ハコムス×RYUTist、待望のコラボCD年内に!?親睦深めたサマーパーティ

ハコイリ▽ムスメ企画ライブ「ハコムス野外音楽会SP～ハコムス×RYUTistのサマーパーティー!!～」が8月13日に埼玉・所沢航空記念公園 野外ステージで開催され、PENGUIN DISCのレーベルメイトであるハコムスとRYUTistによる3度目のツーマンライブが実現した。

音楽ライターの南波一海がタワーレコード内に設立したレーベル・PENGUIN DISCに立ち上げメンバーとして参加したハコムスとRYUTistの2組。昨年9月の新潟・SHOW!CASE!!、12月の東京・AKIBAカルチャーズ劇場でのレーベル企画ライブに続くコラボイベントとなった今回は、開放的なステージで夏らしいさわやかなパフォーマンスが繰り広げられた。

先攻を務めたRYUTistは、8月1日に発売されたばかりの「柳都芸妓」（りゅうとげいき）からのナンバー「わたしのこみち」「恋してマーマレード」や、2ndアルバム「日本海夕日ライン」からのサマーチューン「Sunset ガール」「日曜日のサマートレイン」など7曲を披露した。4人はステージや扇状に広がる客席を見渡し「広ーい！」と大喜び。新潟在住の彼女たちは最寄駅から会場までの道に迷ってしまったとのことで、「なかなかたどり着けなくて、ハコイリ▽ムスメさんのTシャツを着てる方に付いていきました」というエピソードで観客をほっこりさせた。最後はおなじみの“ゆるキャラさん紹介”を挟んでの「ラリリレル」でしめくくり、後攻のハコムスへとバトンをつないだ。

ハコムスはこの春より第4期メンバーの寺島和花、塩野虹、戸羽望実を加えた新体制で活動しているが、受験を控えた高校3年生の鉄戸美桜と阿部かれんは活動を休止するため、現メンバーそろってのステージはこの日よりしばらく見納めとなる。ライブは9人体制初の新曲「VIVA!トロピカル・サマーウォーズ」で幕を開け、「夏色キッス☆」「ストローハットの夏想い」「海へ行こう～Love Beach Love～」といったサマーチューンを連発。後半にはもう1つの新曲「真夏の恋のファンファーレ」も歌われた。合計9曲を披露するとハコムスはRYUTistを呼び込み、RYUTistの「海岸ROADでオトナッTunes!」と、ハコムスの「なかよし」を2組でコラボレーション。「なかよし」の間奏に差し込まれるおなじみのエア長縄飛びでは、広いステージで13人が横並びになりジャンプするというピースフルな光景が広がった。

ハコムスの新リーダー・我妻桃実は「徐々に（2組の）絆が深まっている感じがするので、せっかくレーベルも一緒だし、そろそろRYUTistさんとハコムスで、CDでもいいし、何か形にできたらいいなあ……なんて思ってるんですけど」と、音響ブースに立つレーベルヘッドの南波に目配せする。南波が手で大きな丸を作りながら「いいよー！」と叫ぶと、ステージ上の2組は喜びの声を上げ、客席にも大きな歓声が沸いた。メンバーからの「いつー？」の質問に南波は「年内！」と答えたが、2組のコラボ作品がどのような形で実現するのか、ファンは楽しみにしておこう。

なおハコムスがこの日披露した新曲2曲はCD化され、8月20日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場で行われる定期公演「ハコイリ▽ムスメの定期便8月号～花火に向かって駆ける向日葵たち～」より会場限定で販売される。