但野正和(Vo)は解散を決めた理由について「『この5人で良いものを作っていくことが出来ない』そう思ってしまったからです」と説明し、「一番の原因は、結局は俺のリーダーシップ不足だわ」とつづっている。また「俺たち5人が、この先、ただ死んだように生きていくんじゃなくて。輝いて生きていくために辿り着いた結論です」と述べている。
なおバンドは5月から6月にかけて、ラストライブを含むツアー「GEKOKUJO! -2017巣立ち-」を開催。ツアー会場ではラストシングル「ディアマイフレンド」を販売する。
最終少女ひかさは2013年に結成され、北海道を拠点に活動を展開。今年3月に1stミニアルバム「最期のゲージュツ」をリリースしたばかりだった。
但野正和 コメント
あまり深刻にはしたくない。悲しい気持ちにはさせたくない。長くならず、サラッと伝えたい。
いくら考えてみても。なんて言えばいいか分からなくて。勇気が出なくて。このまんまでは、とても言いだせそうにないので。
メールを打つように。
そう思いながら、伝えていくことにします。きっと長くなる。でも、まぁ俺はいつもそうだ。
2017年6月23日に札幌sound lab moleでワンマンライブ。
それが最終少女ひかさの、最後のライブになります。
そのライブが終わると同時に、解散します。
原因、理由。
気になると思うんだけど。ひとことじゃ言えないし。みんながスッキリするような、適切な言い方も見当たりません。
ただ、
「この5人で良いものを作っていくことが出来ない」
そう思ってしまったからです。(ハッキリとしない言い方に聞こえるだろうけど)
どうしてそんな結論に至ったのか。一番の原因は、結局は俺のリーダーシップ不足だわ。
ひかさの音楽。沢山の人が好きになってくれた。ライブに来てくれる人から
「ひかさのライブを楽しみにまた頑張れる」「生きていける」「支えになっている」
そんな言葉を伝えられることもあった。口頭だったり。手紙だったり。勝手に覗くSNSの投稿だったり。
俺は、照れてただ笑っていたり。
「大袈裟だなぁ」なんて思ってたけど。
でも、それがお世辞でも嘘でもないことは分かっていた。伝わっていた。
果たせないままの約束もある。随分とでかいこと、歌詞にも書いてしまってる。証拠として残っちまってる。
嘘じゃなかったけど。嘘になるのか。情けねーな。
どんな前向きな言葉を並べようが。悲しいもんは悲しいだろうし。
今後のそれぞれの人生応援してくれだなんて言ったって。
ひかさの代わりには、誰もなれない。
いつもの5人が揃って、最終少女ひかさ。
ただひとつだけ。
俺たち5人が、この先、ただ死んだように生きていくんじゃなくて。輝いて生きていくために辿り着いた結論です。
謝られたくないかもしれないけど。
謝りたい。本当にごめん。解散するわ。
6月23日までは最終少女ひかさです。
好きでいてくれる人の存在は、いつも俺たちの支えでした。本当にありがとう。
最終少女ひかさ 但野正和
GEKOKUJO! -2017巣立ち-
2017年5月14日(日)大阪府 Shangri-La ※ワンマンライブ
2017年5月16日(火)香川県 高松TOONICE
2017年5月17日(水)広島県 CAVE-BE
2017年5月19日(金)福岡県 public space 四次元 ※ワンマンライブ
2017年6月9日(金)東京都 UNIT ※ワンマンライブ
2017年6月11日(日)愛知県 CLUB ROCK'N'ROLL ※ワンマンライブ
2017年6月23日(金)北海道 Sound Lab mole ※ワンマンライブ
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