SCANDAL、初の対バンツアー“×フォーリミ編”で真摯に語る「仲間になってほしいです」

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SCANDAL初の対バンツアー「SCANDALの対バンツアー」の愛知・Zepp Nagoya公演が昨日10月20日に開催された。

SCANDAL(撮影:ヤオタケシ)

SCANDAL(撮影:ヤオタケシ)

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「SCANDALの対バンツアー」は、SCANDALが“最強のライブバンド”と認める3組を各地に招く東名阪ツアー。初日である東京公演のUNISON SQUARE GARDENに続き、愛知公演には愛知出身の04 Limited Sazabysがゲスト出演した。

GEN(B, Vo)(撮影:ヤオタケシ)

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最初にステージに上がったフォーリミは、GEN(B, Vo)の「名古屋代表04 Limited Sazabys! 始めまーす!」という宣言から「swim」でライブをスタートさせる。KOUHEI(Dr, Cho)のどっしりとしたドラミングとGEN、RYU-TA(G, Cho)、HIROKAZ(G)の躍動感のあるパフォーマンスが一気に会場のテンションを引き上げた。心地よいビートが響いた「Warp」、RYU-TAが「SCANDAL」というワードも織り交ぜコール&レスポンスを行った「Chicken race」を経て、GENはツアーに呼んでくれたSCANDALに感謝の気持ちを表明。「この対バンツアーの相手は強敵ぞろいの3バンドだと思うんですけど……その中でも俺たちが一番の強敵です!」と胸を張った。

04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)

04 Limited Sazabys(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

中盤、疾走感のある「nem...」から「Now here, No where」へとなだれ込んだ場面ではHIROKAZのメロディアスなギターアルペジオに乗せてGENが語りかけるように歌い、フロアには手拍子が広がる。「ここからちょっと激しい感じになりますけど、皆さんついてこれますか!?」とGENが煽ると、4人は「monolith」をドロップ。KOUHEIのタイトなドラミングの上でRYU-TAとHIROKAZのキレのあるギターサウンドが響き、フロアにはクラウドサーファーが続出する。さらに「fiction」「cubic」と攻撃的なナンバーが続き、会場は瞬く間に熱気に包まれた。そんなフロアの盛り上がりに「やっぱ名古屋は最高ですね!」と頬をゆるませたGENは、先日イベントで競演した際にSCANDALと初めてしっかり話をしたことを話題に挙げ「(SCANDALは)すごい“バンドマン”だなと思ってうれしくて。勝手にすごい昔から知ってたから芸能人みたいな感じで見てたんですけど、話してみると僕たちと同じように共通の言語を持ってた。そんなずっと愛され続けてるバンドマンに今日は呼んでもらえてうれしく思ってます」と思いを伝えた。彼らは「名古屋の皆さんに愛を込めて」と「Terminal」、そして「Squall」をエモーショナルに届けてステージを降りた。

HARUNA(Vo, G)(撮影:ヤオタケシ)

HARUNA(Vo, G)(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

続くSCANDALは、1曲目から盤石の演奏でオーディエンスを惹き付ける。HARUNA(Vo, G)の「名古屋もっとおいで!!」という声からMAMI(G, Vo)がステージ前方でギターソロを披露すると、会場から大きな「オイ! オイ!」という掛け声が発生。RINA(Dr, Vo)とTOMOMI(B, Vo)のリズム隊による重低音が効いたナンバー「LOVE SURVIVE」では、メンバーのハツラツとした歌声が響き渡った。最初のMCではHARUNAがオーディエンスを歓迎したのち、「男子! 女子! 全員!」とコール&レスポンスを実施。観客の声を聞いた彼女は「やっぱフォーリミファンの女の子はとってもパワフルね!」とうれしそうな表情を見せ、自身とMAMIが愛知出身ということにちなんで愛知のご当地CMソングを歌って会場を和やかな空気で満たした。

RINA(Dr, Vo)(撮影:ヤオタケシ)

RINA(Dr, Vo)(撮影:ヤオタケシ)[拡大]

ライブ後半、4人はメンバーが代わるがわるボーカルを務める「太陽スキャンダラス」でフロアを大いに踊らせていく。演奏後、RINAは「めちゃめちゃ暑いね! フォーリミガチ勢の皆さん、楽しんでますか?」と笑顔でフロアに呼びかけると、以前SCANDALのツアーで名古屋に訪れた際、宿泊先のテレビで偶然にもフォーリミ主催の野外フェスティバル「YON FES」の特集番組を視聴したエピソードを話し始める。その際に「仲間を集めてこんなにカッコいいフェスを地元でやってるんや」と感銘を受け、これまでフォーリミとのツーマン実施を望んでいたという彼女は「GENくんもMCで話してくれてたけど、うちらはデビュー当時からよくテレビにも出させてもらってたから、“バンド”以外にもいろんなイメージを持たれてたと思っていて。でもそれ以上にずっとライブを大切に、曲を大切にやってきた。今回、それが実ったような対バンツアーだなあって……このツアーは『自分たちがカッコいいって思ってるバンドと一緒に、自分たちをまっすぐ観てもらえるように』っていう願いを込めてスタートさせたんです。もしかしたらこの中にSCANDALのこと嫌いな人もいるかもしれないけど、今日のまっすぐな印象を持って帰ってほしいなと思います。ぜひ仲間になってほしいです」と真摯に思いを述べてフロアから大きな拍手を浴びた。

SCANDAL(撮影:ヤオタケシ)

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HARUNAの「名古屋の夜はまだまだ終わらんでねえ……もっと一緒に最高の夜を作ってくれますか!?」という言葉から届けられたのは、今回の対バンツアーのために作られた新曲「恋するユニバース」。語りかけるようなHARUNAのボーカル、TOMOMIとMAMIの華やかなコーラスワーク、緩急のあるRINAのドラミングがオーディエンスを魅了すると、4人はそのままの勢いでキラーチューン「瞬間センチメンタル」を演奏してラストスパートをかける。終盤、オリエンタルなダンスロックナンバー「テイクミーアウト」でメンバー4人は向かい合っていっそう激しく音を鳴らし、フロアを大いに熱狂させていた。

なおSCANDALは「SCANDALの対バンツアー」のツアーファイナルとなる大阪・Zepp Osaka Bayside公演を本日10月21日に実施。ゲストとしてBLUE ENCOUNTが出演する。

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SCANDAL TOUR 2017「SCANDALの対バンツアー」(※終了分は割愛)

2017年10月21日(土)大阪府 Zepp Osaka Bayside
<出演者>
SCANDAL / BLUE ENCOUNT

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ホタテ ギターズ @hotate_guitars

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