[Alexandros]、名古屋初開催「V.I.P. Party」で“新曲”だらけのレアセトリ

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[Alexandros]が昨日7月2日に愛知・日本ガイシホールにて、ワンマンライブ「Premium V.I.P. Party」を開催した。

川上洋平(Vo, G)(撮影:河本悠貴)

川上洋平(Vo, G)(撮影:河本悠貴)

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4月に行った千葉・幕張メッセ国際展示場での2DAYS公演をもって、半年にわたるツアー「[Alexandros] Tour 2016~2017 ~We Come In Peace~」の幕を下ろした[Alexandros]。名古屋では初開催となった「Premium V.I.P. Party」はツアー以来のワンマンライブ、さらには6月27日(火)に放送されたTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」内「アレキサンドLOCKS!」にて川上洋平(Vo, G)が“レア曲”満載のセットリストを用意していると予告していたため、ファンの間ではこの日のライブの内容に注目が集まっていた。

川上洋平(Vo, G)(撮影:河本悠貴)

川上洋平(Vo, G)(撮影:河本悠貴)[拡大]

開演時刻を少し過ぎた頃、会場後ろのサブステージに登場した川上は「Adventure」を歌い始める。彼が1コーラス歌い終えると、会場前方のメインステージで磯部寛之(B, Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)が演奏を開始した。川上は「Adventure」の最後のサビを歌いながら、2つのステージをつなぐ花道を通ってメンバーと合流。白井がギターで鳴らす高らかなイントロから「ワタリドリ」に突入すると、観客たちが一斉にジャンプし、会場が大きく揺れた。

磯部寛之(B, Cho)(撮影:渡邉一生)

磯部寛之(B, Cho)(撮影:渡邉一生)[拡大]

ウォールアートなどストリートカルチャーにフォーカスしたオープニング映像の上映を経て再びステージに現れた[Alexandros]は、1stシングル「city」のカップリングナンバー「You Drive Me Crazy Girl But I Don't Like You」を披露。ノリのいいギターサウンドとタイトなビートで場内は瞬く間に熱気を取り戻す。「She's Very」「?」では磯部が鳴らす剛健かつしなやかなベースラインが、「El Camino」では白井がダイナミックに弾く情熱的なギターフレーズが日本ガイシホールに響き渡った。川上は「今日は懐かしい曲をやりまくるぞ! 準備はいいか! 名古屋!」と焚き付け、美しいメロディのミドルチューン「Rise」、庄村の怒涛のドラミングが光る「Stimulator」、スケール感のあるバラード「サテライト」などを熱唱。その後、ステージに1人になった川上はアコースティックギターの弾き語りで「美術館」をしっとりと届けた。

庄村聡泰(Dr)(撮影:河本悠貴)

庄村聡泰(Dr)(撮影:河本悠貴)[拡大]

ライブ中盤では「言え」より「Grand Daddy」、「spy」より「Dance With the Alien」、「Forever Young」より「Onion Killing Party」とシングルのカップリング曲をサブステージにてメドレー形式で披露。[Alexandros]は川上が作詞作曲を主に手がけているが、これらの楽曲は彼以外のメンバーも作曲に携わっており、「Onion Killing Party」を作曲した“玉ねぎ嫌い”の庄村は「俺は大嫌いだー!」と演奏前に絶叫していた。“B面曲”はその後も続き、8thシングル「Run Away / Oblivion」のカップリング曲の「Paint Your Socks Into Pink」が発売から3年半越しで初披露され、ファンは歓喜の声をあげた。

白井眞輝(G)(撮影:河本悠貴)

白井眞輝(G)(撮影:河本悠貴)[拡大]

花道を歩いてメインステージへと移動したメンバーは「Kill Me If You Can」で後半戦をスタート。「Girl A」や「Kaiju」とツアーで鍛え上げられた楽曲たちでフロアのボルテージを引き上げていく。「Kick&Spin」では花道上で白井と磯部が互いのサウンドをぶつけ合い、さらに観客をヒートアップさせた。終盤、川上は名古屋で初めてライブをした場所がAPOLLO THEATER(現:APOLLO BASE)だったこと、集客が振るわなかった当時のことを回想。“近いようで遠い場所”だったという名古屋で今ではフェスのトリを務め、日本ガイシホールでの単独公演をできることへの喜びを噛み締める。そして「もっと大きい会場でやりたい。そのためにもっと最高な曲とパフォーマンスを届けたい」と野望を語った。そんなMCを経てバンドは「You're So Sweet & I Love You」「Starrrrrrr」「ムーンソング」を連続で披露。サポートメンバーのRose(Key)がステージを去ったあと、4人で「Untitled」を演奏し、本編を締めくくった。

[Alexandros]「Premium V.I.P. Party」愛知・日本ガイシホール公演の様子。(撮影:渡邉一生)

[Alexandros]「Premium V.I.P. Party」愛知・日本ガイシホール公演の様子。(撮影:渡邉一生)[拡大]

アンコールでは川上が「ガイシホールの屋根ぶっ飛ばそうぜ!」と言い放つ場面も。キラーチューンの「city」やPrimal Scream「Accelerator」のカバーでアグレッシブなパフォーマンスを繰り広げ、ライブを締めくくった。メンバー退場後、会場のビジョンには[Alexandros]の写真と共に“新しいことに取り組んでいる”ことを意味する「working on new stuff」の文字が映し出されていた。約1カ月間、曲作りのためにニューヨークのブルックリンで4人暮らしをしていたという[Alexandros]の今後の活動にも注目しよう。

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[Alexandros]「Premium V.I.P. Party」2017年7月2日 日本ガイシホール セットリスト

01. Adventure
02. ワタリドリ
03. You Drive Me Crazy Girl But I Don't Like You
04. She's Very
05. ?
06. El Camino
07. Rise
08. Stimulator
09. Leaving Grapefruits
10. サテライト
11. Aoyama
12. 美術館
13. Grand Daddy~Dance With the Alien~Onion Killing Party~Paint Your Socks Into Pink
14. Kill Me If You Can
15. Girl A
16. Kaiju
17. Kick&Spin
18. You're So Sweet & I Love You
19. Starrrrrrr
20. ムーンソング
21. Untitled
<アンコール>
22. (謎曲)
23. city
24. Accelerator

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Alexandre @alexandre_ishii

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