7月1日より全国8都市を回るツアーを開催してきたluz。最終公演となるZepp DiverCity TOKYOでのライブは彼の24歳の誕生日当日に行われ、バックバンドのメンバーであるLeda(G / Far East Dizain)、RENO(G)、MASASHI(B / Versailles)、LEVIN(Dr / La'cryma Christi)の4人やファンから祝福されるひと幕などもあった。
定刻を迎え、暗転したステージに颯爽と姿を現したluzは「待たせたな東京」と声をかけ、最新アルバムの表題曲「REFLEXION」でライブをスタートさせた。2曲目「R-18」では「最高の景色を届けに来たぞ! 覚悟はいいか?」と満員のオーディエンスを煽り、ファンを熱狂の渦に誘い込む。最初のMCでは24歳の誕生日を迎えたことを改めてオーディエンスに伝えながらも、自身は「実感がまだない」と心の内を明かす。フロアから上がる「おめでとう」の声に笑顔を返しつつ、彼は「飛ばして行くぞ!」と叫び、ライブの定番曲「一騎当千」をパフォーマンス。その後はアップチューンを連発した序盤とは打って変わって「エンジェルフィッシュ」「光」「僕の外側」といったバラードをしっとりと歌い上げ、ファンを魅了した。
ライブ中盤のMCでは、ステージ上の5人が「地球最後の日、バンドメンバーの誰と何をしていたい?」というテーマのもとトークを展開。Leda、MASASHI、LEVINがそれぞれバンドメンバーの名前を挙げると、選ばれなかったluzは少し不満気に。それを見たRENOは「luz、俺はお前が一番だよ」と声をかけてluzを指名。2人が熱い抱擁を交わすと、フロアからは盛大な歓声が上がった。最後にluzは「ここにいる全員とライブがしたいです!」とテーマを無視しながらもMCを締め、「Labyrinth」でライブを再開させた。ツアーのバンドマスターであるLedaが作詞作曲した「DISORDER」などを経て、ライブはクライマックスへ。本編最後の楽曲「Dearest, Dearest」では、luzだけでなくバンドメンバーもフロアのオーディエンスを焚き付け、盛大なコール&レスポンスを繰り広げた。
盛大なアンコールを受けてluzがステージに再び姿を現すと、バンドメンバーは少し遅れてluzへの誕生日ケーキを持って登場。バンドメンバーとファンは「Happy Birthday to You」を合唱してluzの24歳の誕生日を祝福した。「みんなありがとう。最高の誕生日です」と感謝の言葉を口にしたluzは、ツアーに帯同してくれたバンドメンバー1人ひとりにメッセージを贈る。バンドマスターのLedaに対しては、言葉を詰まらせながらも「ファイナルなんて嘘なんじゃないかなって。本当にこのメンバーでやれて幸せだし、Ledaさんがバンドをまとめてくれたからこそ、こうやってツアーをやりきることができました」と自身の心の内を明かした。最後のMCでluzは「僕はluzになって初めて生きている意味を知りました。自分がluzとしていられる理由をみんながくれるからこそ、僕は歌い続けられる」と語る。「いつも支えてもらってるから、みんながつらいときは僕が支えてあげたい」と発言した彼は、初めて自身で作詞を手がけた「With you」を歌唱した。計19曲を歌い終え、luzは「人生で一番幸せな日をありがとう」と声をかけ、名残惜しそうにしながらステージをあとにした。
luz「luz 2nd TOUR -Reflexion-」2017年7月23日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. REFLEXION
02. R-18
03. え?あぁ、そう。[Labyrinth ver.]
04. 一騎当千
05. DOLL
06. クイーンオブハート
07. エンジェルフィッシュ
08. 光
09. 僕の外側
10. Labyrinth
11. ビーストインザビューティ[Reflexion ver.]
12. REVOLVER
13. ロスティナメイズ
14. DISORDER
15. Dearest, Dearest
<アンコール>
16. ハートイーター
17. シンデレラ・パラドックス
18. カメリア・コンプレックス
19. With you
※「Reflexion」「REFLEXION」の「o」および「O」は、アキュートアクセント付きが正式表記。
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[CD+DVD] 2017年6月28日発売 / XYZ Production / SCCE-00011
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