超特急、春のアリーナツアー＆シングルリリース決定！新年に語った今年の野望は

超特急が5月より2都市4公演のアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2018 SPRING」を行うことが決定した。

これは本日1月6日に大阪・大阪城ホールで行われた彼らのワンマンライブ「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」の中で発表されたもの。公演は5月26、27日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで、6月9、10日に兵庫・ワールド記念ホールで行われ、4日間を合わせて約5万人を動員する。なお、6月10日は彼らのCDデビュー6周年の記念日だ。東京の会場は2020年の東京オリンピックでも使用される新しい施設ということで、カイは公演前に行われた会見で「そこに立つことで僕らもなんらかの形でオリンピックに携われる、きっかけになるようなライブにできたら」と大きな野望を語った。

また自身14枚目となるニューシングルが春にリリースされることも決定。こちらの詳細については追ってアナウンスされるが、ユースケは「ザ・いい曲という感じ。名曲になりそうな予感です！」とコメントし、タカシは「超特急はアクの強い曲が多いけど、世間の皆様にすごく受け入れてもらえそうな気がします。まずはレコーディングですね」と続いた。8号車は続報に期待しておこう。

自身最大規模のツアーとなった「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」の最終日を迎え、メンバーは本番を前にそれぞれの思いを語った。ツアー3日目の神奈川・横浜アリーナ公演では、ユーキが当日のリハーサル中に右足の靭帯を損傷してしまうアクシデントがあった。当時の心境について、彼は「自分が本当に楽しみに、待ち遠しくしていたツアーの中でのことだったので『マジか』って……自分のことが嫌いになりました」と明かす。リョウガいわく「（ユーキがステージに立てない）最悪の場合を想定していた」という本番前までの短い時間の中で、メンバーはライブのプランを一気に練り直したといい、ユーキは「みんなが『じゃあ俺がここを埋める、俺がここに行く』って話し合っているのを自分は見ていて。申し訳ない思いと同時に、その一致団結している姿にいろんな感情が湧いてきました」と振り返った。

「僕が一番に考えていたのは『8号車が心配しないように』ということ。ライブが終わったときに『ユーキ大丈夫かな』っていう気持ちのほうが大きくならないように、楽しんで帰ってもらいたかった。心配する気持ちのほうが大きくなったら、ユーキの悔しさももっと大きくなってしまうと思ったから」と言ったのはカイ。彼やメンバーはライブ中もイヤーモニターを通して「心配するな、踊れるところだけ踊ったらいいよ」と声をかけ続けていたという。ユーキはこれに「そう、みんなずっと言ってるんですよ。『いいんだよ、考えろよ？ 先のこと』って」と少しはにかみながら続いた。

メンバーとスタッフのサポートの中、本番中はユーキ自身がパフォーマンスできるかどうかを考えながら1曲ずつ参加の可否を決め、結果として彼は3曲のみ不参加という判断をした。これについてユーキは「不思議と力が湧いてきました。8号車さんの声が、言霊というか……すごく気持ちが入っているように僕には聞こえて、それが痛みを忘れさせて『やるぞ！』という気持ちにさせてくれたんだと思います」と語る。彼の姿を同じステージ上で見ていたリョウガは「ケガをしてしまったということを抜きにしても、この日の彼の姿を見て『これがプロなんだな』と思いました」とコメント。そして「1人故障しているチームのパフォーマンスに対する8号車の声が本当に温かいもので。言い方が合っているかわからないけれど、世界で一番平和な空間になっていたような気がしました」とファンの声援に感謝した。

ユーキが総合演出として制作に携わり、ほかの6人のメンバーも衣装デザインや映像制作、テーマ曲の作詞などそれぞれの持ち場で自らの思いを表現したからこそ、今回のツアーにかける7人の熱意はひとしお。タクヤのお気に入りの場面はツアーのテーマ曲として制作された「the end for beginning」だといい、彼は「この曲はユーキがすべての振付を担当して。メンバーから受け取った振りをステージで披露するというのは、やっぱり気持ちの入り方が違います」と思いを語る。するとコーイチが「俺、（この曲の）作詞したんやけど！ 俺の気持ちは受け取ってないん？」と突然すねだしてメンバーの笑いを誘っていた。この日の大阪城ホール公演のテーマは「お正月」で、ユーキは「年始にふさわしくおめでたい、お祭り騒ぎなライブになります！」とコメントし、本番へ向けて気合いを入れた。さらに、今年のグループとしての目標を問われ、リョウガは「さいたまスーパーアリーナのステージに立ちたいという話はメンバー間でよく出ています」と野望を明かす。タクヤは「音楽番組に出たい。バラエティに出させてもらうのは光栄だけど、僕らはアーティストなので、やっぱり楽曲を披露したいです」と強い思いを語った。

なお音楽ナタリーでは追ってこの大阪城ホール公演のライブレポートを掲載する。