東名阪で展開されたこのツアーでバンドは、各公演で先輩アーティストと競演。ファイナルとなった東京公演ではレーベルメイトの
途中のMCで蒼山は「LILI LIMITはレーベルメイトで。さっき歳を聞いたら、わりと同世代ということで。実は今回対バンするのが初めてでリハ終わりで、改めて挨拶タイムがあったんだけど、お互い人見知りでぎこちない顔合わせがありました。このあと、仲よくなれたらいいなと思っています」と語り会場を笑わせる。そして4人は後半戦の幕開けを「メルシールー」で飾り、最新アルバム「ETERNALBEAT」の収録曲「君の夢」「アシンメトリ」「ETERNALBEAT」を続けてパフォーマンス。会場を大いに揺らしてステージをあとにした。
続くLILI LIMITは、1曲目の「Festa」から高揚感のあるサウンドでフロアを満たしていく。「Kitchen」「h.e.w.」を演奏したのち、牧野純平(Vo)は「『-LILI LIMIT presents Entrance-』へようこそ。ねごとさん、カッコよかったですね! ありがとうございます! 最後まで楽しんでいってください」と述べ、「僕らのことを初めて観る人もいると思うので、僕らの今までも知ってもらえたらと思ってひさしぶりの曲もやります」と「at good mountain」につなげる。
序盤のMCで牧野は「僕はこうやって生のライブができていて、こうやってお客さんが集まってくれて、一緒に音楽ができる仲間がいて、一緒に前に行こうとしてくれるスタッフのチームがあって、僕はホントにうれしく思います。本当に、今日来てくれてありがとう」と観客に思いの丈を語る。そして、「どうしても春になったら歌いたくなる曲があって。それは別れから僕が経験して得たものをただ単に言葉にしてる歌なんだけど」という紹介から「lycopene」を歌い上げた。さらに「『lycopene』からちょうど1年経った僕の思いを書いた歌です」と語り、「A Short Film」をパフォーマンスした。
後半のMCでは黒瀬莉世(B)と志水美日(Key)を中心にトークが展開される。志水は「(ねごとは)私、学生のときから好きだったんですよ。まさか対バンできるとは。すごい気持ちだった」と感慨深そうに語り、黒瀬も「先輩バンドをお呼びしてツアーを回って来たんですけど、東京、大阪、名古屋と、ほんとにいい音楽に触れて、勉強になったし、吸収するものが多かったツアーでした」と振り返った。そんな言葉を受けて牧野が「auのCMといえば、ねごとの『カロン』、それとASIAN KUNG-FU GENERATIONの『ブラックアウト』。今日はこういうつながりで特別な日なので『ブラックアウト』やろうと思います」と口にして「ブラックアウト」のカバーに。LILI LIMIT流のアレンジを施したサウンドに観客は楽しげに聴き入る。
その後、シンガロングを巻き起こした「Girls Like Chagall」と「LIKE A HEPBURN」が続き本編は終了。アンコールを求める声に応えて再びステージに現れたメンバーは、6月28日に新作CD「LAST SUPPER EP」をリリースすることを報告する。さらに、同作に収録される「最後の晩餐」をテーマにした新曲「LAST SUPPER」を届け、爽快な余韻を残してツアーに幕を下ろした。
-LILI LIMIT presents Entrance- 2017年4月28日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
ねごと
01. DESTINY
02. カロン
03. シンクロマニカ
04. cross motion
05. mellow
06. メルシールー
07. 君の夢
08. シグナル
09. アシンメトリ
10. ETERNALBEAT
LILI LIMIT
01. Festa
02. Kitchen
03. h.e.w.
04. at good mountain
05. seta gaya
06. lycopene
07. A Short Film
08. ブラックアウト
09. Girls like Chagall
10. LIKE A HEPBURN
<アンコール>
11. LAST SUPPER
LILI LIMITのリリース情報
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リンク
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