10月4日に東京・下北沢ERAにてライブイベント「xsprout. #2」が行われた。
このイベントはHIP LAND MUSICが手がける新人発掘プロジェクト「xsprout.」の一環として行われたもの。開催2回目となる今回はCalmine、STEPHENSMITH、yeti let you notice、ベランダという若手バンドのほかゲストとして
イベントは名古屋発の4人組バンド・Calmineによるアクトで幕を開けた。彼らはピアノの音色で始まる「Evergreen」やシンセのフレーズが郷愁を誘う「季節のせいにして」などを次々にプレイ。鶴田龍之介(Vo, G)の透明感ある歌声で観客を魅了し、ドラマチックな「Universe」でライブを終えた。2番手を務めた3ピースバンド・STEPHENSMITHは「微温湯の雨」をはじめ、1970年代のブラックミュージックの影響を感じさせるグルーヴィな演奏を届けていく。「皺寄せ」ではスローな3拍子に乗せてボーカルの掛優大がファルセットを交えた歌声を響かせ、フロアを心地よく揺らした。
続いてステージにはゲストのthe quiet roomが登場。菊池遼(Vo, G)は「ゲストという枠だけどふんぞり返るつもりはなくて、挑戦者としてこのイベントを盛り上げたい」と気合い十分に語った。彼らはライブ定番曲「Number」や疾走感あふれるアッパーチューン「Instant Girl」で場内の熱気を高め、新曲「Fressy」やウィンターソング「スロウダンス」で一体感のあるパフォーマンスを見せつけた。
京都発の4人組バンド・ベランダは、予測のつかない展開と歪んだギターの音色が印象的な「早い話」の演奏で観客を惹きつける。彼らはほのぼのとしたMCで観客の笑いを誘いつつ、温かなコーラスワークが映える「最後のうた」を披露しステージを去った。トリを飾るyeti let you noticeは、大雪男(Vo, G, Syn)の歌声に繊細なバンドサウンドが重なり合う「競技会」でライブを開始。幻想的なムードで会場を包み込んでいった。アンコールを受けてステージに戻った彼らは、ラストに「みんなの歌」を歌唱しイベントを締めくくった。
なおHIP LAND MUSICのオフィシャルサイトではデモ音源の応募を随時受付中。詳細はサイトで確認しよう。
「xsprout. #2」2017年10月4日 下北沢ERA セットリスト
Calmine
01. Evergreen
02. 想像のキャンバス
03. 季節のせいにして(short ver.)
04. エンドレスサマー
05. Universe
STEPHENSMITH
01. 新曲
02. 微温湯の雨
03. 新曲
04. 皺寄せ
the quiet room
01. Number
02. Fressy
03. スロウダンス
04. Locus
05. Vertigo
06. Instant Girl
ベランダ
01. 早い話
02. Let's Summer
03. しあわせバタ~
04. ハイウェイオアシス
05. 最後のうた
yeti let you notice
01. 競技会
02. アニメーション
03. bouget
04. ori
<アンコール>
05. みんなの歌
※記事初出時、セットリストに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
the quiet roomのTV・ラジオ出演情報
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ホタテ ギターズ @hotate_guitars
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