BLUE ENCOUNT×MONOEYESがコーストで熱演、田邊「夢が叶った瞬間」

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昨日11月3日にBLUE ENCOUNTがキュレーターを務めるライブイベント「TOWER RECORDS presents Bowline 2017 curated by BLUE ENCOUNT & TOWER RECORDS」が東京・新木場STUDIO COASTで開催された。

「TOWER RECORDS presents Bowline 2017 curated by BLUE ENCOUNT & TOWER RECORDS」東京・新木場STUDIO COAST公演での集合写真。(撮影:浜野カズシ)

「TOWER RECORDS presents Bowline 2017 curated by BLUE ENCOUNT & TOWER RECORDS」東京・新木場STUDIO COAST公演での集合写真。(撮影:浜野カズシ)

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MONOEYES(撮影:浜野カズシ)

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「Bowline」はタワーレコードが毎回1組のアーティストと共同で出演アーティストの選定や企画を行うライブイベント。今回ブルエンは"RESPECT"をテーマに敬愛するアーティストを招き、全国6カ所でライブを行っている。この日彼らはブルエンを結成するきっかけとなった細美武士(Vo, G)が所属するMONOEYESを迎え、東京公演を実施した。

先攻のMONOEYESが1曲目「When I Was A King」の最初の一音を鳴らした瞬間、スイッチが入ったかのようにフロアに熱狂の渦が巻き起こる。「My Instant Song」ではオーディエンスが楽しそうに手を上げて一斉にジャンプし、場内に一体感が広がった。重厚なグルーヴが場内を満たす「Free Throw」を届けたあと、細美は「超楽しい! BLUE ENCOUNT、呼んでくれてどうもありがとうございます!」と笑顔を見せる。彼が「今年も1年突っ走ってきたけど、年末のフェスを除いてライブハウスでやるライブは今年これが最後です」と告げると、スコット・マーフィー(B, Cho)は「今年はずっとツアーを回って、いつも4人で一緒にいたからさみしい」と素直な気持ちを言葉にした。

MONOEYES(撮影:浜野カズシ)

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続いて彼らは10月にリリースされたストレイテナーのトリビュートアルバム「PAUSE~STRAIGHTENER Tribute Album~」より「ROCKSTEADY」のカバーを披露。シンプルでストレートなサウンドと細美の力強いボーカルによって形作られる「ROCKSTEADY」に、会場のテンションはますます高まっていった。「明日公園で」では戸高賢史(G)が客席に身を乗り出すような姿勢でダイバーと拳を交わし合う。メロディアスなギターから始まる「Get Up」では、柔らかさを含んだ細美の歌声が響き渡っていった。その後細美が「今年1年間、お世話になりました。すごく楽しい1年になりました。本当にありがとう」と感謝の気持ちを述べ、みずみずしいサウンドでキャッチーなメロディを奏でる「Two Little Fishes」へ。「Run Run」では引き締まった鋭利なギターと叩き込むような力強いドラムが、オーディエンスの興奮をさらに高めていった。「グラニート」では観客が温かみのあるメロディを大合唱。そして4人は最後に笑顔を浮かべながら「ボストーク」を疾走感あふれるビートに乗せて届け、ブルエンへとステージをつないだ。

BLUE ENCOUNT(撮影:浜野カズシ)

BLUE ENCOUNT(撮影:浜野カズシ)[拡大]

盛大なハンズクラップに迎えられながら、ブルエンのメンバーがMONOEYESのパフォーマンスによって十二分に温まった場内に登場。田邊駿一(Vo, G)が「序盤から飛ばすけど大丈夫?」と告げると、その宣言どおり彼らは「THANKS」でエネルギッシュなステージを繰り広げライブの幕を切った。続く「JUST AWAKE」では、彼らの熱演に応えるように観客が一層力強く拳を突き上げていく。楽曲を歌い終えた田邊は「生きててよかったと思います!」と満面の笑みを浮かべ、「気持ちいいくらい音楽に溺れよう! 最後までよろしく!」と観客に呼びかけた。その直後に放たれた「HEART」では4人のヘヴィで綿密なグルーヴが場内に渦巻き、そして彼らの勢いは留まることなく「SLUGGER」でさらに加速。すさまじい熱量で「LAST HERO」を届けたあとには、田邊が「我ながら飛ばすセットリスト作っちゃったな! 楽しい!」と晴れ晴れしい表情を見せた。

