9mm、バクホン、NCISの合同ツアー「Pyramid ACT」Zepp東京で終結

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9mm Parabellum BulletTHE BACK HORNNothing's Carved In Stoneによる東名阪ツアー「Pyramid ACT」の最終公演が9月14日に東京・Zepp Tokyoにて開催された。

Nothing's Carved In Stone(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Nothing's Carved In Stone(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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公演ごとに1バンドがホストを務める形で行われた本ツアー。最終公演のこの日はNothing's Carved In Stoneがホストで、サブタイトルには彼らの自主企画「Hand In Hand」が付けられた。

9mm Parabellum Bullet(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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トップバッターの9mm Parabellum Bulletは菅原卓郎(Vo, G)が「名前の通り鉄砲玉でトップバッターです!」と声を上げ、バンドはまさに鉄砲玉のように「ロング・グッドバイ」「ガラスの街のアリス」といったアグレッシブなナンバーを連投して、さっそく場内の温度を引き上げる。

菅原卓郎(Vo, G / 9mm Parabellum Bullet)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

菅原卓郎(Vo, G / 9mm Parabellum Bullet)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

MCでは菅原が、この日のホストであるNothing's Carved In Stoneの村松拓(Vo, G)にちなんで「菅原たく、です」と自己紹介して笑いを誘いつつ、今回の「Pyramid ACT」について「こんなにバンドが信じ合ってて、ファンもみんなわかってて通じ合ってる。こんなスリーマン、なかなかないと思う。すごくスペシャルです」と胸を張った。その後「ハートに火をつけて」ではギターを置いた菅原が、ハンドマイクを手に、ステップを踏んだり拳を上げたりと自ら楽曲にあわせて体を揺らし、「Cold Edge」ではかみじょうちひろ(Dr)が手数の多いドラムを刻み、中村和彦(B)とサポートギタリストの為川裕也(folca)、武田将幸(HERE)は激しく動き回るなど、5人はダイナミックなプレイでさらに盛り上げてステージをあとにした。

THE BACK HORN(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

THE BACK HORN(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

2番手として登場したのはTHE BACK HORN。彼らは松田晋二(Dr)の繰り出す力強いドラミングに乗せた「ブラックホールバースデイ」、岡峰光舟(B)と菅波栄純(G)のコーラスが厚みを持たせた「孤独を繋いで」、山田将司(Vo)がエモーショナルに歌い上げた「悪人」などを続けた。

山田将司(Vo / THE BACK HORN)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

山田将司(Vo / THE BACK HORN)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

9mm Parabellum BulletとNothing's Carved In Stoneについて、松田が「音楽でパワーを与えたいという思いが強い3バンド」と表現すると、山田は「好きには理由はいらない」と言いながらも「今を刻み続ける、今のこの時代を奏でてるバンド。大好き」と2組を好きな理由を熱弁した。そして松田が「『Pyramid ACT』の最終形だぞ!」と声を上げ、バンドは新曲「グローリア」、観客が「オイ!オイ!」と声を上げた「コバルトブルー」、最後に「刃」を届けて、Nothing's Carved In Stoneへとバトンをつないだ。

村松拓(Vo, G / Nothing's Carved In Stone)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

村松拓(Vo, G / Nothing's Carved In Stone)(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

Nothing's Carved In Stoneは英語詞を乗せたメロディアスなロックチューン「Spirit Inspiration」でライブをスタート。村松がギターを置いて軽やかにステージを動き回った「The Poison Bloom」では生形真一(G)、日向秀和(B)、大喜多崇規(Dr)が精緻なソロプレイを見せ、村松が「愛を込めて」と囁いてから始まった「Red Light」では4人は真っ赤に染められたステージでミディアムチューンを丁寧に届ける。さらに「In Future」では村松と日向が向かい合って妖艶にプレイするなど、彼らはさまざまな表情を見せた。

Nothing's Carved In Stoneのライブの様子。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

Nothing's Carved In Stoneのライブの様子。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])[拡大]

MCでは村松が今回の3組について「ステージを自分のものにできるバンドだから互いに好きでいられるんだと思う」と語る。さらに「そしてそんな俺たちを好きなみんなも似てるところがあるんじゃないか」と観客を焚きつけると、バンドは「Sing」をドロップ。場内には盛大なシンガロングが広がった。

アンコールでは村松が「フィナーレを迎えるためにゲストを……」と言って、菅原と山田をステージに呼び込む。そして6人は「Shimmer Song」を演奏してオーディエンスを喜ばせた。菅原と山田がステージを去ると、村松が「終わりは始まり。このツアーまた絶対やるから、そのためにこの曲を」と説明して、バンドは「Isolation」を演奏した。すべての演奏が終わるとステージに全バンドのメンバーが再登場。和やかに写真撮影を行うと、メンバーは次回の「Pyramid ACT」の開催を約束してイベントの幕を下ろした。

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Pyramid ACT ~Hand In Hand~
2017年9月14日 Zepp Tokyo セットリスト

9mm Parabellum Bullet

01. ロング・グッドバイ
02. Story of Glory
03. ガラスの街のアリス
04. Lost!!
05. Everyone is fighting on this stage of lonely
06. それから
07. ハートに火をつけて
08. Cold Edge
09. Punishment
10. 太陽が欲しいだけ

THE BACK HORN

01. ブラックホールバースデイ
02. 孤独を繋いで
03. 罠
04. 悪人
05. 美しい名前
06. グローリア
07. コバルトブルー
08. 刃

Nothing's Carved In Stone

01. Spirit Inspiration
02. Like a Shooting Star
03. The Poison Bloom
04. Red Light
05. Milestone
06. In Future
07. Sing
08. Out of Control
09. November 15th
<アンコール>
10. Shimmer Song
11. Isolation

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