近藤は今回のツアーでアコースティックバンドにストリングスカルテットを加えた9人編成でライブを披露。1部の「BLACK SIDE」と2部の「RED SIDE」に分けてパフォーマンスを繰り広げたほか、来場者に近藤の実家で収穫された米1合をプレゼントしてファンを喜ばせた。
バンドメンバーと共にステージに現れた近藤は、「ひとつになれないことを僕らはいずれ知ってゆくよ」で1部のライブをスタートさせる。続けてアコースティックギターを手にして「あの娘が嫌い」「ブラックナイトタウン」を披露した彼は、ストリングスとギターの音色から始まる「仮面舞踏会」や、ハイテンポなナンバー「理婦人ナ社会」などでファンを魅了。「テテ」で勢いよくギターをかき鳴らしてオーディエンスを盛り上げたあと、mayuko(Aqua Timez)とのコラボ曲「ベッドインフレームアウト」をピアノとチェロの演奏に合わせて熱唱し、「BLACK SIDE」を終えた。
休憩を挟んでスタートした2部では、ワインレッドの衣装に身を包んだ近藤とバンドメンバーが軽快なMCを挟みながら楽曲を届けていく。「らへん」「恋文」を演奏した近藤は、観客に感謝の気持ちを述べてから11月に配信リリースしたZIP-FMとのコラボ曲「相言葉」のほか、「かわいいひと」「HONEY」を歌唱。MCでは「今回ツアーを回っていてすごく感じることがありました。Zepp DiverCityでやったときの自分と今の自分は同じ人間なのかなって思うくらい、同じ曲をいろんな角度からできていることにすごく充実感を覚えています」とツアーを振り返りつつ、「歳を重ねていくことって悪いことじゃないのかなって思っています」と感慨深く語った。その後「かな」を歌い、来春以降しばらくライブ活動を休止することについて「近藤晃央らしいなっていう時間を過ごせたらいいなと思ってます」と触れた彼は、「涙腺」でライブ本編を締めくくった。
アンコールで再びステージに登場した近藤は、クリスマスソング「わたしはサンタクロース」をプレイ。ツアーのグッズを冗談を交えながら紹介して会場の笑いを誘ったあと、観客を座席から立たせて昨年11月にダイスケとのコラボシングル曲としてリリースした「クリスマスチキン」を歌い上げた。そして「もう1曲やっていいすか?」と笑みを見せた彼は、ラストに「あい」を歌唱。約3時間におよぶライブの幕を閉じた。
なお近藤は4月8日に東京・WWW Xにてワンマンライブを実施。詳細は追って発表される。
近藤晃央「近藤晃央 ONE MAN TOUR『damp sigh is sign』」2017年12月8日 東京キネマ倶楽部 セットリスト
1部-BLACK SIDE-
01. ひとつになれないことを僕らはいずれ知ってゆくよ
02. あの娘が嫌い
03. ブラックナイトタウン
04. グラデーションフライ
05. 仮面舞踏会
06. 理婦人ナ社会
07. テテ
08. ベッドインフレームアウト
2部-RED SIDE-
09. らへん
10. 恋文
11. 相言葉
12. かわいいひと
13. HONEY
14. かな
15. 涙腺
<アンコール>
16. わたしはサンタクロース
17. クリスマスチキン
18. あい
近藤晃央 ワンマンライブ
2018年4月8日(日)東京都 WWW X
リンク
- 近藤晃央 official website
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近藤晃央ストリングス隊加えた9人編成で魅せた東名阪ツアー、キネマ倶楽部で終幕 - 音楽ナタリー https://t.co/HaHWUdPrQD