ヤバイTシャツ屋さんツアーファイナルに3頭の動物と2800人の老若男女

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ヤバイTシャツ屋さんが6月16日に東京・新木場STUDIO COASTにてワンマンライブを開催した。

ヤバイTシャツ屋さん「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by keiju kawase)

ヤバイTシャツ屋さん「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by keiju kawase)

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このライブはヤバTが4月にリリースしたシングル「どうぶつえんツアー」のリリースを記念して実施した初のワンマンツアー「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」のチケットが完売したことを受けて行われたもの。新木場STUDIO COAST公演のチケットもソールドアウトし、会場にはチケット争奪戦を勝ち抜いた約2800人のファンが集まった。

ヤバイTシャツ屋さん「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by keiju kawase)

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開演時刻になるとステージにはライオン、ウサギ、クマがステージに慌てた様子で登場。3頭は「僕たち、ヤバイTシャツ屋さんです」と自己紹介し、人間から動物の姿になってしまったためライブができないことをファンに申し訳なさそうに報告する。残念がる声が上がる中、ライオンは2800人の“タンクトップパワー”を集めるとすさまじいエネルギーが生まれ、人間に戻ることができると解決策を提案。2800人が「タンクトップ! タンクトップ!」と叫び、ステージ上に巨大な“タンクトップ神”を降臨させると、3頭は人間の姿に戻り「Tank-top of the World」でライブをスタートさせた。

ヤバイTシャツ屋さん「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by keiju kawase)

ヤバイTシャツ屋さん「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by keiju kawase)[拡大]

「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」を披露したあと、ヤバTは観客の年齢を調査。下は4歳から上は55歳まで、老若男女が集まっていることに驚きつつ観客とのコミュニケーションを楽しんだ。しばたありぼぼ(B, Vo)がメインボーカルを取る「L・O・V・E タオル」では観客がタオルを回す圧巻の光景に。こやまたくや(G, Vo)がフロア上空に吊るされた“DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ”を指差したことをきっかけに始まった「DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ」では観客のシンガロングで会場が満たされた。

こやまたくや(G, Vo)(Photo by keiju kawase)

こやまたくや(G, Vo)(Photo by keiju kawase)[拡大]

模造紙を使って大阪の地名を説明したヤバTは、しばたの学生時代のバイト先について歌った「ばたばたしばたさん」や「天王寺に住んでる女の子」などローカルネタを盛り込んだ楽曲でフロアを盛り上げていく。「喜志駅周辺なんもないで盛大なコール&レスポンスを行ったあと、こやまは「平日の夕方に2800人。ついこの前まで(三国ヶ丘)FUZZに5人集めるのに必死やったのに。何があるかわからへんなあ」と感慨深げにコメント。しばたもファンとスタッフへの感謝の気持ちをあいうえお作文で述べた。そんな中、こやまは「あれ? もりもり何食べてるん!?」ともりもりもと(Dr, Cho)に問いかける。もりもとは「ガム」と答え、それを受けて彼らはロッテ「キシリトールガム」発売20周年記念プロジェクトのために書き下ろした新曲「とりあえず噛む」を初披露した。

もりもりもと(Dr, Cho)(Photo by keiju kawase)

もりもりもと(Dr, Cho)(Photo by keiju kawase)[拡大]

ヤバTが「スプラッピ スプラッパ」でラストスパートをかけると、フロアには観客たちによって大量の“虹のゲート”が出現。観客たちはそのゲートをくぐったりモッシュをしたりと、思い思いに彼らのサウンドを楽しみ、ラストの「ヤバみ」まで全力で暴れまくった。アンコールではこやまが「ツアーファイナルのアンコールと言えば重大発表ですね!」と9月20日に5thシングル(タイトル未定)のリリースが決まったことと、この日のライブの模様が映像化されることを発表。その後、バンドはアコースティックサウンドが新鮮な「肩 have a good day」を披露し、もりもとは口笛を高らかに吹き鳴らした。なおこの楽曲でこやまは事務所の先輩である10-FEETのTAKUMA(Vo, G)から借りたアコースティックギターを演奏した。

しばたありぼぼ(B, Vo)(Photo by keiju kawase)

しばたありぼぼ(B, Vo)(Photo by keiju kawase)[拡大]

こやまは「行けんのか新木場ー!」と焚き付けるも、我に返った様子で「でもさ、バンドマンがよく言う『行けんのかー!?』ってどこに行くんかな?」と首をかしげる。するとしばたは「うーん、ステップアップするならZepp Tokyoで2DAYSじゃない?」と秘めたる野望を明かし、こやまもそれに乗っかる形で「Zepp Tokyo 2DAYS! 行けんのかー!?」と観客を煽る。フロアのテンションが高まったところでキャノン砲から銀テープが発射され、3人はキラーチューン「あつまれ!パーティーピーポー」を投下。大盛況の「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」を締めくくった。

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ヤバイTシャツ屋さん「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」2017年6月16日 新木場STUDIO COAST セットリスト

01. Tank-top of the World
02. 寝んでもいける
03. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
04. L・O・V・E タオル
05. DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ
06. Don't stop SNS
07. ZIKKA
08. ばたばたしばたさん
09. ウェイウェイ大学生
10. 天王寺に住んでる女の子
11. 週10ですき家
12. 喜志駅周辺なんもない
13. とりあえず噛む
14. 反吐でる
15. 流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い
16. スプラッピ スプラッパ
17. 無線LANばり便利
18. ネコ飼いたい
19. ヤバみ
<アンコール>
20. 肩 have a good day
21. あつまれ!パーティーピーポー

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