このツアーは彼らが1stフルアルバム「illuminate」を携えて5月から実施しているもの。沖縄公演を残すのみとなったこの日は、ゲストにENDZWECKと
トップバッターを務めたENDZWECKは「僕らなんかSHADOWSの力がなかったらこんなステージに立てない」と謙遜しながらも「我々を呼んでくれるSHADOWSの心意気に応えていいライブをします」と意気込み、重厚なハードコアチューンを次々と叩き込んでいく。MCではAkifumi Mochizuki(Dr)がコーラスで参加したSHADOWSの「illuminate」のレコーディングでのエピソードを明かすひと幕も。終盤、「42」ではTakashi Uesugi(Vo)がフロアへ進み、「Destination」ではオーディエンスへマイクを向けてシンガロングを煽るなど、観客と距離の近いライブを展開していった。
続くROTTENGRAFFTYは「あっちゅー間に終わっちまうぞ! 一瞬を生き延びろ!」というN∀OKI(Vo)のシャウトを合図に「世界の終わり」でライブをスタートさせる。NOBUYA(Vo)による「次の曲でそっちに行って、みんなを踏もうと思う」という宣言ののちにプレイされた「THIS WORLD」では、NOBUYAが宣言通りにフロアへ。オーディエンスに支えられながら歌唱した。N∀OKIが「力全部使い果たしてSHADOWSに挑んでくれ」とファンを焚き付け、バンドはさらに「STAY REAL」「金色グラフティー」を連投。オーディエンスのテンションを引き上げ続けて、SHADOWSへとつないだ。
この日の会場、TSUTAYA O-EASTはFACTがラストライブを行った会場であることから、Hiro(Vo)はステージに登場すると「終わりのその先の始まりを作っていきましょうか!」と言い放ってライブをスタートさせた。バンドは盛大なシンガロングが発生した「Chain Reaction」、Takahiro(G, Vo) の奏でるアルペジオから始まるミディアムチューン「Homes To Stay」など、アルバム収録曲をたっぷりと聴かせていく。MCではメンバーが今回のツアーの各公演でファンの中から“BMP(ベストモッシュプレイヤー)”を選んでいることを発表。Hiroがこれについて「俺たちはこのライブハウスの楽しみ方、この遊び場が永遠に続いてほしいという思いがある」と説明すると、Kazuki(G, Vo)は「今日はこのままじゃBMPあげるヤツいねえなあ!」とファンを焚きつけていった。またKazukiのギターとHiroのボーカルのみで構成される「Sirens」を歌い終えたのち、Hiroが同曲について、メンバー間でも演奏順が未定で、Kazukiがイントロを演奏し始めたタイミングで始まるというスリリングな曲順であったことを明かし「めちゃくちゃ緊張したー」と安堵の様子を見せる場面もあった。
終盤にはHiroがツアーを振り返り「本当に成長できたなと思う」と回想。続けて「後悔しても何も始まらないから、俺にできることはこのステージに戻ることだったんだと思うし、戻ってきてよかったと思ってる」と改めてSHADOWSへの思いを口にした。彼の言葉を受けてフロアからは大きな拍手が送られたのち、バンドはさらに楽曲を続けて場内を熱気で満たす。アンコールではBMPも選ばれ、メンバーが口々に「最高!」と笑顔を見せてステージをあとにした。
「OPERATION ATTIC TOUR」は7月22日の沖縄・Outputにてツアーファイナルを迎える。またバンドはこの日のステージで自主企画イベント「PMAM vol.3」を8月12日に茨城・mito LIGHT HOUSEにて開催することを発表した。
SHADOWS「OPERATION ATTIC TOUR」(終了分は割愛)
2017年7月22日(土)沖縄県 Output
<出演者>
SHADOWS「PMAM vol.3 (Pit Me Against Myself)」
2017年8月12日(土)茨城県 mito LIGHT HOUSE
<出演者>
SHADOWS / Crystal Lake / SECRET 7 LINE / a crowd of rebellion
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