メンバー有安杏果の卒業を発表した
有安は1月15日、ももクロのオフィシャルサイトや自身のブログ「ももパワー充電所」を通じて卒業を報告。その後はテレビやラジオなど複数のメディアにメンバー5人そろって急遽出演し、有安卒業の経緯や心境を伝えている。急な卒業発表に多くのファンが衝撃を受けた1月15日から一夜明けての率直な感想を聞くと、有安は「昨日の12:00に卒業を発表してから、ありがたいことにたくさんのマスコミの方に取材をしていただいているので、まだ昨日の続きという感じがしています」とコメント。「ニュースになっているのを見ると、ももクロのファンではない方にまで届いているんだなと思いました」と自身の卒業にまつわる反響について心境を述べた。
1月21日の公演を最後に現体制の5人での活動が終了し、22日以降は4人で活動していくことが決定しているももクロ。22日以降の活動について尋ねると、百田夏菜子は「21日のライブを終えるまでは5人のももクロなので、まずは5人のライブを大切にしたいです」としつつ、「まだ終わっていないツアー(※47都道府県ツアー「ももいろクローバーZ ジャパンツアー『青春』」)や、すでに決定しているライブがいくつかあるので、すべて5人から4人バージョンに作り直す作業をしっかりとやっていかないといけない。2月の横浜アリーナでのライブが4人での最初のステージになるので、それまでに4人での新しい形のステージをしっかり完成させたいという思いがあります」と語った。百田が語った通り、2月10、11日に神奈川・横浜アリーナで行われるバレンタインイベント「ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z! 2018」が、ももクロの4人体制での初ステージとなる。
続けて玉井詩織は「4人のももクロは正直、想像が付かないです。(2011年4月に)早見あかりが抜けて6人から5人に減ったとき、そのあとのももクロがどうなるかは想像が付かなかったのと同じで。杏果がいなくなることで、最初は受け入れてもらえなかったりとか、物足りないって思われたりするだろうし、それが当然だと思います。でも、逆境をチャンスに変えるという意味では、また月日が経ったときに『ももクロは4人でも大丈夫だ』って思ってもらえるようにがんばっていかなきゃいけないなって」と意気込む。高城れには「これからどうなるかは全然想像できないし寂しい気持ちはあるけど、『4人でやってやろうじゃん!』っていう気持ちがすごく強いです。それにモノノフさんたちも付いて来てくれたらなって。4人で新たにどういう景色を観られるのか、どこまで行けるのかを楽しみにしています」と話し、佐々木彩夏は「フォーメーションや歌のパート、変わることはたくさんありますが、個々が活動を楽しみながらモノノフさんたちとライブを作っていくというのは、今までと変わりません。もちろん変わっていくことも大事だし、変化した部分を皆さんに受け入れてもらえるようにしていきたいです。変わっていくことにネガティブな気持ちを持たずに、進んでいけたらいいなと思っています」と述べた。
来たる1月21日の公演「ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~」に向けて、玉井は「もちろん去っていく杏果を温かく見送るっていうのは、そのライブでの大事なことです」とアピール。そして「1人が辞めるという状況はどうしてもネガティブな印象を受けやすいと思うんですけど、私たちにとっては杏果が辞めて次に進むという意味では、この状況をネガティブには捉えていません。それぞれに選ぶ道があって、それぞれが新しいスタートを切るので、未来に向かってポジティブに、お互い笑顔でお別れできるようなライブにしたいと思っています」と述べた。有安は「ラストだからといってすごく特別なことをするわけではなく、シンプルに5人の最後のライブを観せたいという気持ちが強いです。これからの4人のももクロの橋渡しになるようなステージにできるよう、ライブが終わるまで精一杯がんばろうと思っています」とコメント。さらにネット番組への出演時に口にしていた「5色のペンライトが輝くフロアを観たい」という発言について改めて問うと、「私が言うのもおこがましいかもしれないですけど、今まで通りももクロの5色のきれいなペンライトが揺れる景色を、最後のライブでも観られたらいいなと思います」と付け加えた。
なお1月21日に行われる「ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~」のチケットはすでに完売。本公演にまつわる続報はももクロのオフィシャルサイトやSNSの公式アカウントを通じて発表される。
有安杏果(ももいろクローバーZ)音楽ナタリー読者へ向けてのメッセージ
思い出し切れないほど、ナタリーさんにはたくさんインタビューをしていただいて、何かある度に記事にしていただいていたなって思います。こういうコメントを話すのが得意ではないので、学生時代に「労働讃歌」(2011年11月発売のシングル)を歌っていた頃とかいろいろと今思い出すと、ちゃんとしゃべれていたときってなかったんじゃないかなって思うくらい(笑)、本当に言葉も足らないし、ボキャブラリーもアレだなって思っていて。だからこそ周りの同級生の子たちが就職したり、新しいことをしたりしているのを見て、「私ももっと成長したい、自立したい」という思いで今回はこの卒業を決断しました。もっともっと成長できるように、がんばっていけるように自分なりの幸せを見つけて、まずはゆっくりとした日々を過ごしたいです。
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ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~
2018年1月21日(日)千葉県 幕張メッセ国際展示場 9~11ホール
ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z! 2018
2018年2月10日(土)神奈川県 横浜アリーナ
2018年2月11日(日)神奈川県 横浜アリーナ
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