなりの出し方で出したいと思ってる」と話した。続けて「俺らはゆっくり1歩ずつ前に進んでいってる。さらに登っていくためにはカッコいいお前らの力が必要なんですよ。一緒に高みに登って行きましょう。そしてライブハウス、パンクロックを流行らせていってください」とファンへメッセージを送った。さらにヒートアップした後半、彼らはゲストとしてベーシストにNorthern19の笠原、ボーカルにHER NAME IN BLOODのMakotoを迎えてNirvana「Tourette's」をカバーする。メンバーも思わず「やりすぎだよ」と笑うほど、ステージもフロアも大盛り上がりに。最後に「BEK」でオーディエンスを踊らせ、バンドは本編を終えた。
「好きだね、あんたらも」とうれしそうにアンコールに登場したHiro。彼は「ライブハウスは楽しいっす」と笑顔を見せる。またこの日、Eijiと競演したことに触れ、「(FACTの)最後に書いた曲で『交錯できるその日まで』ということを書いたんだけど、こういうことかと思います」と感慨深く語った。そしてバンドは「Fail」「Forest」をプレイ。場内をすさまじい熱気で満たしてイベントの幕を下ろした。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」
2018年2月12日 新代田FEVER セットリスト
HER NAME IN BLOOD
01. Calling
02. White Lies
03. Free Me
04. BAKEMONO
05. Last Day
06. GASOLINES
milkcow
01. Evan Perks(※The Chariotカバー)
02. 37564
03. Loud Cheers
04. Upchuck
05. Fuck Bunny / F.B
06. Backdoor Trots
07. Balls-Naked
08. Lesbians
Northern19
01. AKASHIC RECORD
02. CRAVE YOU
03. BELIEVER
04. GO
05. THE DEPARTURE~HEARTBREAKER
06. I'M SORRY
07. SUMMER
08. MESSAGE
09. STAY YOUTH FOREVER
SHADOWS
01. All I Want
02. Senses
03. Into The Line
04. Freedom Is Yours
05. Fail
06. Progress
07. Chain Reaction
08. Tourette's(※Nirvanaカバー)
09. Further Away
10. BEK
<アンコール>
11. Fail
12. Forest
リンク
- SHADOWS
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CHIHIRO_ssi @ChihiroOkiyama
【ライブレポート】SHADOWS、満員&柵なしFEVERで大暴れした「PMAM」(写真27枚) - 音楽ナタリー https://t.co/jkxJ74pdZn