本日10月22日に大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペースにて、インストアイベント「盟友対談!
このイベントは10月18日にストレイテナーのトリビュートアルバム「PAUSE ~STRAIGHTENER Tribute Album~」がリリースされたことを記念して行われたもの。対談にはストレイテナーのホリエアツシ(Vo, G, Piano)、
ホリエはあいにくの天候の中集まった大勢のファンに向けて「土砂降りの中ありがとうございます」と挨拶。司会者からトリビュートアルバムの手応えについて問われると「最近トリビュート盤を出すアーティストってあまりいないと思うんですけど、めちゃくちゃ大好評で。僕の中では『だろ?』って感じです(笑)」と自信をのぞかせる。また彼は本作への参加アーティストについて「若手中心にオファーするって考えもあったんですけど、途中で僕が『やっぱり同世代から当たっていこうよ』と舵を切っていきました」と述べた。
トリビュート盤に「SENSELESS STORY TELLER SONY」で参加しているアジカンの2人は、選曲の理由について「これはこじらせ選曲です」と話し出す。後藤は「『俺たちがオールドファンだ』ってね。あの当時ライブハウスに通ってくれていた子たちへのトリビュートというか」と説明。対してホリエは「15年くらい前のアジカンの感じで聴こえてきたらグッとくるんじゃないかと思ったけど、その通りになりましたね。メロもアジカンっぽい」と感想を述べる。後藤と喜多が「でもすげえ難しくて。特にAメロの言葉の切り方なんかホリエ節あるよね」と話すと、ホリエは「俺も自分で書いた曲ながら、ゴッチに褒められた詞を改めて読んでみたら『初めまして』みたいな感じだった。『なんだこの言い回しは』って(笑)」と答え観客の笑いを誘った。
ホリエのソングライティングについて喜多は「本当にハイセンスですよね。back numberがカバーした『シーグラス』なんかは曲のよさがさらに際立って聴こえて、メロディメイカーとしてもすごいんだなと思いました」と述べる。後藤も「特に最近の曲は本当にアレンジが練られてるし、チームワークがいいなって。洗練されたロックバンドっていう感じがします。『シーグラス』をアジカンでやれって言われたら途方に暮れるもん」と称賛。対してホリエはアジカンに対する思いを「がむしゃらに突っ走っていた当時はわからなかったけど、『ソルファ』のリメイク盤とかを聴いて、いかにアジカンがすごいことをやっていたか痛感した」と述べる。すると後藤は「2番だけコードが違うとかね。俺らもトラップにやられるよ、ライブで。『若い頃の俺にやられたー』って」とおどけてみせた。
その後、話題は2組の出会いについておよぶ。ホリエが「最初の対バンではゴッチと目も合わせなかった」と話すと、後藤は「そのあと俺が『なんでベースいないの?』とか聞いたんだよね」と振り返る。ホリエが当時ベースレスでライブを行っていたことについて「本当に無鉄砲で。あるライブハウスでPAさんが『もう1個アンプ使う?』って、ベースアンプを使うことを提案してくれたんです」と打ち明けると、後藤は「そういうアイディアもおもしろいよね。当時そんなこと考えつかないよ。発明だと思う」と感心した様子を見せた。
また後藤はホリエに対し「ときどき飲みに行くと、ビシッといいこと言ってくれたりするんですよ。僕がまだめんどくさくない頃に『ゴッチはもっと社会的なことを言っていいと思うよ』と言ってくれたり」と、彼から受けた影響について語る。すると喜多が「ゴッチが面倒くさくなったの、ホリエ君のせいなの?(笑)」と突っ込むなど、イベントは終始和やかなムードで進行。最後に司会者からバンドの今後について問われると、ホリエは「今回のトリビュート盤や来月リリースされる秦基博くんとのコラボシングルも、バンドの道の上にあることなので。これからもいろんなことを試して、面白いことをしたいと思います」と意気込みを明かす。彼は最後に「ゴッチが『愛情に溢れたトリビュート盤だね』ってメールで感想をくれたんですけど、その言葉を思いながらアルバムを聴いたら最後にじわっと涙が出ました。今日は本当にありがとう」と2人に感謝を述べ、イベントを締めくくった。
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