11月10日に神奈川・カルッツかわさきにて、
本公演はLinked Horizonの最新アルバム「進撃の軌跡」を携えて行われたもの。開演前、ステージを覆う紗幕には「進撃の巨人」の作品内で描かれている巨大な壁の映像が投影されており、来場したオーディエンスの期待感を煽る。開演時間を迎えると、ステージにRevoが登場し、彼が「進撃の巨人」の主人公、エレン・イェーガーに向けて書いた楽曲「二ヶ月後の君へ」でライブをスタートさせる。2曲目「もしこの壁の中が一軒の家だとしたら」では、柳麻美がボーカルを担当。ステージ上のスクリーンにアニメ「進撃の巨人」の映像を流しながら、会場内に伸びやかな歌声が響き渡った。再びRevoがマイクを取った「紅蓮の弓矢」では、オーディエンスが待ってましたと言わんばかりに「イェーガー!」のかけ声を発する。またステージ上では両手に光るビジュアルポイを手にしたダンサーが激しく動き回り、会場を大いに盛り上げた。
劇中に登場するキャラクター、イルゼ・ラングナーをテーマにした楽曲「最期の戦果」では、スクリーンに彼女が“戦果”を残すまでのアニメ映像が上映され、ライブとアニメとがリンクした演出でオーディエンスを「進撃の巨人」の世界へと引き込んでいく。「神の御業」の歌唱前にはRevoが原作に登場する“ウォール教”の祈りのポーズをレクチャー。観客が隣同士で腕を組みながらクワイアの合唱に耳を傾け、荘厳な雰囲気が演出された。
テレビアニメの後期オープニング主題歌「自由の翼」を歌う前にRevoは楽曲制作時のエピソードなどを披露しつつ、「皆さんの将来にある勝利と栄光を勝手に歌います」とひと言。クワイアによる迫力ある合唱にRevoが力強い歌声を乗せ、オーディエンスを熱狂させる。「自由の翼」と「自由の代償」では、Revoが特注のフライングVを手にしてバンドメンバーの演奏に参加。ファンにとってもおなじみのライブのフィナーレに向けて会場のテンションを引き上げていった。本編最後の楽曲はアニメ「『進撃の巨人』Season 2」のオープニング主題歌である「心臓を捧げよ!」。Revoの指示のもと、オーディエンスが総立ちになって心臓に拳を当て、一体感のあるパフォーマンスが繰り広げられた。
アンコールでは
Linked Horizon「Linked Horizon Live Tour 2017 『進撃の軌跡』」2017年11月10日 カルッツかわさき セットリスト
01. 二ヶ月後の君へ
02. もしこの壁の中が一軒の家だとしたら
03. 紅蓮の弓矢
04. 14文字の伝言
05. 紅蓮の座標
06. 最期の戦果
07. 神の御業
08. 自由の翼
09. 双翼のヒカリ
10. 自由の代償
11. 彼女は冷たい棺の中で
12. 心臓を捧げよ!
<アンコール>
13. <ハジマリ>のクロニクル
14. 神話 -Μυθοs-
15. 青春は花火のように
※「神話 -Μυθοs-」の「s」はギリシア文字の小文字のシグマが正式表記。
Linked HorizonのTV・ラジオ出演情報
関連商品
リンク
- shingeki.linked-horizon.com
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
⛩雪菓⛩5/3 A53a @yukigasi
【ライブレポート】リンホラ「進撃の軌跡」最終公演で2千人が心臓を捧げる - 音楽ナタリー https://t.co/FCim9JUZ3G