これは彼らが12月に東名阪のZeppを回った計6公演のツアー。ツアーファイナルで満員のZepp Tokyoに登場した川上洋平(Vo, G)、磯部寛之(B, Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)はSE「Burger Queen」を生演奏しライブの幕を開けた。2曲目「can't explain」から「city」へと入るとオーディエンスはメンバーに大歓声を贈り、序盤から会場の盛り上がりは最高潮となった。
中盤、磯部が「もっといけんだろ、東京!」とファンを煽ると、バンドは「Waitress, Waitress!」「Wet Paint」と初期のナンバーを連投。さらに白井渾身のギターソロが響く「Don't Fuck with Yoohei Kawakami」や最新シングル「明日、また」の収録曲であり、乗用車「MINI 3 DOOR / 5 DOOR」のテレビCMソング「I Don't Believe In You」が演奏されると、観客はますますヒートアップしていった。
MCで川上は「改めましてこんばんは。[Alexandros]と申します。ツアーファイナル、思う存分楽しんでください」と挨拶。彼の「今日を最後にもうやらないかもしれない」いう前置きから、今回のツアー各地で披露されていた映画「メリー・ポピンズ」の劇中歌「Supercalifragilisticexpialidocious」のカバーが遊び心満載で届けられた。その後朗らかな雰囲気が一転し、場内に雷雨のようなSEが流れ始める。そこからサポートメンバーROSEの美しいピアノのイントロで始まる「Thunder」、真っ赤な照明の中で川上が歌い上げた「Kiss The Damage」が続けて披露され、オーディエンスは彼らのアンサンブルにじっくりと聴き入っていた。
本編終盤、エレキギターからアコースティックギターに持ち替えた川上は「12/26以降の年末ソング」を「あと2曲でこのライブもツアーも終わるけど」などと替え歌しながらワンフレーズ披露する。そのままなだれ込んだ「Adventure」を経て、ラストナンバー「明日、また」では観客の大合唱によって会場に一体感が生まれていた。
サイレンのSEから始まったアンコールでは、「激しい曲しかやりません」というメンバーの宣言から「Girl A」や「Kick&Spin」がドロップされる。川上がマイクスタンドを倒すほどの激しい盛り上がりの中、バンドは「Kaiju」でライブを締めくくった。しかし会場の熱気は冷めることなく、急遽ダブルアンコールとして川上と庄村がステージに登場。2人はギターとドラムで即興のセッションを披露しファンを喜ばせた。
[Alexandros]「[Alexandros] Tour 2017 "NO MEANING"」2017年12月20日 Zepp Tokyo セットリスト
01. Burger Queen
02. can't explain
03. city
04. Droshky!
05. Dracula La
06. Nawe, Nawe
07. She's Very
08. Waitress, Waitress!
09. Wet Paint
10. Don't Fuck with Yoohei Kawakami
11. I Don't Believe In You
12. Supercalifragilisticexpialidocious
13. Thunder
14. Kiss The Damage
15. Kids
16. Last Minute(仮)
17. NEW WALL
18. ムーンソング
19. Starrrrrrr
20. Adventure
21. 明日、また
<アンコール>
22. Girl A
23. 新曲(タイトル未定)
24. Kick&Spin
25. Kaiju
関連商品
リンク
- [Alexandros] Official Site
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
タイ @TAIefigo
【ライブレポート】[Alexandros]の東名阪ツアー、熱気冷めやらぬZepp Tokyoで終幕 - 音楽ナタリー https://t.co/RTrEvQUDWZ