NHKワールドTVおよびNHK総合で1月に放送される音楽番組「NHK WORLD presents SONGS OF TOKYO」の公開収録が11月25、26日に東京・NHKホールで実施された。本記事では1日目の様子をレポートする。
「SONGS OF TOKYO」は2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックを前に、世界の人々に日本の文化を知ってもらうため、東京の“今”を象徴する音楽を届ける番組。初日には
トップバッターを務めるCorneliusのシルエットが紗幕に浮かび上がると、場内には大きな拍手が響いた。「Welcome to Mellow Waves」のメッセージが浮かび上がったあと紗幕が降り、彼らは「いつか / どこか」から次々と楽曲を披露。ステージ後方のスクリーンに映し出されるカオティックな映像演出が印象的な「COUNT FIVE OR SIX」などを経て、ラストの「Beep It」までクールなアクトを届けた。
この日会場には、海外から訪れた観客も多数見られた。MCの村上信五(関ジャニ∞)、有働由美子アナウンサー、
10カ国以上の国でライブを行ってきたというT.M.Revolutionは、自身が担当してきたアニメ主題歌を畳み掛けオーディエンスを喜ばせる。彼は炎の演出がムードを盛り上げた「INVOKE -インヴォーク-」や「ignited -イグナイテッド-」を歌い上げ、壮大な世界観を表現していた。続いて真っ赤な衣装で現れたきゃりーぱみゅぱみゅは、スクリーンに映し出される巨大な金魚に乗っているかのようなパフォーマンスで「にんじゃりばんばん」を歌唱。「思い出がたくさん詰まっている曲です」とデビュー曲「PONPONPON」を披露したあとは、バックダンサー4人と共にキュートにステップを踏みながら「原宿いやほい」を披露した。
きゃりーと西野カナが「Cawaii」文化やファッションについてトークを繰り広げたあと、ステーにMAN WITH A MISSIONが登場すると観客は総立ちに。1曲目「FLY AGAIN」で場内の一体感を高めたあと、Tokyo Tanaka(Vo)は流暢な英語を交えて「我々ノ音楽、最後マデ楽シンデイッテクダサイ」と挨拶した。ライブ後半、彼らは管楽器隊を迎えて「MY Hero」をプレイ。「Raise your flag」では盛大なコール&レスポンスを起こし、場内の熱気を高めた。
西野カナは「トリセツ」でダンサーたちと共に和やかにアクトを開始。観客に手を振りながら「Have a nice day」を歌唱したあとは、「大切な人との絆を歌った曲です」とバラードナンバー「手をつなぐ理由」を披露する。透明感のある伸びやかな歌声に、観客はじっくりと聴き入っていた。続くSEKAI NO OWARIは「RAIN」「スターゲイザー」と最新ナンバーを続けて演奏。「SOS」でFukase(Vo, G)は椅子に腰掛け、まばゆい照明の下オートチューンのかかった切なげな歌声を響かせ、会場に深い余韻を残してステージをあとにした。
大トリを飾るNEWSの登場に、場内は一気に色めき立つ。彼らは「四季の美しさや言葉の美しさなど、『和』に特化したものをチョイスしました」と語った通り、和傘を使った演出が艶やかな「KAGUYA」や桜をモチーフにした楽曲「さくらガール」などを息ぴったりに披露する。ラストナンバー「weeeek」では客席に向けて銀テープが噴射され、盛り上がりも最高潮となった。すべてのパフォーマンスを振り返り、MCの村上は「いろんなところからお越しいただいたと思いますが、熱気が最後まで続いて。『本当に曲を知っていて、J-POPを好きでいてくれているんだ』と思いました。この盛り上がりが世界に伝わればいいなと思います!」と感想を述べた。
「NHK WORLD presents SONGS OF TOKYO」
NHKワールドTV
パート1:2018年1月1日(月・祝)7:10~7:58
パート2:2018年1月1日(月・祝)8:10~8:58
パート3:2018年1月2日(火)7:10~7:58
パート4:2018年1月2日(火)8:10~8:58
NHK総合
2018年1月8日(月・祝)時間未定
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