イギリスでの公演を皮切りに、10月31日のドイツ・カールスルーエで行われるライブイベント「Halloween Dudefest」までヨーロッパ各地を回っているLITE。BUSH HALL公演にはLITEのほか、イギリスを拠点に活動している
Lost in the Riotsの出演後、リラックスした様子でステージに立ったのはThe fin.。Yuto Uchino(Vo, G, Syn)が「Hey, guys!」と観客に語りかけてから、きらびやかなシンセサウンドの「Illumination」でライブをスタートさせた。彼らは「Pale Blue」「Through The Deep」などを演奏し、フロア全体を浮遊感のあるサウンドで包み込んだ。ライブ中盤、Spotifyなど音楽ストリーミングサービスで配信中の最新楽曲「Heat(It covers everything)」ではKaoru Nakazawa(B)、トモ・カーター(サポートDr)の奏でるグルーヴィなリズムにディレイが効いたYutoの歌声が重なり、ドリーミーなサウンドが広がった。またMCでRyosuke Odagaki(G)が観客に英語で感謝の意を述べた際には、フロアから温かい声援が送られ、メンバーはうれしそうにはにかんでいた。
22:00を過ぎた頃にLITEが登場。1曲目「Ef」で重厚なリフを響かせると、バンドサウンドに負けないほどの大きな歓声が沸き起こる。井澤惇(B)と山本晃紀(Dr)が変拍子を駆使した複雑な構成の楽曲のリズムをがっちりと支え、武田信幸(G)、楠本構造(G, Syn)がスリリングなアンサンブルのギターフレーズで演奏をリードしていた。立て続けに「Image Game」「Ghost Dance」とライブ定番曲をプレイしたあと、彼らはライブ中盤に最新アルバム「Cubic」の収録曲を中心にしたセットリストを展開。武田がボーカルを取る「Warp」や、即興演奏を織り交ぜたジャジーな「D」で、フロアを踊らせた。
LITEはライブ後半、小気味よく華やかなギターリフが印象的な「Bond」で観客を酔わせ、間髪入れずに「Infinite Mirror」「Phantasia」と初期ナンバーを次々に届けてライブ本編を「100 Million Rainbows」で締めくくった。割れんばかりのアンコールの声に応えて再びステージに姿を現したLITEは、最後に「Contemporary Disease」を披露。寸分の狂いも見せないテクニカルな演奏で、現地オーディエンスを大いに沸かせた。
なおLITEのオフィシャルFacebookページでは、この日のLITEのパフォーマンスの模様を公開中。ステージサイドから撮影された臨場感のある映像となっているので、気になる人は早速チェックしておこう。
LITE “Cubic” Europe tour 2017(※終了分は割愛)
2017年10月28日(土)イタリア ミラノ Bloom
2017年10月29日(日)イタリア ボローニャ Freakout Club
2017年10月30日(月)ドイツ ケルン Jungle
2017年10月31日(火)ドイツ カールスルーエ(「Halloween Dudefest」出演)
※日付はすべて現地時間
リンク
- LITE Official Website
- LITE - ホーム
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Tatsuya Nomura @animalkingz
【ライブレポート】ヨーロッパツアー中のLITE、ロンドンでThe fin.と競演 - 音楽ナタリー https://t.co/9pxiID5ZYM