jealkbのメジャーデビュー10周年の集大成となった「"TARGET" 2017」。この公演では東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の生徒たちが会場設営やイベント運営、ライブ中のダンサーとして参加したほか、彼らが制作したオリジナル映像やモザイクアートが披露されたりとさまざまな形でコラボが展開された。
“公式応援団長”のsakura(宮地謙典 /
haderuは「入りたくても入れない気持ちわかる。でもせっかく来たんだから一歩踏み出してやってみよう。楽しいから」と呼びかけ、初めてライブに来た人たちをリード。「System」「嘆きのエンドレス」ではhideki(Agitator)が振り付けをレクチャーし、フロアとの一体感を生み出していった。そんな中ライブではおなじみのナンバー「Packya Ma Lad」ではhaderuが突然「止めて止めて!」と演奏をストップ。1回転する振り付けを「1人でもやってないと止めるから」と何度もやり直し、全員が踊れるようになるとhaderuは「ありがとう。完全にひとつになった」とオーディエンスに語りかけた。
「metronome」演奏前には雷鳴がとどろき、フロアの照明が暗転。そして「今宵は完全体のjealkbを見せてやろう」という不気味な声ともに、異空の旅に出ていたというキーボード&コーラスのchaos(金成公信 /
再び6人体制となった後半戦は、haderuがパワフルに歌い上げた「Water Color」、イントロだけが披露され、フロアの笑いを誘った「Tarte Tatin」などバラエティ豊かなセットリストで進行。メンバー紹介のコーナーでは、moftoのギターの師匠でもあるSapoto(G)が「今日、同じステージに立ててうれしい」と喜びを明かしたり、ediee(G)が「こんなにZeppに人が入ったライブができると思ってなかった」と感激したりと、それぞれの思いを語り合った。チラシ配りなど地道な活動を続けてきたというdunch(B)はステージからの眺めに「すごい景色です」と涙ぐむ。リーダーのelsa(Dr)は「感動してます。今日一番楽しい。泣かないけど感謝してます」とジュアラーたちに言葉をかけた。
今年11月にリリースした新曲「R-P-S」ではメンバーが会場にいる全員とジャンケンし、最後まで勝ち残った人にメダルを贈るサプライズが展開された。そしてjealkbはハードなロックサウンドをバックに焼き鳥について歌った「FIREBIRD」、鰹のクッションが飛び交った「Reverse Bonito」といった彼ららしさあふれる楽曲を次々と投下。haderuは「ありがとうZepp! 俺たちじゃない、お前らが成功させてくれた」とジュアラーに感謝し、アンコールを終えると「2018年も絶対に会いに来いよ」と約束して10周年ライブを締めくくった。
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jealkb「"TARGET" 2017」
2017年12月22日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. OKK-17
02. silver
03. Liberty
04. System
05. 嘆きのエンドレス
06. 虚無感狂想曲
07. Packya Ma Lad
08. インディーズ曲メドレー(metronome~恋傷~body friction~Julia)
09. 誓い
10. Water Color
11. 閉塞
12. A ray of hope
13. Tarte Tatin
14. R-P-S
15. ASTROMEN
16. FIREBIRD
17. 堕落
18. try and error
19. Reverse Bonito
20. Sadistic Maria
21. Fight for a renovation
<アンコール>
22. WILL
23. 天誅☆あるわけないストーリー
24. shell
リンク
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ホタテ ギターズ @hotate_guitars
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