田邊駿一(Vo, G)(撮影:浜野カズシ)

田邊駿一(Vo, G)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

「VOICE」のイントロで一体感のある手拍子が鳴り響くと田邊は「超気持ちいいよ! ありがとう!」と喜び、熱く語りかけるように歌を届けていく。その後彼は「さっき細美さんがMCで『BLUE ENCOUNT』と言葉にしてくださったことが、俺らにとってはめちゃくちゃありえないことでうれしいです」と感激した様子を見せ、過去にイベントで競演した際の細美やスコットとのエピソードを笑いを交えつつ語った。そして彼らは11月29日にリリースするニューシングルの表題曲「VS」を披露。リリース前にも関わらず、場内には熱いコールが沸き起こった。そしてブルエンのライブはラストスパートへ突入。「ONE」で江口雄也(G)が華麗な背面弾きを見せ観客の目を引き付けたあとには、田邊が「細美さん好きだけど、今日はファンじゃなくてバンドとしてここに立ってます!」と堂々と宣言。「DAY×DAY」で気合いの入ったステージングを見せると、田邊は「この場所(ライブ)が本当に好き。それを教えてくれたのは、あの人です」とステージの袖に目を向けた。そして彼は「もっと光を」をオーディエンスと共に熱唱。田邊が「夢を叶えた姿を観てくれるあなたに出会えたから生きててよかったー!」と観客に向けて叫び、彼らは本編のラストナンバー「NEVER ENDING STORY」を届けた。

「TOWER RECORDS presents Bowline 2017 curated by BLUE ENCOUNT & TOWER RECORDS」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:浜野カズシ)

「TOWER RECORDS presents Bowline 2017 curated by BLUE ENCOUNT & TOWER RECORDS」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:浜野カズシ)[拡大]

オーディエンスによる「もっと光を」の合唱に呼ばれた4人は再びステージへ。田邊は「夢が叶った瞬間をあなたが見てくれて、同じように喜んでくれて……音楽やっててよかったなって思います」と真っ直ぐに喜びを伝え、ELLEGARDENに出会ってバンドを組んだこと、もうダメかもと思ったときにthe HIATUS、MONOEYESのライブを観て奮い立ちここまで歩んできたことを語った。そして彼らは最後にポジティブなメッセージを持つナンバー「ANSWER」を力を込めて演奏。4人は記念撮影のためMONOEYESのメンバーをステージに呼び込み熱い抱擁を交わし、特別な夜を締めくくった。彼らがステージを去ったあと、場内には田邊がELLEGARDENの音楽に出会ったエピソードが歌われたブルエンのナンバー「city」が流れ、ライブの余韻を漂わせていた。

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「TOWER RECORDS presents Bowline 2017 curated by BLUE ENCOUNT & TOWER RECORDS」2017年11月3日 新木場STUDIO COAST セットリスト

MONOEYES

01. When I Was A King
02. Borders & Walls
03. My Instant Song
04. Free Throw
05. ROCKSTEADY
06. Roxette
07. 明日公園で
08. Get Up
09. Two Little Fishes
10. Run Run
11. Like We've Never Lost
12. グラニート
13. ボストーク

BLUE ENCOUNT

01. THANKS
02. JUST AWAKE
03. HEART
04. SLUGGER
05. DESTINATION
06. LAST HERO
07. VOICE
08. VS
09. ロストジンクス
10. ONE
11. DAY×DAY
12. もっと光を
13. NEVER ENDING STORY
<アンコール>
14. ANSWER

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いまさらだけどこれ行きたかったなぁ… 行ったら行ったで骨折ってただろうけど…

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