ばってん少女隊、ツアーファイナルで結成2周年イベント＆キケチャレ！コラボを発表

ばってん少女隊のワンマンツアー「ばってん少女隊の、田舎娘が四大都市のライブハウスを巡るツアー」が昨日4月6日に東京・LIQUIDROOMにてファイナルを迎えた。

このツアーは彼女たちの活動拠点である福岡のDRUM LOGOSにてスタート。キャリア初となる名古屋、大阪でのワンマン公演を成功させた6人は所属事務所スターダストプロモーションのお膝元、恵比寿で最終公演を行った。オープニングナンバー「夢のキャンバス」を6人が歌い始め、ステージ前の紗幕が振り落とされると、仮面を付けたメンバーが登場。彼女たちは仮面を観客エリアに投げ入れ、弾けんばかりの笑顔で「知っとっちゃん」になだれ込む。最新シングル「すぺしゃるでい」では観客と共にツーステップを踏み、会場の熱気をグングン引き上げていった。

自己紹介パートでは4月に入り、それぞれ学年が1つあがったことを報告。高校受験が終わり、この春から高校生となる春乃きいなと瀬田さくらは中学3年生になる西垣有彩に高校受験に向けて早いうちから勉強するべきとアドバイスするも、西垣は「私は頭いいから」と余裕の様子だった。最初のMCを終えた6人はキャッチーなサビが印象的な新曲「びびび美少女」でキュートなダンスを披露し、フレデリック「セーターを脱がさないで」のカバーや、同じくフレデリックが提供した「コトバテニス」ではアンニュイな表情を見せる。その後彼女たちがロカビリー調の新曲「とーと。」を初披露すると、ノリノリで踊る6人につられて観客も一斉に踊りだした。

山内惠介の歌をフィーチャーした自己紹介ソング「のびしろ行進曲」ではチェッカー柄とストライプ柄の衣装から、ばってん少女隊の頭文字「B」が左胸にデザインされたワンピースに早着替え。さらに希山愛が早口言葉を披露するパートでは、希山が西垣が差し出したカンペを読み上げる形で「結成2周年ライブ、福岡スカラエスパシオで2デイズ」というサプライズ発表を行い、会場が騒然となった。この2周年ライブは6月10、11日に福岡・スカラエスパシオにて開催される。

ライブ後半戦では「また明日」や「ラブリースマイリーベイビー」といった私立恵比寿中学のカバーや「ころりんHAPPY FANTASY」などが披露された。ラストは大盛り上がり必至のナンバー「よかよかダンス」。フロアの熱気は最高潮に達し、ライブ本編は幕引きとなった。

アンコールにはばってん少女隊が出演することが決定している「YATSUI FESTIVAL! 2017」のホストであるエレキコミックのやついいちろうが登場。彼の所属する女装ユニット・キケチャレ！とばってん少女隊のコラボ曲がキケチャレ！のアルバムに収録されることが発表された。さらにやついはレコーディングやミュージックビデオ撮影も済ませたことも明かし、ステージを去った。残るばってん少女隊の6人は「さよならDESTINY」、新曲「STORM!」、「おっしょい！」の3曲を披露。最後に1人ずつツアーを終えた心境や感謝の気持ちを語り、最後は上田理子が「私たちはこれからもどんどん成長していきますので、これからもばってん少女隊から目を離さないでください。皆さんに最高の音楽をお届けすることを約束します」とコメントを締めくくる。そして「いつかホンモノの……」とメンバーに振り、6人は「逸材と呼ばれるように」と言いながら手を高く掲げた。

なおばってん少女隊はこのツアーの初日で6月下旬に1stアルバム「ますとばい」をリリースすることを発表している。