昨日4月9日に東京・新木場STUDIO COASTで
3月にリリースされた最新アルバム「平凡」を引っさげて行われたこのツアー。本公演でのバンド編成は“無敵のファンクギャングドレスコーズ”と銘打ち、志磨遼平(Vo)、有島コレスケ(G)、山中治雄(B)、ビートさとし(Dr /
不穏な雰囲気漂うSEが会場に鳴り響く中、まずは「common式」でライブはスタートした。オールバックの髪型に、白いスーツ姿の志磨はもつれるような足取りでステージに登場。Talking Headsの映画「ストップ・メイキング・センス」のワンシーンを彷彿させる足踏みダンスを有島、山中と共に披露し、序盤からオーディエンスを惹きつけた。
「平凡アンチ」の演奏が終わると、志磨は乱れた髪にゆっくりとくしをあて、綺麗に整えていく。その姿を見た観客は興奮した様子で歓声を上げた。ハイテンションな序盤から打って変わり、「towaie」ではムーディなサウンドでフロアを包み込んでいく。有島もボーカルを務めた「メロディ」では志磨がその場に座り、落ち着いた様子で歌い込む様子も見られた。
「規律 / 訓練」演奏時には、志磨がスーツのジャケットを脱いでYシャツ姿に。腰を曲げてセクシーなステップを踏んでステージ上を闊歩したり、ホイッスルを吹きつつ観客にダンスを促したりとさまざまなパフォーマンスを繰り広げた。後半に入ると山中、ビートさとし、堀嵜が重厚なリズムを刻んだ「Automatic Punk」、志磨が手にした拡声器からけたたましいサイレン音が鳴り響いた「人間ビデオ」などファンク色の強いナンバーを立て続けに披露。十分に会場を温めたところで、ノスタルジックな曲調の「アートvsデザイン」で本編は終了した。
アンコールの「人民ダンス」では堀嵜のフリーキーなボンゴと、福島、MAKOTO、村本の3人による突き抜けるようなブラスサウンドが、フロアを開放感あふれる雰囲気に変えていった。そしてラストナンバーの「20世紀(さよならフリーダム)」では、志磨が「さようなら、デヴィッド・ボウイ! さようなら、チャック・ベリー!」とリスペクトを捧げるアーティストたちに別れを告げるように叫ぶ。そして「さようなら、20世紀! どうもありがとう!」とオーディエンスに感謝の思いを伝え、今回のツアーを締めくくった。
ドレスコーズ「the dresscodes 2017 "meme" TOUR」
2017年4月9日 新木場STUDIO COAST セットリスト
01. common式
02. 平凡アンチ
03. マイノリティーの神様
04. towaie
05. メロディ
06. ストレンジャー
07. 規律 / 訓練
08. Automatic Punk
09. ヒッピーズ
10. エゴサーチ&デストロイ
11. 人間ビデオ
12. ゴッホ
13. アートvsデザイン
<アンコール>
14. 人民ダンス
15. 20世紀(さよならフリーダム)
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リンク
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