サカナクション、ポルノグラフィティ、KICKら貫禄を見せつけた「SLS」2日目

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スペースシャワーネットワーク主催の野外フェス「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017」が、8月25~27日に山梨・山中湖交流プラザ きららで開催された。この記事では2日目の模様をレポートする。

サカナクション(撮影:岸田哲平)

サカナクション(撮影:岸田哲平)

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10-FEET(撮影:岸田哲平)

10-FEET(撮影:岸田哲平)[拡大]

時々晴れ間がのぞく過ごしやすい1日となった2日目は、湖畔に設営されたWATERFRONT STAGEでのiriによるパフォーマンスで幕開け。さらにSHE'SがFOREST STAGEのオープニングアクトとして登場し、伸びやかなサウンドを高らかに鳴らした。Mt.FUJI STAGEのトップバッターとして現れたキュウソネコカミは、「MEGA SHAKE IT!」を皮切りにハイテンションなステージを展開して熱狂の渦を作り出す。LAKESIDE STAGEの先陣を切った10-FEETは、「RIVER」「1sec.」「その向こうへ」といったライブの定番曲をプレイ。TAKUMA(Vo, G)は「いつも通りじゃないお前らを見れたら」と口にし、「暗い歌」という紹介に続き、涼しい風が吹く中で「太陽4号」を歌い上げシリアスなメッセージを伝えた。

水曜日のカンパネラ(撮影:岸田哲平)

水曜日のカンパネラ(撮影:岸田哲平)[拡大]

その後も各ステージで、各アーティストたちが熱演を披露する。Mt.FUJI STAGEの水曜日のカンパネラのアクトは、コムアイが神輿に乗り「マルコ・ポーロ」を歌いながら客席エリアを横断するパフォーマンスでスタート。「桃太郎」ではおなじみの透明のバルーンに入り観客に転がされながら歌い続け、エンタテインメント性の高いステージでオーディエンスを惹き付けていた。LAKESIDE STAGEでの9mm Parabellum Bulletのライブは前半は曇っていたが、菅原卓郎(Vo, G)が「太陽が欲しい!」と叫んで歌い出した「太陽が欲しいだけ」で太陽が雲間から姿を見せる瞬間も。奇跡のような場面にフィールドからどよめきがあがった。

フレデリック(撮影:古溪一道)

フレデリック(撮影:古溪一道)[拡大]

午後の早い時間帯には、Fear, and Loathing in Las VegasKANA-BOONフレデリックヤバイTシャツ屋さんDYGLなどダンサブルな楽曲を得意とするバンドが各ステージに登場した。フレデリックは35分、ほぼMCなしのノンストップのライブを披露。三原健司(Vo, G)の「ラスト、一番カッコいいフレデリック見せて帰ります」という言葉に続き、リリースされたばかりの「かなしいうれしい」を力強くプレイした。

KICK THE CAN CREW(撮影:岸田哲平)

KICK THE CAN CREW(撮影:岸田哲平)[拡大]

NICO Touches the Walls(撮影:西槇太一)

NICO Touches the Walls(撮影:西槇太一)[拡大]

「SWEET LOVE SHOWER」が東京・日比谷野外大音楽堂で行われていた時代に出演していたというKICK THE CAN CREWは、LAKESIDE STAGEに現れるとまずは「千%」を披露。3人は「マルシェ」「イツナロウバ」といった過去のヒット曲もパフォーマンスする一方、複雑な掛け合いゆえ「成功率1%」という「SummerSpot」などの新曲も存分に披露し、完全復活を観客に印象付けていた。SWEET LOVE SHOWER初出演となったsumikaのライブは多くの人が集まり大盛況に。片岡健太(Vo, G)の「(SLSの)参加賞でなく、ヒット賞を獲りに来ました。男も女も関係ない。全員抱き締めに来ました」という宣言通り、バンドは温もりがにじむ伸びやかな歌声とポップなサウンドでステージ一帯を包み込んでいた。また「SWEET LOVE SHOWER」の常連NICO Touches the Wallsは、キラーチューン「THE BUNGY」を皮切りに、清涼感あふれる湖畔に似合う「夏の大三角形」、攻撃的な「MOROHA IROHA」などを畳み掛けるように楽曲を投下。サポートメンバーの浅野尚志も交えた巧みなセッションを繰り広げる。

ポルノグラフィティ(撮影:古溪一道)

ポルノグラフィティ(撮影:古溪一道)[拡大]

岡野昭仁(Vo)の「わしらがポルノグラフィティじゃ!」という威勢のいい挨拶でスタートしたポルノグラフィティのステージは、「ハネウマライダー」「ミュージック・アワー」「アポロ」などヒット曲のオンパレードに。フィールドを埋め尽くす観客の激しい盛り上がりに、岡野は「こんな素晴らしい光景があるとは!」「この光景は一生忘れんね!」と感嘆し、新藤晴一(G)も「こっちも負けてられない」と意気込みギターをかき鳴らした。

銀杏BOYZ(撮影:上山陽介)

銀杏BOYZ(撮影:上山陽介)[拡大]

Cornelius(撮影:古溪一道)

Cornelius(撮影:古溪一道)[拡大]

銀杏BOYZがFOREST STAGEで情熱的なライブを繰り広げる一方、同時刻にCorneliusがMt.FUJI STAGEに登場。最新アルバム「Mellow Waves」からの楽曲を軸に、演奏、映像、照明演出がシンクロした緻密で凝ったパフォーマンスを展開する。目の前に広がる光景に観客は魅入り、「あなたがいるなら」でライブが終わると惜しみない拍手を贈った。LAKESIDE STAGEで2日目のライブアクトのトリを飾ったサカナクションは、レーザー光線や照明を駆使した演出を交え、楽曲を奏でていく。ライブの途中から会場上を魚をイメージさせる物体が浮遊し、湖畔から立ち上る霧によって会場内に幻想的な空気が漂う。そんな中、山口一郎(Vo, G)は「みんなまだまだ踊れる?」と呼びかけ、高揚感たっぷりのサウンドで観客を踊らせる。そして最後はドラマチックな「目が明く藍色」を届け、深い余韻を残して「SWEET LOVE SHOWER 2017」の2日目を締めくくった。

なお「SWEET LOVE SHOWER 2017」の模様は10月20日(金)から22日(日)の3日間にわたり、スペースシャワーTVで合計9時間放送される。

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スペースシャワーTV「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017 Day1 / Day2 / Day3」

DAY1

2017年10月20日(金)21:00~24:00
※リピート放送予定あり

DAY2

2017年10月21日(土)21:00~24:00
※リピート放送予定あり

DAY3

2017年10月22日(日)21:00~24:00
※リピート放送予定あり

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(c)SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017

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