プー・ルイ帰還で5回連続「パプリカ」、メジャーデビューも発表のBiS赤坂BLITZ

昨日10月6日に東京・赤坂BLITZでBiSのワンマンライブ「IDOL is DEAD」が開催された。

ペリ・ウブの感染性腸炎の発症に伴い、公演日が延期となっていた「IDOL is DEAD」。延期後にはプー・ルイがダイエット企画「DiET or DiE」の失敗により活動を休止し、復帰のアナウンスがないままワンマン当日を迎えることとなった。

ステージ後方には2012年10月に同会場で行われた旧BiSのワンマン「IDOL is DEAD Repetition」と同じくギロチン台が用意され、抽選で当選した研究員（ファンの総称）5人がスタンバイ。用意が整うとメンバーもステージに登場し、「SOCiALiSM」でライブをスタートさせた。

BiSの6人は「CHANGE the WORLD」「Never Starting Song」など、ハイテンションなナンバーでフロアを温めていく。そんな中「パプリカ」の冒頭、カミヤサキが「プー・ルイさん、来てますよね？ こっち来いよ！」と咆哮。すると2階エリアでライブを観ていたプー・ルイは立ち上がり、足早に下の階へと降りていった。ステージ上ではメンバーが研究員たちの掛け声に合わせ、黙々とスクワットを実行。そして2回目の「パプリカ」が流れると、衣装に着替えたプー・ルイがステージに現れた。ほかのメンバーと一緒にスクワットを行う彼女の姿を見た研究員たちは、歓声を上げて彼女を歓迎した。

しかしライブは「パプリカ」が何度もループされる状況に。メンバーは長時間のスクワットで立てなくなったり、足を引きずったりと満身創痍になり、合間にはプー・ルイが「本当にごめんねーーーーーー！」と叫ぶ場面もあった。5回目の「パプリカ」が終わると、ステージにBiSが所属するWACKの代表・渡辺淳之介が登場。彼が「ちょっと！ 勝手にプー・ルイ呼び戻しちゃダメでしょ！」とメンバーに注意すると、カミヤが「7人でやらせてください！ お願いします!!」と倒れ込みながら訴え、ほかのメンバーと共にプー・ルイの参加を希望した。そんな彼女たちの姿を見た渡辺は「ま、いっか！ 7人で楽しんでください！」と許諾し、ステージから立ち去った。

「何ダイエット失敗してんだよ！」「ふざけんな！」とメンバーや研究員たちに罵られながらも、プー・ルイは無事に復帰。改めて7人体制となったBiSは、10月4日にリリースされたばかりの新曲「I can't say NO!!!!!!!」で再びフロアを盛り上げた。「nerve」ではギロチン台の5人が体をばたつかせ、パフォーマンスを楽しむ様子を見せた。ペリ・ウブが「私が元気のないときに、プーちゃんが作詞してくれた曲です」と紹介した「ロミオの心臓」では、メロディアスなサウンドに乗せたダンスを展開。興奮さめやらぬまま、最後の「BiSBiS」で本編は幕を閉じた。

アンコールでは再び渡辺が登場し、日本クラウンより2度目のメジャーデビューを果たすこと、2018年3月4日に東京・両国国技館でワンマンライブ「BiS 2nd BEGiNNiNG TOUR FiNAL WHO KiLLED IDOL??」を開催することを発表した。いくつものサークルモッシュが発生した「レリビ」を最後に届けると、カミヤは「BiSは世界を変えることを諦めません！ 両国国技館で会いましょう！」と宣言し、今回のワンマンを締めくくった。