最初に上映会を直前に控えた心情を問われた西野は「ここにいる皆さんが観終わったあとにどんな感想が浮かぶのかな……。楽しみな気持ちがいっぱいです。みんながんばったのでカッコいいって思ってもらえると思う」と自信をのぞかせる。またなぎなたの稽古について「なぎなた自体も重くて大変だったし、足の裏の皮がめくれそうになったり、腕が筋肉痛になったりいろいろ苦労したけど、いい経験になりました」と笑顔を見せた。また英監督は「面越しで見る美しさを楽しんでもらえたら」「(みんな)だいたいのシーンでうっすら泣いてるので(笑)」と笑いを交えつつも映画の見どころを語った。
以降はそれぞれの役作りについて振り返る。まず荒っぽいセリフやしぐさの多い八十村将子役を演じた桜井は「役をもらったときはみんなに『(普段の桜井と)キャラが違う』って言われたんですけど、自分ではそんなに違和感を感じていなくて。人生で初めて金髪にしたり、髪の毛を切ったりと形から入って、作り込んでいきました」と回想。舌打ちのシーンが多いことや監督から「もっと暴言を」と指示があったことを明かし、「意外と舌打ちって難しいんだなって思いました」と言いつつ、上達したという舌打ちを披露してみせた。中学時代は演じた紺野さくらと同様バレーボール部に所属していたという松村は「実際はバレーボール部でそんなに真面目にやってなかったので……。撮影ではみんなで一緒に一からなぎなたを始めたので、本当に入学したような気持ちやった。みんなで作ってるって感じがして青春でした」と声を弾ませる。
エースの宮路真春役を担当した白石は「真春はとにかくなぎなたが強くなきゃいけないので、特別厳しく指導すると言われて初日から心が折れそうになったんですけど」と弱気な一面を見せつつも、「でも実際になぎなたを始めてみると楽しいし、できてくるとうれしくて全然苦ではなかったです」とハツラツとした表情を見せる。新部長の野上えりを演じた伊藤は、チームを引っ張っていくという役柄から自身の役作りを実際乃木坂46のキャプテンを務める桜井に相談していたことを明かす。2人は「撮影の合間に田んぼの横を歩きながら話をしたよね」と当時を振り返り、桜井は伊藤の演技について「ちゃんと部長でした」と太鼓判を押した。
ライバル校の選手・一堂寧々を演じた生田は、その役作りについて「なぜ寧々ちゃんが気の強い性格なのかという背景が、映画にはあまり描かれていないので、監督さんと『怖いとか強いとかそういうイメージだけがつくともったいないよね』って話をして、寧々ちゃんのかわいらしさを表現できたかな」と明かす。また乃木坂46メンバーに囲まれた撮影について、富田は「撮影前にはちょっと不安があったんですけど」と言いつつも「(皆さん)ものすごく優しいんです! 『おいで」って感じで!」と熱弁。「初日に不安が解けた」と大絶賛すると、西野も「望生ちゃんがいてくれるだけで空気が和む。いつも明るいのでつられて元気になるなって思って本当に感謝でした」と感謝を述べた。
映画の見どころについて西野が「(西野演じる東島)旭が憧れの先輩である真春を呼び出して、くってかかるシーンがお気に入り。決意を込めた表情に注目してほしい」と力強くコメント。その撮影を見ていたという白石も「すごくカッコいいです!」と絶賛した。
その後、舞台では映画のヒットを祈願して鏡割りが行われる。割ったあとは樽の中に入っていたスポーツドリンクを全員で飲んで、映画のヒットを祈った。最後に西野が「いろんな人の力をあわせて作った素敵な作品です。皆さんも『あさひなぐ』を応援していただけるとうれしいです」とファンへメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
映画「あさひなぐ」は9月22日に全国ロードショー。
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- 映画『あさひなぐ』 公式サイト
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